豊川稲荷境内にある現役としては日本最古の丸型郵便ポスト
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豊川稲荷境内にある現役としては日本最古の丸型郵便ポスト 2021年5月14日現在

 上の写真は、愛知県豊川市にある有名な豊川稲荷の境内にある丸型郵便ポストです。

 豊川稲荷境内の寺務所(立願所)の前に設置されています。

 写真で見ると、ちょっと右側に傾いて設置されているような気もします。

 一見、レトロで懐かしい普通の丸型郵便ポストに見えますが、なんと!この丸型ポストは、現在も利用(投函)することができる現役の郵便ポストとしては日本最古のものとなっているそうです。

 今まで何回も豊川稲荷を訪れたことがあるのですが、まさか、あの豊川稲荷の境内にこのような貴重なものがあるとは全く知りませんでした。

 この丸型郵便ポストは、1912年製(明治45年/大正元年)ということらしく、製造されてすぐに設置されて利用が開始されていたとしたら、なんと、これまで約108年にわたって郵便ポストとして活躍してきたことになります。

 今まで、どれほど多くの人々の想いがつづられた郵便物をこのポストは見届けてきたことでしょうか。

 日本では、1970年代まではこのような円筒形の丸型ポストが主役でしたが、現在では箱形ポストが主流となっています。

 写真では、このポストはとても綺麗な状態が保たれていますが、2013年に復元塗装が施されたそうです。

 今回、この丸型ポストの存在を知ったのは、2005年4月に発売されたトミカのセット「オリジナルトミカ 郵便車コレクション2(名古屋市内限定版)」に付属しているミニチュアの丸型ポストがきっかけでした。

 丸型ポストのことをネットで調べていたところ、この豊川稲荷境内の現役日本最古の丸型ポストの存在を知りました。

 とても貴重な歴史的資産だと思いますので、使える限りは使って頂いて、使用に耐えなくなったら、どこかの博物館や豊川稲荷さんにおいて保存していって欲しいものです。





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丸型ポストの右側面

 郵便物の投函口の上部に庇(ひさし)が付いた、丸型庇付ポストとなっています。


丸型ポストの左側面

 ポストの台座となっている石の部分にも年季を感じさせるものがあります。

 ただ、台座は、ポストの設置当時からあるものかどうかはわかりません。




投函口周辺の様子
(←写真左)

 投函口のある円形の部分には、桜や郵便マーク(〒マーク)などがデザインされ、金色に塗られているようです。

 2013年に復元塗装が施された際に、当時の塗装をはがすと、円形の部分はもともとは金色に塗装されていたことがわかったのだそうです。

 ポストの正面中央部分には「郵便 POST」と刻印されています。

 その下には「郵政創業150年」と書かれたシールが貼られていました。



丸型ポストの裏側の様子
(←写真左)

 今も現役であることを示す、郵便物の取集予定時刻が書かれた用紙が掲出されていました。



丸型ポスト下部にあった刻印
(←写真左)

 刻印は古い字体であったり、摩耗しているため、わたしには、はっきりとは判読できませんでした。

 刻印は2行あり、上の行はおそらく「名古屋○○○○」(※○印部分は判読できず)、下の行は「北野鉄工○」と刻印されているのではないかと思います。

 あとで調べてみたら、2013年に復元塗装が施された際に、当時の塗装をはがすと、この刻印は「名古屋市嶋崎町 北野鉄工所」と刻印されていたそうです。



丸型ポストを斜め前方から見る
(←写真左)

 丸型ポストの後ろ側に建っている寺務所(立願所)が古い建築様式のため、このようなレトロな雰囲気の丸型ポストがここにあることに、あまり違和感を感じることはありませんでした。

 むしろ、近年の標準となっている現代型の箱形ポストがあるほうが、豊川稲荷境内の風景や雰囲気とはマッチしなかったかもしれません。

 このポストがいつまでも活躍してくれることを願ってやみません。




総門から豊川稲荷境内に入った場所の様子

 上の写真は、豊川稲荷の入口となっている総門から境内に入ったすぐの場所から、豊川稲荷境内の様子を撮影したものです。

 この日、豊川稲荷を訪れたのは、本ページにてご紹介しています現役日本最古の丸型ポストに出会うことが目的でしたので、上の写真のように、総門をくぐってすぐに赤い丸型ポストに気付いた時は、驚くとともに嬉しさも感じました。

 まさか、総門をくぐってすぐに目に入ってくるとは思っていなかったからです。

 上の写真の黄色い矢印が指し示す場所に丸型ポストはあります。





豊川稲荷境内の寺務所(立願所)と現役日本最古の丸型郵便ポスト

 丸型郵便ポストと豊川稲荷境内の寺務所(立願所)を撮影したものです。

 寺務所(立願所)のその立派な造りに、おおげさかもしれませんが、まるで二条城のようだ、と思ってしまいました。

 写真を撮っている時に、ちょうど郵便配達の方が寺務所を訪問していました。






豊川稲荷本殿
(←写真左)

 豊川稲荷は、正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)といい、1441年に創建され、現在では日本三大稲荷のひとつとされています。

 年始は特に参拝客で賑わい、年間約500万人が訪れるそうです。

 境内奥のほうには、霊狐塚(れいこづか)もあって、1,000体以上の狐(キツネ)の石像が安置されています。


豊川稲荷表参道
(←写真左)

 お腹が空いたときの食堂や、おみやげ屋さんなどが建ち並んでいます。

 豊川稲荷の入口となっている総門の向かい側にあります。





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