EF65-2127+シキ1000形
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2014年2月23日(日)に、東海道本線の豊橋~二川間を豊橋駅方面(名古屋・稲沢方面)へ行く、EF65-2127+シキ1000形(シキ1002D1+シキ1000D1・回1-1・9863レ)です。
国道1号の「新二川跨線橋」から撮影したもので、写真右方向へ約1.3km辺りのところに二川駅があります。
けん引機は、JR貨物の新鶴見機関区所属の「EF65-2127」でした。
この「EF65-2127」は、元1127号機(川崎重工・東洋電機 1979年8月1日新造)で、車両正面の貫通扉が、広島車両所にて更新工事が施工された機関車の塗装色で「広島更新色」といわれる「からし色」なのが最大の特徴となっています。
広島車両所を「広島更新色」で出場した他のEF65は、全般検査で塗り替えられたり廃車されてしまったようで、現時点で正面貫通扉が「からし色」のEF65は、この2127号機のみのようです。
今回輸送されたのは、2014年(平成26年)3月2日(日)に、春日井(中央本線)から南松本(篠ノ井線)まで、愛知電機(愛知県春日井市に本社を置く中部電力グループの変圧器メーカー)製造の中部電力向けの大型変圧器を輸送(特大貨物)するために使用される予定の「シキ1000形」の「シキ1002D1」と「シキ1000D1」の2両です。
この「シキ1000D1」は、宇都宮貨物ターミナル常備とされているようです。
「シキ1000形貨車」は、当初は日本通運が所有する私有貨車として、1975年(昭和50年)から1979年(昭和54年)にかけて合計3両が日本車輌製造にて製造されて変圧器などの特大貨物の輸送に使用され、現在はJR貨物が所有(1990年に日本通運から購入)する55t積の貨車(大物車)なのだそうです。
全長 24,400mm、自重は53tで、荷役作業を効率化するために荷受梁を分割可能とした「分割低床式」を国鉄で初めて採用した大物車なのだそうで、走行装置などの各部構造が改良されて、一般貨車と同一の75km/h走行や一般貨物列車との混成が可能とされたそうです。
今回の「シキ1000D1」の春日井(中央本線)までの回送輸送経路(回1-1)は、宇都宮貨物ターミナル→小山→白岡→大宮操車場→新座貨物ターミナル→府中本町→新鶴見信号場→川崎新町→川崎貨物→川崎新町→横浜羽沢→大船→相模貨物→小田原→熱海→沼津→静岡貨物→西浜松→新所原→稲沢→春日井となっていたようです。
なお、3月2日(日)に春日井から南松本まで変圧器を輸送(特大貨物)した後は、3月7日(金)に南松本→塩尻→甲府→八王子→立川→府中本町→新鶴見信号場→川崎貨物の経路(回1-2)で関東地方に戻される予定のようです。
(※詳細「Wikipedia」など参照)
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2014.02.23現在
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