トミカ ロータス エスプリ No.F24-2 1979年7月発売 日本製
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ロータス エスプリ

 1979年7月に発売された「ロータス エスプリ」(No.F24/外国車シリーズ・イギリス)のトミカ(日本製/No.F24-2)です。

 この「ロータス エスプリ」(Lotus Esprit)のトミカは、イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス(Lotus Cars)」が1976年から1978年まで製造・販売した初代「エスプリ(S1)」がモデルとなっています。

フロントビュー
 ナンバープレート部分には「2072」と刻印されています。
 この「ロータス エスプリ」のトミカは、リトラクタブルヘッドライト(格納式前照灯)が開閉できるギミックが備えられているのが最大の特徴です。

 (パッケージ表記)
 ロータス エスプリ
 LOTUS ESPRIT
 SCALE 1/60
 トミカ外国車シリーズ
 トミー TOMY F24 T28
 イギリス ENGLAND
 日本製 MADE IN JAPAN

 (車体底面)
 LOTUS ESPRIT
 tomica ©1979 TOMY
 NO.F24 S=1/60
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥240円

 ※パッケージに特にギミックの記載無し
 (リトラクタブルヘッドライト開閉/
  サスペンション)

 発売期間 1979年7月~1988年


 2023.04.25現在




 「ロータス エスプリ」(Lotus Esprit)は、イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス(Lotus Cars)」が開発・製造し、1976年から2004年まで1万台以上が生産・販売されたスーパースポーツカーです。

 このトミカの「ロータス エスプリ」は、イタリアの工業デザイナーで、直線とエッジの利いたデザインで特に1970年代に注目を浴びたジョルジェット・ジウジアーロによりデザインされ、1976年から1978年まで販売された初代「エスプリ(S1)」がモデルとなっています。

 初代「エスプリ」(S1)は、FRP製ボディーで、シャシーは鋼板を溶接したバックボーンフレーム、駆動方式はMR、最高出力162PS/6,200rpmのロータス907型1,973cc水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、トランスミッションはシトロエン・SM用5速MTで最高速度は222km/h、994台が生産されたそうです。

 なお、車両重量は900kgとされていますが、FRP製ボディは人の手によるハンドレイアップ成型のため、樹脂硬化時のムラが大きく発生してしまうようで、車体重量の個体差が最大で100kg近くあるともいわれているようです。


開閉可能なリトラクタブルヘッドライト

 この「ロータス エスプリ」のトミカの最大の特徴は、車体底面のレバーを操作することにより、リトラクタブルヘッドライト(格納式前照灯)を展開したり、収納したりすることができることです。


上部ビュー

 初代「ロータス エスプリ(S1)」の車体デザインは、直線的なラインで平面を構成してシンプルながらもシャープさとカッコよさが十分表現されていて、デザインを担当したジョルジェット・ジウジアーロの名作として評価されています。

 このトミカのモデルとなった初代「ロータス エスプリ」をデザインしたジョルジェット・ジウジアーロは、「フォルクスワーゲン ゴルフ」、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」に登場する「デロリアン DMC-12」のデザインなどで知られるほか、国内メーカー関連では「トヨタ パブリカ・スターレット、アリスト、レクサスGS」、「日産 マーチ」、「いすゞ 117クーペ、ピアッツァ」、「スバル アルシオーネSVX」など多くの自動車のデザインを手掛けています。


左右サイドビュー

 初代「ロータス エスプリ(S1)」は、イギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア主演)が活躍する1977年公開の映画「007 私を愛したスパイ(The Spy Who Loved Me)」の劇中に「ボンドカー」として登場することでも知られ、劇中では潜水艇に変形するそうです。


 実車はロータス初の4輪ディスクブレーキとなっているようです。

 写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっていて、サスペンションの機能はありますが、ドア開閉の機能はありません。

 この「ロータス エスプリ」のトミカ(No.F24-2)は、同じ日本製でも車体色が異なるもの(輸出向け含む)が何種類か存在します。


リアビュー

 実車の「ロータス エスプリ(S1)」のテールランプは「フィアット X1/9」からの流用品となっているそうです。

 トミカのリアエンド上面には、実車のリアゲート後端上面にもあった「LOTUS」の文字が刻印されています。

 ナンバープレート部分には、フロント同様に「2072」と刻印されています。



車体底面

 写真左下に見える赤いレバーを操作することにより、トミカのリトラクタブルヘッドライトを展開したり、収納したりすることができます。



パッケージ









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