トミカ ブラバム BT46 アルファロメオ No.F61-1 1978年12月発売 ニキ・ラウダ 日本製
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ブラバム BT46 アルファロメオ
(No.1 ニキ・ラウダ)

 1978年12月に発売された「ブラバム BT46 アルファロメオ」(No.F61/外国車シリーズ・イギリス車)のトミカ(日本製/No.F61-1-1)です。

 「ブラバム BT46 アルファロメオ」は、1978年のF1シリーズ第3戦「南アフリカGP」においてデビューし、1979年の開幕戦「アルゼンチンGP」まで使用されたF1マシンで、当時のドライバーだったニキ・ラウダ、ジョン・ワトソン、新人のネルソン・ピケのドライブにより、トップグループの一角として活躍したマシンです。

フロントビュー
 カーナンバーは「1」となっていますので、ニキ・ラウダ(Niki Lauda)がドライブしたマシンがモデルとなっています。(ジョン・ワトソンはカーナンバー「2」)

 デザイナーは、後にマクラーレンのF1マシン「MP4/4」(1988年にセナ、プロストにより全16戦のうち15勝、セナが初のドライバーズチャンピオンとなったホンダエンジン搭載のマシン)やロードカー「マクラーレン・F1」を開発したことでも知られるゴードン・マレーが担当し、1977年に発表され、ラジエーターやオイルクーラーに代わる表面冷却システム(サーフェイス・クーリング)という新機軸を採用して注目を集めたそうです。

 しかし、新機軸の表面冷却システムは、テスト走行において、ボディ表面に発生する境界層が冷却装置の熱交換を妨げ、真冬のシルバーストーンサーキットでも水温がオーバーヒートしてしまったそうで、対策が実戦デビューに間に合わず、実戦では使用されなかったそうです。

 トミカには、当時フェラーリからブラバムに移籍・新加入したニキ・ラウダ(当時29歳)が持ち込んだスポンサーの「パルマラット」(parmalat/イタリアの乳製品を主として扱う食品会社)のロゴや、「ALFAROMEO」、「GOOD YEAR」などのロゴマークなどが描かれています。(一部はシール)

 実戦デビューした「ブラバム BT46」は、ラジエーターはノーズに戻され、二重フロントウイングの間に薄い一体型のラジエーターを置く「ラジエーターウイング方式」とされ、オイルクーラーはエンジンカウルの横に張り出して設置されたそうです。

 また、エンジンは、最高出力500馬力のアルファロメオ水平対向12気筒エンジンを搭載し、フレームは「BT44」で成功した三角断層のフルモノコックで、そのほか、ダンロップ製カーボンブレーキディスク、ダッシュボードの切替え式デジタルディスプレイ、データロガー装置、内蔵式エアジャッキなどの当時としては意欲的な技術が採用されていたそうです。

 なお、1978年の第8戦「スウェーデンGP」では、テールエンドにラジエーター冷却用の大型ファンを設置した「ファン・カー」と呼ばれた「BT46B」を投入し、ニキ・ラウダが優勝したそうですが、レース後に他のコンストラクターから、リアエンドに取り付けられた冷却用ファンが、ほこりや小石を撒き散らして後続車に危険を与えるとのクレームを受けて、レギュレーションに違反するものではないが安全上の見地から即刻使用停止とする裁定が下され、次レースから同システムの使用が禁止されたそうです。

サイドビュー

 「ブラバム BT46」は、1978年のシーズンを通して安定して速かったそうですが、ニキ・ラウダとしては見込みに反して信頼性が低かったようで、全16戦中6戦がマシントラブルによるリタイアとなり、優勝は2回(上述のBT46Bの優勝1回を含む)、2位が2回、3位が1回と健闘したものの、ドライバーズランキングは4位(44ポイント)で終わったそうです。(ジョン・ワトソンは2位が1回、3位が2回、ドライバーズランキングは6位/25ポイント)

リアビュー

 BRABHAM BT46 ALFA ROMEO
 tomica
 © 1978 TOMY
 NO.F61
 S=1/56
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥240円
 発売期間 1978年12月~1988年


 2020.05.21現在










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