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シールを貼る前の状態 |
スクラムフォースの核となるトラック(搬送車両)は「いすゞ ギガ」がベースとなっていて、艤装は帝国繊維株式会社(テイセン)が担当しています。 |
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シールをトミカに貼った後の状態 |
この「市原市消防局 スクラムフォース」のトミカの最大の特徴は、実車にも搭載されているロボット4台の小さなミニチュアが付属していることです。
コンテナを搭載したトラックには、スクラムフォースの中枢となる指令システムも搭載されています。
これら4台のロボットは、互いに協調・連携して情報収集から放水活動までを自動かつ自律的に行えるようになっているほか、ロボットの遠隔操縦もできるそうです。
スクラムフォースの現場での活動の流れは、
①飛行型偵察・監視ロボットが上空からの偵察を行う。
②走行型偵察・監視ロボットを投入して現場の状況を確認する。
③収集した現場の情報に基づき、放水砲ロボットとホース延長ロボットの進入経路や部署位置、放水砲の向きなどを指令システムが自動で計算して消防隊員に提案する。
④指令システムの提案を消防隊員が確認して、問題がなければ実行を命令することにより、ほぼ自動で活動を遂行。
というような流れになっているそうです。
なお、飛行型偵察・監視ロボットは国産ドローンメーカー(無人航空機 UAV/unmanned aerial vehicle のメーカー)の株式会社AileLinXが、走行型偵察・監視ロボットは三菱電機特機システムが、放水砲ロボットとホース延長ロボットは三菱重工業、深田工業株式会社、東北大学が開発を担当されたそうです。 |
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上部ビュー |
コンテナ上部には、対空表示「千葉県市原」の白い文字が大きく書かれています。(シール)
また、写真のコンテナ上面(屋根上)の左上部分には、実車ではアンテナ類などの各種通信機器類が備えられています。 |
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左右サイドビュー |
コンテナ側面には、「千葉県 市原市消防局 SCRUM FORCE」と書かれ、部隊を象徴するシンボルマークが大きく描かれています。
シンボルマークには、国民を災害から守ることを意味する盾(たて)のデザインに、本車に積載されている4種類のロボットの特性である翼(羽根)、望遠鏡、水滴、巻かれたホースをモチーフにしたシンボルマークが描かれ、さらにスクラムフォース(SCRUM
FORCE)の頭文字である「SF」をデザインした文字が描かれています。
そのほかシンボルマークの外周には、英語で「SCRUM FORCE」、「FIRE FIGHTING」、「ROBOT SYSTEM」と書かれています。 |
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リアビュー |
実車のコンテナ内部には、指令システムやロボットの充電ステーションが備えられています。
消防ロボットシステムの指令システムは、三菱重工と三菱電機特機システムが開発を担当したそうです。 |
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この「市原市消防局 スクラムフォース」のトミカ本体の後部コンテナ部分は可動仕様(コンテナ積み下ろし)となっていて、コンテナ内部にはロボット4台が積載できるようになっています。
実車の車体後部のコンテナもトミカ同様に動くようになっていて、実車のコンテナ内部にも4種類のロボットが積載されています。
実車は、Hiab社製(ヒアブ/スウェーデンのメーカー)のマルチリフトが備えられた着脱ボディー型搬送車両となっています。
また、シャシー側には大型発動発電機が装備され、外部からの給電が無くても連続で約10時間は消防ロボットシステムを稼働させることができるそうです。 |
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飛行型偵察・監視ロボット スカイ・アイ |
機体の長さは1.5m、幅 0.5m、高さ 1.0m、プロペラ径は2.5mで、重量は69kg、カメラ、熱画像カメラ、可燃ガス検知器、放射熱量計を搭載しています。
また、飛行はバッテリーによるモーター駆動で、自律飛行時は時速約15km、マニュアル操作時は時速約60km、1飛行あたりの飛行時間は13分となっています。
