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6代目スカイライン「R30型」は、当時のアメリカの俳優ポール・ニューマンが広告キャラクターだったため、「ニューマン・スカイライン」とも呼ばれています。
また、当時の広告のキャッチコピーから、初期モデルは「New愛のスカイライン」とも呼ばれるそうです。
6代目スカイライン「R30型」登場時の、2ドア・ハードトップのスポーティーグレードだった「2000ターボ GT-E・S」(KHR30型)は、駆動方式がFR(後輪駆動)、最高出力145PSの2.0L(1,998cc)水冷直列6気筒SOHC「L20ET型」ターボチャージャー付きエンジンを搭載し、トランスミッション(変速機)はオーバードライブ付き5速MTまたは3速ATが選択でき、車両重量は1,160kgとなっています。
また、量産車として世界初となる、日産とトキコにより共同開発された、ショックアブソーバーの減衰力を室内にある手許のスイッチで「ハード」と「ソフト」の2段階に切り替えができる「フットセレクター」を装備しています。
なお、6代目スカイライン「R30型」のスポーティーグレードの最上級モデルとして、「2000ターボ GT-E・S」の発売から2ヵ月後の1981年10月に登場した「2000RS」の前期型および1983年2月に登場した「2000ターボRS」の前期型は、1979年(昭和54年)10月から1984年(昭和59年)10月にかけてテレビ放送された石原プロモーションの人気刑事ドラマ「西部警察」に登場する、赤色と黒色のツートーンカラーボディがカッコいい、特殊装備を備えた警察車両の「マシンRS-1」、「マシンRS-2」、「マシンRS-3」のベース車両となっています。
「マシンRS-1」、「マシンRS-2」、「マシンRS-3」の3台は、2001年3月22日に発売された「西部警察 スーパーマシンスペシャル」(6台セット/発売時価格¥2,500円 税5%別)により、トミカとして商品化されています。 |
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上部ビュー |
屋根上にはサンルーフが備えられています。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっています。
リアフェンダーには、白い字で「2000GT TURBO」と書かれていて、これは実車にもあったようです。
この「ニッサン スカイライン 2000ターボ GT-E・S」(No.20-4)のトミカは後に、1983年8月のマイナーチェンジにより登場した実車の「RS」後期型の、いわゆる「鉄仮面」仕様への金型改修が行われていて、その後期金型では前照灯とフロントグリル部分が埋められて、前照灯とフロントグリル部分は塗装(印刷)で再現されるようになっています。
そして、後期金型のバリエーションの日本製トミカがすべて「鉄仮面」仕様となっているわけではなく、この「No.20-4」系統のトミカは同じ日本製でも、前期金型のバリエーションと、「鉄仮面」仕様のトミカを含んだ後期金型のバリエーションが合計約40種類程度存在するという、複雑なバリエーション体系となっています。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルとシフトレバー(フロア)、座席シートなどが黒色系のプラパーツで再現されています。
ハンドルは、実車の3本スポーク型が再現されています。
スポーティーグレードだった「2000ターボ GT-E・S」(KHR30型)は、パワーステアリングはオプション装備で、パワーウインドウ、集中ドアロックなどの装備は無かったそうです。
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リアビュー |
スカイラインの象徴のひとつともなっている、リアの丸目4灯のテールランプがスカイラインファンの心を惹きつけます。
リア側のナンバープレート部分には、フロント同様に「6680」と刻印されています。
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車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には、「NISSAN SKYLINE 2000 TURBO GT-E・S」、「NO.20」、「S=1/65」、「MADE
IN JAPAN」などの刻印が見られます。 |
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パッケージ |
パッケージは、いわゆる「黒箱」のタイプとなっています。
なお、トミカの一部の黒箱のパッケージ側面には、このトミカのパッケージ側面に書かれた「T-31」のように謎めいた記号のようなものが書かれていますが、これはトミカに詳しい方によると、当時のトミー工業株式会社の決算期の、過去からの順番の数字を示しているのだそうです。
つまり、このトミカのパッケージ側面に書かれた「T-31」とは、トミー工業株式会社の前身の会社の決算期も含めて第31期の決算期に製造されたトミカであることを示していて、すなわち写真のトミカは第31期決算期の1982年(昭和57年)3月から1983年(昭和58年)2月の間に製造されたトミカである、ということになるようです。
そうすると、写真のパッケージに「T-31」と書かれたトミカは、このトミカが新発売された1982年7月から翌年の1983年2月までの間に製造されたトミカであろうことが推測されます。
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