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ブルーバード SSS クーペ
1970年8月18日(火)に発売された「ブルーバード SSS クーペ」(No.1)のトミカ(日本製/No.1-1)です。
この「ブルーバード SSS クーペ」のトミカは、日産が1967年(昭和42年)8月から1972年(昭和47年)12月まで生産・販売した、3代目「ブルーバード」(510型系)の上級グレード「SSS
クーペ」(KP510型)がモデルになっていて、最も特筆すべきことは、1970年8月18日(火)に初めて発売が開始されたトミカ(6車種)の記念すべき第1号(No.1-1)となったのは、この「ブルーバード
SSS クーペ」となっていることです。
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フロントビュー |
前照灯は丸型4灯となっていて、バンパー部分には実車にあったバンパーガードが再現されています。
実車のフロントグリルには、チェッカーフラッグ入りの「SSSエンブレム」が取り付けられています。 |
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(パッケージ表記)
ブルーバード SSS クーペ
Bluebird SSS Coupe
S=1/60
1 JAPAN
ドア―開閉/スーパースピード/
サスペンション
OPENING DOORS/SUPER SPEED/
SUSPENSION
(車体底面)
NISSAN NEW BLUEBIRD SSS C.
tomica
NO.1 S=1/60
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥180円
発売期間 1970年8月18日~1974年9月
2023.03.25現在
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ドアを開けた状態 |
実車の「ブルーバード SSS クーペ」は、1968年(昭和43年)11月に「トヨタ コロナ ハードトップ」に対抗するために3代目「ブルーバード」のラインナップに加えられ、駆動方式がFR、日産初の四輪独立懸架式サスペンションが採用され、最高出力100PSの1.6L(1595cc)「L16型」水冷直列4気筒SOHCツインキャブレター仕様エンジンを搭載し、変速機は4速MTで、最高速度は約165km/h、0→400mは17.7秒となっています。
そのほか、2スピードワイパーや電動ウォッシャーが備えられ、メーカーオプションとしてラジオ付きカーステレオ、ステアリングロック、ブレーキ故障警告灯、タコメーター、コンソールボックス、プロトホイールカバー、リヤ・ランプセンターオーナメントなどが用意され、燃料タンク容量は46L、車両重量は935kg、乗車定員は5名で、当時の発売価格は約¥76万円となっています。
1970年(昭和45年)9月には、「SSS」に1.8L(1770㏄)直列4気筒SOHC「L18型」エンジンを搭載した「1800SSS」が登場し、変速機は4速MTまたは3速ATとなったそうです。
車名の「SSS(スリーエス)」は、「Super Sports Sedan(スーパー・スポーツ・セダン)」の頭文字をとったものとなっています。 |
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上部ビュー |
「ブルーバード」(BLUEBIRD)は、日産が1959年(昭和34年)から2001年(平成13年)まで製造・販売していた同社の代表的なミドルセダンで、1960年代から1970年代にかけて競合車種となっていた「トヨタ
コロナ」と「日産 ブルーバード」が展開した販売競争は「BC戦争」ともいわれたそうです。
3代目「ブルーバード」(510型系)は、歴代ブルーバードの中でも大きな成功を収めたことで知られるそうで、日本国外では廉価ながらも欧州車と同等の性能を持っていたため「プアマンズ・BMW」と評されながらも人気のある車となり、また、ラリーでの活躍も相俟って、北米市場で初めてヒットした日本車となったそうです。
また、3代目「ブルーバード」(510型)が登場する石原プロモーション制作の映画「栄光への5000キロ」(出演 石原裕次郎、仲代達矢、三船敏郎、浅丘ルリ子/敬称略)が1969年7月に公開されたことや、1970年の「第18回東アフリカサファリラリー」では総合優勝とチーム優勝の2冠を獲得したことも、さらにその人気を後押しすることになったようです。
なお、車名の「ブルーバード」は、メーテルリンクの童話「青い鳥」にちなみ、古くから欧米で幸福の象徴とされてきた「幸せの青い鳥」にあやかっているそうです。 |
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左右サイドビュー |
車体デザインは、換気装置が強化されて先代までの三角窓が無くなり、ジェット機をイメージした直線的でシャープなデザインとなり、そのデザインは「スーパーソニックライン」とよばれたそうです。
実車のピラーベントには、チェッカーフラッグ入りの「SSSエンブレム」が取り付けられています。
また、実車のリアフェンダー部分には「Coupe(クーペ)エンブレム」が取り付けられていますが、このトミカではその部分は再現されていません。 |
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写真のトミカのホイールは「1Eホイール」となっています。
この「ブルーバード SSS クーペ」のトミカはその他、発売当初の「1Aホイール」のバリエーションをはじめ、同じ日本製でもセット品や特注品の「1Hホイール」のものや、車体色の異なるバリエーションが存在します。
このトミカは、発売当初は車体色が赤色、緑色、茶色系の3色のバリエーションが発売され、その後、赤色のみとなった経緯があるようで、発売当初の緑色と茶色系の車体色のトミカは、入手が難しいレアなモデルとして知られているそうです。 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルとフロアシフト、座席シートなどがプラパーツで再現されています。 |
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リアビュー |
実車の「ブルーバード SSS クーペ」は、3連リレー式シーケンシャルウインカー(いわゆる「流れる」テール)が採用されています。
また、バンパー部分には実車にあったバンパーガードが再現されています。
なお、トミカのリアのナンバープレート部分の右側には四角い枠のようなものが造形されていますが、実車のこの部分には「1600 SSS Coupe」のエンブレムが取り付けられています。 |
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車体底面 |
車名の刻印では「NEW」(ニュー)が付いていて、「Coupe」(クーペ)が「C.」と短縮形で表現されています。
ぱっと見た感じでは、「COUPE」と刻印するスペースが無かったために「C.」と短縮形で表示したのかな、とも思えますが、実際の理由についてはわかりません。 |
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