災害現場において最初に投入されて現場上空を自律飛行して、現場の状況や地上走行型のロボットが走行する経路の状況を偵察し、放水砲ロボットが放水中の時には、上空から目標まで放水が届いているかどうかを確認する役割を担っています。
また、飛行方式に上下のプロペラが逆向きに回転する二重反転機構が採用されていて、安定した飛行と、機体本体に風をあてることによる冷却および耐熱性の向上に寄与しているそうです。
トミカのミニチュアのプロペラ部分は可動仕様となっています。 |
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走行型偵察・監視ロボット ランド・アイ |
本体の大きさは長さ 1.4m、幅 0.9m、高さ 1.8m(アンテナ等を含む)、重量は285kgで、ロボットハンド、カメラ、熱画像カメラ、燃焼ガス検知器、放射熱量計を搭載し、電子地図作成機能も備えられているそうです。
バッテリーによるモーター駆動により、走行経路の状況に応じて車輪走行またはクローラー走行し、時速は約5.5km、段差乗り越え能力は40cmとなっています。
走行型偵察・監視ロボットは、放水砲ロボットとホース延長ロボットが走行する予定の経路を先に走行して、経路や災害の状況を詳細に偵察するロボットとして活躍します。
実車の写真を見ると、まるでNASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星地上探査機のような外観となっています。 |
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放水砲ロボット ウォーター・キャノン |
本体の大きさは長さ 2.3m、幅 1.4m、高さ 2.1m、重量は1,700kgで、カメラ、熱画像カメラ、可燃ガス検知器、放射熱量計、風向風速計を搭載し、電子地図作成機能も備えているそうです。
バッテリーによるモーター駆動の4輪駆動で、最高速度は時速7.2km、放水有効射程は70mで放水量は4,000L/分となっています。
放水砲ロボットは、火災現場の高熱の最前線での活動に耐える必要があり、実車には耐熱服などに使用される銀面生地が外装に施され、さらに自動噴霧機能が備えられて世界最高レベルの耐熱性を実現しているそうです。
また、放水砲には、広角放水、ストレート放水、セミアスピレート泡放射を1つのノズルの切替式で可能にした新開発のノズルが装備され、放水中も偵察・監視ロボットからの風向きの変化などのリアルタイム情報に基づいてノズルの向きを自動で修正することにより、最適な放水活動を行うことができるそうです。
トミカのミニチュアのタイヤ部分(車輪)は可動仕様となっていて、手転がしで遊べるようになっています。 |
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ホース延長ロボット タフ・リーラ― |
本体の大きさは長さ 2.4m、幅 1.7m、高さ 2.1mで、重量は2,800kg、カメラを搭載し、電子地図作成機能も備えているそうです。
バッテリーによるモーター駆動の4輪駆動で、最高速度は時速7.2km、高耐熱の最大延長300mの直径150mmホースを搭載しています。
トミカのミニチュアのタイヤ部分(車輪)は可動仕様となっていて、手転がしで遊べるようになっています。
なお、実車のホース延長ロボット タフ・リーラーは、放水砲ロボット ウォーター・キャノンに自律的に追従して延長ホースを自動で繰り出して、一体となって行動するようになっているようです。(右下の写真のイメージ参照) |
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車体底面 |
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パッケージ |
パッケージには、「市原市消防局 スクラムフォース」に関する説明文が以下のとおり記載されています。
スクラムフォースは日本の技術力が結集した消防車両で、飛行型偵察・監視ロボット、走行型偵察・監視ロボット、放水砲ロボット、ホース延長ロボット及び指令システムで構成され、すべてが1台に積載されている日本初の消防車両です。
それぞれのロボットが自律的に活動し、収集したデータを指令システムが解析して隊員に最適な消防活動を提案してくれます。
消防隊員が火災現場に近づけない等の場合に、安全かつ効率的に災害対応することが可能となります。
スクラムフォースという名称は、4機のロボットが力「force」を結集し、スクラム「scrum」を組み、ミッションを遂行する姿を表現しています。(2022年12月現在)
※カバーの外し方 コンテナ底面のくぼみに指をかけて外側に押してください。 |
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