トミカ ニッサン チェリー X-1 No.17-1 1971年4月発売 日本製
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ニッサン チェリー X-1

 1971年4月に発売された「ニッサン チェリー X-1」(No.17)のトミカ(日本製/No.17-1)です。

 このトミカは、日産が1970年10月から1974年9月まで販売した、初代「チェリー」(E10型)の2ドアセダンの最上級グレード(初代チェリー登場時)「X-1」がモデルとなっています。

フロントビュー

 ナンバープレート部分には「CHERRY」と刻印され、実車のフロントグリルにあった「X-1」のエンブレムが再現されています。


 (パッケージ表記)
 ニッサン チェリー X-1
 NISSAN Cherry X-1
 tomica 17 Japan 国産
 S=1/58
 ドアー開閉/スーパースピード/
 サスペンション
 OPENING DOORS/SUPER SPEED/
 SUSPENSION

 (車体底面)
 CHERRY X-1
 tomica ©1974
 NO.17 S=1/58
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥180円
 発売期間 1971年4月~1975年12月


 2024.04.18現在




 「日産 チェリー」(初代 E10型)は、1970年(昭和45年)10月に日産初の量産前輪駆動車(FF車)として発売された小型乗用車で、このトミカの「ニッサン チェリー X-1」は、SUツインキャブ装備の「A12型」エンジンを搭載した、2ドアセダンの最上級グレード(初代チェリー登場時)「X-1」がモデルとなっています。

 なお、発売後の「X-1」というグレード名は、開発時の名称として使用されていたそうです。

 日産は、当時、チェリーの販売に力を入れていたようで、同車の販売促進のために、この時に新たに「日産チェリー店」というディーラー店舗(販売チャンネル)が国内に新設されたそうです。

 「日産 チェリー」は、1960年代後半頃からトヨタのカローラと日産のサニーの激しいシェア争いが始まるようになり、両車がエンジンのパワーアップ、快適性と安定感のためのボディの大型化、装備の高級化に向かっていく中で、日産がエントリーカーのあるべき姿を再考したことによって誕生した、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)の小型乗用車だったのだそうです。

 登場時の初代「チェリー」(E10型)は、2ドアセダンと4ドアセダンのみの設定で5グレードが用意され、エンジンは、当時FRだったサニーのエンジンを開発陣が苦労しながら流用し、グレード「スタンダード」、「セミデラックス」、「デラックス」、「GL」には最高出力58PSの1.0L(988cc)直列4気筒OHV「A10型」エンジンが、最上級グレード「X-1」にはSUツインキャブを装着した最高出力80PSの1.2L(1171cc)直列4気筒OHV「A12型」エンジンが搭載されました。

 変速機(トランスミッション)は、「GL」が4速フロアMTで最高速度140km/h(カタログデータ)、「X-1」が4速フロアMTで最高速度160km/hとなっていました。

 初代「チェリー」は約22万台が販売され、「X-1」のスタイリングやFF特性の走りが、当時の一部の走り屋には人気があったそうです。

 ちなみに、「チェリー GL」の当時の販売価格は、約52万5千円となっていたようです。

 初代「チェリー」は、1971年9月に3ドアハッチのクーペが追加、1972年3月には3ドアバンが追加、同年6月には前後バンパーが大型化されるなどのマイナーチェンジが実施されています。

 また、「チェリー X-1」は、モータースポーツのベース車としても活躍したそうで、1972年2月には各パーツに専用チューニングが施された「X-1スポーツキット」が発売され、1973年3月には、オーバーフェンダーや幅広のラジアルタイヤなど専用の足回りが装備された「クーペ1200 X-1・R」が登場しています。

 「日産 チェリー」は、1974年9月に2代目「チェリー」(正式名称は「チェリーF-Ⅱ」/F10型)が登場しますが、1978年5月に後継モデルの「パルサー」が登場したことにより、2代8年で販売終了となったようです。

 なお、車名の「チェリー」は、「桜(サクラ)」を意味する英語の「cherry」が由来となっていて、公募のうえ、日本で愛されている桜のような存在であって欲しいというような趣旨で決定されたようです。


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  ニッサン チェリー F-Ⅱ 1400クーペGX(No.17-2)


上部ビュー


左右サイドビュー

 実車の初代「日産 チェリー」は、リアにトランクを備える2ドア/4ドアセダンでありながら、スポーティーさを感じさせるセミファストバックのボディデザインとなっています。

 ウエストラインからCピラーへの個性的なエクステリアデザインは、目の形を彷彿とさせたことから、当時は「アイラインウインドウ」とも呼ばれたそうです。

 このトミカは、左右ドア開閉とサスペンションのギミック(仕掛け)が備えられています。

 実車のフロントフェンダーにあった「X-1」のエンブレムと、リアフェンダー上部にあった「CHERRY」のエンブレムが、このトミカでは再現されています。

 写真のトミカのホイールは、1971年後半頃から使用されるようになった「1Eホイール」となっています。

 この「ニッサン チェリー X-1」(No.17-1)のトミカは、発売当初のモデルは現在では非常に希少価値が高く人気もある「1Aホイール」となっていたようで、また、そのほか「1Fホイール」のバリエーションも存在するようです。

 また、この「ニッサン チェリー X-1」(No.17-1)のトミカは、発売当初はオレンジ色系の車体色で登場しましたが、発売後期のモデルは、写真のトミカのように車体色が青色系に変更されています。



ドアを開けた状態


ドアを開けた内部の様子

 インテリア(内装)は、ハンドルやフロアシフト、シート(座席)などが白色系のプラパーツで再現されています。



リアビュー

 実車の縦長タイプのテールライトが再現され、実車のリア右下にあった「X-1 CHERRY」のエンブレムも再現されています。

 トミカのナンバープレート部分には、フロント同様に「CHERRY」と刻印されています。



車体底面

 車体底面(裏板)には「NO.17」、「©1974」の刻印があります。

 また、車体底面(裏板)は、カシメタイプではなく、はめ込み式のタイプとなっています。


パッケージ

 写真のパッケージは、コピーのレプリカ品になります。

 このページでご紹介していますトミカは車体色が青色系で発売後期のモデルとなっていますが、写真のパッケージ側面に描かれた円形の色指定のマークは、「ニッサン チェリー X-1」(No.17-1)のトミカが発売された当初の車体色のオレンジ色系となっています。










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