CONTENTS LINK |
★写真・レビュー・詳細♪ |
|
|
|
トミカレビュー展示室TOPへ
ホットウィール展示室へ
HOMEへ
『鉄道関連趣味の部屋』TOPへ♪
秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録
フィギュアレビュー・写真撮影館
|
|
|
「トミカ ナンバー別一覧表」TOPへ
|
|
いすゞ 117クーペ 1800XE
(イイノ特注/日本製)
1998年3月に「ミニカーショップ イイノ」の特注により発売された「いすゞ 117クーペ 1800XE」のトミカ(日本製/No.10-2-9)です。
「ミニカーショップ イイノ」からは、「いすゞ 117クーペ 1800XE」の特注トミカが何種類か発売されていて、このトミカは、そのうちの1台となっています。
|
フロントビュー |
丸目4灯のヘッドライトが特徴的です。
トミカのナンバープレート部分には「117 COUPE」と刻印されています。
|
|
(パッケージ表記)
ISUZU 117COUPE 1800XE
MINI CAR SHOP IINO
※その他、性能諸元の英語表記有り
(車体底面)
ISUZU 117 COUPE
tomica
NO.10 S=1/62
MADE IN JAPAN
発売時価格 不明
(左右ドア開閉/サスペンション)
2024.02.22現在
|
|
|
「いすゞ 117 クーペ」は、いすゞ自動車が1968年12月から1981年5月まで販売していた2ドア・4座クーペの乗用車で、1970年代の日本車を代表する傑作車のひとつとされ、当時のいすゞ自動車のフラグシップモデルでもあったそうです。
デザインやスタイリングなどは、イタリアの自動車ボディーデザインスタジオ「カロッツェリア・ギア」に委託され、当時のチーフデザイナーであったジョルジェット・ジウジアーロ氏が担当しています。
技術的には、日本で初めて電子制御燃料噴射装置を搭載し、快適性においては、後席のリアシートの左右それぞれに灰皿が設置され、また後席用のヒーターダクトも装備されていたそうです。
「117クーペ」は、第1期(1968年~1972年)のハンドメイド車の初期型(通称:ハンドメイド)、量産化対応となった第2期(1973年~1976年)の中期型(通称:量産丸目)、第3期(1977年12月~1981年)のヘッドライトが角形4灯のタイプの後期型(通称:量産角目)に分けられ、総生産台数は、86,192台とされています。
実車の「117クーペ」の第1期の初期型は少量限定生産車で、手造りでボディ生産を行ったため「ハンドメイド・モデル」と呼ばれ、月間生産台数は約30台、価格も¥172万円と高価(当時のクラウン
スーパーデラックスが¥112万円)だったため、現在でも人気が高いモデルなのだそうです。
当時の172万円を、消費者物価指数を参考に現在の貨幣価値に換算してみると、現在の約600万円に相当することになります。
後に実車は1973年3月から大量生産に移行したそうで、この「いすゞ 117クーペ 1800XE」のトミカは、大量生産に移行後に登場した中期型(通称:量産丸目)の最上位グレードの「1800XE」の実車がモデルとなっています。
「いすゞ 117クーペ」は発売から12年以上にわたって販売され続けましたが、1代かぎりで絶版となり、後継モデルは、同じくジウジアーロ氏がデザインを手掛けた「いすゞ
ピアッツァ」が1981年6月に発売されています。 |
|
左右サイドビュー |
「ミニカーショップ イイノ」特注のこのトミカは、車体色が黒色基調で、車体側面下部に細い二重線が描かれ「117」と書かれているのが特徴となっています。
|
|
|
ドアを開けた状態 |
|
ドアを開けた内部の様子 |
インテリア(内装)は、ハンドルやフロアシフト、シート(座席)などが白色のプラパーツで再現されています。
|
|
|
リアビュー |
ナンバープレート部分には、前後ともに「117 COUPE」と刻印されています。
なお、車名の「117」は、開発コードネームなのだそうです。
|
|
|
車体底面 |
登場時の実車の「117クーペ 1800XE」は最上位グレードに位置づけられ、駆動方式はFR(後輪駆動)、エンジンは電子制御DOHCの最高出力140PSの水冷直列4気筒
1.8L(1817cc)「G180WE型」エンジンを搭載し、トランスミッション(変速機)は4速MT、最高速度は195km/hとなっています。
なお、1975年(昭和50年)10月以降のモデルは、自動車排出ガス規制のため、エンジン出力は130PSへとダウンしています。
また、1973年3月には、変速機は5速MTや3速ATも選択できるようになったようです。 |
|
パッケージ |
上述のように、「ミニカーショップ イイノ」特注の「いすゞ 117クーペ 1800XE」のトミカは何種類か発売されていて、ネット上で調べてみたところ、写真のパッケージは、ひょっとしたら別のバリエーションのイイノ特注「117クーペ」トミカのパッケージかもしれませんので、ご了承ください。
パッケージには、117クーペのエンブレムとして使用された「唐獅子」も描かれています。
唐獅子のエンブレムは、117クーペの実車のフロントグリルとフロントフェンダーに取り付けられていて、デザインを担当したイタリアのジウジアーロ氏が、日本の自動車ということで東洋的な「唐獅子」をモチーフにした、といわれているようです。
また、パッケージには、以下のとおり「いすゞ 117クーペ 1800XE」の性能諸元が英語で書かれています。
ENGINE: 4 DOHC : 1817cc
maximum power : 130ps/6400rpm maximum torque : 16.5kg/5000rpm
BODY/size:4310×1600×1325mm
wheel base:2500mm
tread:1340/1315mm |
|