トミカ スカイラインレーシング(R33) No.40-4 1997年7月発売
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スカイラインレーシング(R33)

 1997年7月に発売された「スカイラインレーシング(R33)」(No.40)のトミカ(中国製/No.40-4)です。

 この「スカイラインレーシング(R33)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1996年の全日本GT選手権(JGTC)GT500クラスに投入した、日産スカイラインGT-R(R33型/BCNR33)のレーシングカーの「UNISIA JECS仕様」(#3 ユニシアジェックス スカイライン)がモデルとなっています。

フロントビュー

 車体色は、印象的で目を惹く、オレンジ色系と白色のツートーンカラー基調となっています。


 (パッケージ表記)
 スカイラインレーシング(R33)
 SKYLINE RACING(R33)
 S=1/60
 トミカ 40 TOMY
 スーパースピード/サスペンション

 (車体底面)
 NISSAN SKYLINE GT-R R33
 TOMICA © 1995 TOMY
 NO.20 S=1/60
 MADE IN CHINA

 発売時価格 ¥360円(税5%別)
 発売期間 1997年7月~2001年10月


 2024.05.06現在




 長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」は、1995年の全日本GT選手権(JGTC)GT-1の第2戦からR33型GT-Rの「ユニシアジェックス スカイライン」を投入しているようです。(1995年のシーズンはドライバーは長谷見昌弘選手のみエントリー)

 写真の「スカイラインレーシング(R33)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1996年の全日本GT選手権(JGTC)GT500クラスに投入した、スカイラインGT-R(R33型/BCNR33)の「UNISIA JECS仕様」(#3 ユニシアジェックス スカイライン)がモデルとなっていて、同年のJGTC(全6戦)では、第3戦仙台ハイランドレースウェイの2位が最高で、シーズン成績は5位(47ポイント)となっています。

 1996年の全日本GT選手権(JGTC)GT500クラスには、長谷見昌弘選手は、田中哲也(たなか てつや)選手とパートナーを組んで「ハセミモータースポーツ」から参戦していて、長谷見選手と田中選手は2000年までパートナーを組んで「ハセミモータースポーツ」から日産スカイラインGT-Rで全日本GT選手権GT500クラスに参戦していますが、その間は一度もシリーズチャンピオンを獲得することはできなかったようです。

 なお、1996年の全日本GT選手権GT500クラスは、「ラーク・マクラーレンF1GTR」がシリーズチャンピオンを獲得しています。

 また、「ハセミモータースポーツ」の「ユニシアジェックス スカイライン」は、シーズン後の1996年11月にセントラルサーキット(兵庫県)にて開催されたノンタイトルレースのオールスター戦では優勝を獲得しています。(ただし、ラーク・マクラーレンの参加は無し)


上部ビュー

 このトミカには、車体に自分で貼るシールが同梱されていますが、車体に貼るシールが非常に多いトミカのひとつとなっています。

 写真のトミカのリアウイング上面に貼られた「UNISIA JECS」と書かれたシールは、1996年のシーズンに投入された実車の写真を見てみると、前・後が逆となっているようです。


左右サイドビュー

 写真のトミカのホイールは「2Gホイール」となっています。

 株式会社ユニシアジェックス(UNISIA JECS)は、当時は日産直系の機能部品総合メーカーでしたが、株式会社日立製作所が同社を完全子会社化し、2002年10月1日に商号が「株式会社 日立ユニシアオートモティブ」に変更され、その後、2004年10月1日に株式会社日立製作所に吸収合併されて消滅(解散)しています。




 トミカのフロントフェンダー部分には、透明地に日本の国旗が描かれ、黒い英字で「M.HASEMI T.TANAKA」(長谷見昌弘/はせみ まさひろ、田中哲也/たなか てつや)と書かれた、自分で車体に貼るシールが貼られています。


リアビュー

 1996年の全日本GT選手権(JGTC)GT500クラスに投入された実車の「ユニシアジェックス スカイライン」のリア側にも「TOMY」のロゴが記されていて、当時のトミーが「ハセミモータースポーツ」のスポンサーとなっていたようです。

 ですので、1996年仕様の「ユニシアジェックス スカイライン」(R33型/BCNR33)が、1992年仕様の「JECSスカイライン」(BNR32)、1993年仕様の「UNISIA JECSスカイライン」(BNR32)に引き続いてトミカとして発売されたのは、至って自然の流れなのかな、と思われます。

 Wikipediaによると、「長谷見昌弘とトミカ」は、「星野一義とカルソニック」、「中嶋悟とEPSON・PIAA」と同様に、長年のパートナーとして広く認識されているそうです。

 実際に、これまで長谷見昌弘選手がドライブしたレーシングカーやハセミモータースポーツのレーシングカーは、2007年8月20日(月)に「長谷見昌弘 レーシングスカイライン コレクション」(全6種)が発売されるなど、トミカとして多くの車種が商品化されています。



車体底面

 車体底面(裏板)には、「NISSAN SKYLINE GT-R R33」、「©1995」、「NO.20」と刻印されています。

 このことから、このトミカは、9代目「スカイライン」(R33型)がモデルで、1995年7月から1999年3月まで販売された「日産 スカイライン GT-R(R-33)」(No.20-7)のトミカがベースとなっていることがうかがえます。








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