トミカ いすず エルフ カーキャリア No.14-3 1988年11月発売 日本製
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いすず エルフ カーキャリア(日本製)

 1988年(昭和63年)11月に発売された「いすず エルフ カーキャリア」(No.14)のトミカ(日本製/No.14-3)です。

 このトミカは、1984年(昭和59年)7月から1993年(平成5年)まで販売された、実車の4代目「いすゞ エルフ」がベースのカーキャリア(車両運搬車。キャリアカーともいう)がモデルになっています。

フロントビュー

 キャビン(運転席のある箱部分)前面には「ISUZU」と、ナンバープレート部分には「ELF」と刻印されています。

 なお、このトミカは、同じ日本製でもフロント前面の「ISUZU」の刻印が無いバリエーションも存在するようです。


 (パッケージ表記)
 いすず エルフ カーキャリア
 (※「いすゞ」表記のものも有り)
 ISUZU ELF CARCARRIER
 SCALE 1/78
 トミカ 日本製 14 TOMY
 スーパースピード/キャリア出口可動/
 積載車脱着可能

 (車体底面)
 ISUZU ELF
 TOMICA ©TOMY
 NO.32 38
 S=1/78
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥320円

 発売期間 1988年11月~1997年7月
 (中国製有り)


 2025.05.15現在




 この「いすず エルフ カーキャリア」(No.14-3)のトミカは、後部荷台に積まれた2台(2個)の赤色のプラスチック製の乗用車を積んだり降ろしたりして遊ぶことができるのが最大の特徴です。

 ちなみに、このトミカは、後部荷台に積まれた赤色のプラスチック製の乗用車が紛失したものを中古ホビーショップなどでよく見かけます。

 私はこのトミカをパッケージの無い中古で入手しましたが、パッケージには「いすず エルフ カーキャリア」の主要諸元が以下のように記載されています。

・車両全幅 1690mm
・車両全高 1990mm
・ホイールベース 2490mm
・エンジン型式 4BE1
・総排気量 3636cc
・燃焼室形式 直接噴射式
・最高出力 110PS/3600rpm

 また、このトミカは、同じ日本製のパッケージでも「いすず」表記のものと「いすゞ」表記のものがあります。

 中国製のトミカのパッケージは「いすゞ」表記となっているようです。


上部ビュー

 写真のトミカの後部荷台部分は、経年劣化などにより色褪せ、退色してしまっていますが、アイボリー系統の色の荷台となっています。

 中国製のトミカでは、荷台部分が白色系のバリエーションがあるようです。

 基本的に子どもが遊ぶトミカですので、本来は触れなくてもよいのかも、とも思いますが、トミカの「いすゞ エルフ」と、荷台に積まれた赤色の乗用車のスケール(大きさ)が、少々アンバランス(不均衡)なのは致し方ないところでしょうか。


左右サイドビュー

 このトミカのホイールは「11Fホイール」となっています。

 なお、私が入手したこのトミカは、フロントのホイールの車軸を車体底面(裏板)に押さえつけるプラパーツが浮いてしまっていて、トミカのフロント部が下方向に沈んだ状態となっていたため、金属板を使用して浮いたプラパーツを押さえ込むように加工してあります。



リアビュー

 リア側のナンバープレート部分には、フロント同様に「ELF」と刻印されています。




 このトミカの最大の特徴は、荷台後部のキャリア出口(ロードプレート)が開閉可動仕様となっていて、後部荷台に積まれた2台(2個)の赤色のプラスチック製の乗用車を積んだり降ろしたりして遊ぶことができることです。

 荷台は上下2段となっていて、上段の赤い乗用車は、デッキ部と乗用車下部にそれぞれ凹凸部があって荷台に固定できますが、下段の赤い乗用車は、固定されず荷台に載せてあるだけとなっています。







 荷台の上段デッキ中央部には凹部があって、写真下側の裏返しにした赤い乗用車をご覧になってわかりますとおり、赤い乗用車の内側中央部の底部には凸部があって、この凸部を上段デッキの凹部に差し込むことにより、赤い乗用車を上段デッキに固定させることができます。

 なお、上の写真ではわかりにくいですが、赤い乗用車の内側(裏側)には「JAPAN 3」の刻印があります。



 このトミカには、2台(2個)の赤色のプラスチック製の乗用車が付属しています。

 2台(2個)とも同じ形で、4ドアセダンの高級車をイメージしたような造形となっています。

 このクルマだけ見ていると、まるで昭和の時代に人気だった、江崎グリコのお菓子に「おまけ」として付属していた小さなクルマの「おもちゃ」を彷彿とさせます。

 とても懐かしさを感じさせる、いわゆる「昭和レトロ」な感じがします。

 グリコの「おもちゃ」は、1922年(大正11年)にルーツともいえる「絵カード」がキャラメルと一緒に封入されたのが始まりなのだそうで、100年以上に亘る非常に長い歴史があり、グリコでは「食べる」と「遊ぶ」は子どもの二大天職であって、「お菓子を食べる」ことも「おもちゃで遊ぶ」こともどちらも重要であるという考えから、グリコでは付属の「おもちゃ」のことを、決して「おまけ」とは言わないのだそうです。






車体底面

 車体底面(裏板)には、「ISUZU ELF」、「TOMICA ©TOMY」、「NO.32 38 S=1/78」、「MADE IN JAPAN」などと刻印されています。

 このことから、このトミカの車体部分は、1987年(昭和62年)6月に発売された「いすず エルフ 引越トラック」(No.32-5)のトミカと、1987年(昭和62年)8月に発売された「いすゞ エルフ スカイマスター」(No.38-5)のトミカと共通化が図られていることがうかがえます。








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