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このトミカは、2015年8月に登場した2代目「いすゞ エルガ」がベースの、都営バスの一般路線バス車両がモデルとなっています。
東京都によるバス事業は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災により東京市電が大打撃を被り、復旧に時間がかかることが予想されたため、1924年(大正13年)1月18日に東京市電気局が暫定的に乗合バス事業を始めたことに端を発しているそうです。
当初開設された路線は、東京駅と渋谷駅(中渋谷)、巣鴨駅を結ぶ路線で、導入された車両はT型フォードに木製骨組みをほどこしたもので、明治初期に登場した乗合馬車が「円太郎」と呼ばれていたこともあって、当時のバスは「円太郎バス」と呼ばれるようになったそうです。
現在の都営バスは、128系統、系統総長 1,070.9km、停留所数 1,552ヵ所、車両数は1,448両(※以上のデータは公式サイト参照の2023年4月1日現在)となっていて、東京、銀座、新宿、渋谷、池袋、上野、品川、六本木などの都心の主要エリアをはじめ、区部中心部から下町地域、江戸川区の一部、多摩地域の一部で乗合バス(路線バス)を運行しています。 |
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上部ビュー |
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左右サイドビュー |
トミカ本体の左右両側面には、「Non Step Bus ノンステップバス」、「都営バス」と書かれたシールが貼られていますが、これらのシールはパッケージに同梱されていて、自分で車体に貼るシールとなっています。
都営バスでは、2013年4月1日に一般路線バスの全車両がノンステップバスとされたそうです。
この「いすゞ エルガ 都営バス」のトミカのモデルとなっている都営バスの一般路線車両のカラーリングは、1996年にノンステップバス専用カラーとして採用された6代目カラーとなっています。
6代目カラーは、5代目カラーをベースにオレンジ色の楕円のデザインが加えられてアレンジされたものとなっています。
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リアビュー |
車体後部に貼られた、都営バスのマスコットキャラクター「みんくる」と身障者マークが描かれ「ノンステップバス」と書かれたシールは、パッケージに同梱されていた自分で車体に貼るシールとなっています。
都営バスのマスコットキャラクターである「みんくる」は、1999年(平成11年)1月19日に都営バスが営業開始から75周年を迎えたことを記念して、一般公募により採用されたマスコットキャラクターです。
「みんくる」のデザインは、都営バスのフロント部をデフォルメし、そこに東京都の頭文字「T」がデザインされたもので、背中には羽が付いています。
「みんくる」という名前は、「みんなのくるま」、「都民(とみん)のくるま」という意味が込められているのだそうです。
そのほか、「みんくる」は、都営交通やバスのイベントにも出演しているそうです。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には「NO.20」、「2017」の刻印があります。
また、「I 22」の表記があります。 |
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シールを貼る前の状態 |
写真のトミカは、シールを貼る前の状態です。
パッケージには、車体各部に自分で貼るシールが同梱されています。 |
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パッケージ |
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