トミカ マツダ サバンナ RX-7 レーシング No.74-3 1981年12月発売 日本製
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マツダ サバンナ RX-7 レーシング
(日本製)

 1981年12月に発売された「マツダ サバンナ RX-7 レーシング」(No.74)のトミカ(日本製/No.74-3)です。

 このトミカは、1979年2月のデイトナ24時間レース・IMSA-GTUクラスに参戦しクラス優勝を果たした、初代「サバンナ RX-7」(SA22C)がベースのカーナンバー7のレーシングカー(7号車/片山義美、寺田陽次郎、従野孝司選手)がモデルになっています。

フロントビュー

 前照灯はリトラクタブルヘッドライト(格納式)となっています。

 フロント部からリアにかけて空気がスムーズに流れるような美しいボディデザインが、レースでの速さを感じさせるスタイリングとなっています。


 (パッケージ表記)
 マツダ サバンナ RX-7 レーシング
 MAZDA SAVANNA RX-7 RACING
 S=1/60 トミー
 tomica 74 Japan TOMY
 国産 T-30

 スーパースピード/サスペンション
 ドアー開閉
 SUPER SPEED/SUSPENSION
 DOORS OPEN

 (車体底面)
 MAZDA SAVANNA RX-7 RACING
 tomica © TOMY
 NO.74 S=1/60
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥320円
 発売期間 1981年12月~1984年8月


 2024.10.29現在




 初代「サバンナ RX-7」(SA22C)をベースとしたレーシングカーは、当時、WRCラリー・モンテカルロ、WRCアクロポリス・ラリー、デイトナ24時間レース、ル・マン24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レース、イギリスRACラリーなどに出場して活躍したようです。

 市販車の初代「サバンナ RX-7」(SA22C/FB3S型)は、1978年(昭和53年)3月に登場し、1985年(昭和60年)まで販売されています。

 初代「サバンナ RX-7」(SA22C型)は、ロータリーエンジンの軽量小型の特徴を活かし、空気抵抗の少ない低いボンネットや低重心、理想的な前後の重量配分などにより、軽快な操縦性と運動性を高めたスポーツカーとして設計されたそうです。

 また、発売時の時代背景は、1973年と1978年の2度のオイルショックと、大気汚染や健康被害の深刻化による排ガス規制の強化といった、ハイパワーなスポーツカーにとって厳しい環境の時代にあり、そのような情勢下にあったにも関わらず、初代「サバンナ RX-7」は高性能なスポーツカーとして誕生したモデルとなっています。

 初代「サバンナ RX-7」の発売当時に用意されていたグレードは、最上級モデルの「リミテッド」(Limited)、「GT」(5速MT/当時¥144万円)、「スーパーカスタム」(Super Custom/5速MT・3速AT)、「カスタム」(Custom/5速MT)の4タイプとなっています。

 登場時の初代「サバンナ RX-7」の最上級モデルだった「リミテッド」は、駆動方式がFR、53年排出ガス規制をクリアした最高出力130PSの「12A型」(水冷NA仕様/単室容積573cc×2)ロータリーエンジンを搭載し、変速機は5速MTまたは3速AT(REマチック)、重量は1005kg、当時の5速MTの販売価格は¥169万円で、現在の貨幣価値に換算(消費者物価指数使用)すると約260万円ぐらいとなっています。

 同車は、当時の欧米のスポーツカーと比較して価格が手頃で、また、モータースポーツでも活躍したことにより、アメリカでは「プアマンズポルシェ」(貧乏人のポルシェ)と呼ばれながらも人気があったようです。


上部ビュー

 初代「サバンナ RX-7」は、北米モデルでは1980年から新たに「VINコード」と呼ばれる車両識別番号(Vehicle Identification Number)の型式名を採用したため、「FB3S」を型式名として使用するようになったそうです。

 また、車名の「RX-7」の由来については、「R」がロータリーエンジン(rotary engine)、「X」が「未来を象徴する記号」を意味していて、「7」は「マツダ内での車格番号」とされていますが、「7」は「ラッキーセブン」ともいわれる縁起の良い数字の「7」が採用されたともいわれているようです。


左右サイドビュー

 写真のトミカのホイールは「2Gホイール」となっています。

 このトミカは、同じ日本製のトミカでも、車体色や車体に施されたデザインなどが異なるバリエーションがいくつか存在します。



ドアを開けた状態


トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとシフトレバー(フロア)、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。

 ハンドルは左ハンドル、座席シートも左側のみとなっているのが特徴的です。



リアビュー

 リア側には、レーシングカーらしい大きなリアスポイラーがあります。

 また、リアガラス上部には、パッケージに同梱されていて自分で車体に貼る、透明地に白い字で「SAVANNA RX7」と書かれたシールが貼られています。



車体底面

 トミカの車体底面(裏板)には、「MAZDA SAVANNA RX-7 RACING」、「NO.74」、「S=1/60」、「MADE IN JAPAN」などの刻印が見られます。


シールを貼る前(購入時)の状態

 パッケージには、車体に自分で貼る6種類のシールが同梱されています。

 なお、私は個人的には、古い日本製トミカの未貼りのシールはなるべく使用しないようにしていますので、このページでご紹介していますシール貼り付け済みのトミカの写真は、上の写真とは別のトミカになります。



パッケージ

 パッケージは、いわゆる「黒箱」のタイプとなっています。

 パッケージに描かれたイラストのマシンは、このページでご紹介していますトミカ本体とはカラーリングなどが異なりますが、イラストのマシンは、このページでご紹介していますトミカのモデルとなったカーナンバー7のレーシングカーの実車(クラス優勝)と同じく1979年2月のデイトナ24時間レース・IMSA-GTUクラスに参戦し、クラス2位を獲得したカーナンバー77の赤色の「サバンナ RX-7 Car No.77」(SA22C)のレーシングカーがモデルになっています。

 そのほか、トミカの一部の黒箱のパッケージ側面には、このトミカのパッケージ側面に書かれた「T-30」のように謎めいた記号のようなものが書かれていますが、これはトミカに詳しい方によると、当時のトミー工業株式会社の決算期の、過去からの順番の数字を示しているのだそうです。

 つまり、このトミカのパッケージ側面に書かれた「T-30」とは、トミー工業株式会社の前身の会社の決算期も含めて第30期の決算期に製造されたトミカであることを示していて、すなわち写真のトミカは第30期決算期の1981年(昭和56年)3月から1982年(昭和57年)2月の間に製造されたトミカである、ということになるようです。

 そうすると、写真のパッケージに「T-30」と書かれたトミカは、このトミカが新発売された1981年12月から翌年の1982年2月までの間に製造されたトミカであろうことが推測されます。









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