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ポルシェ 959
1988年7月に発売された「ポルシェ 959」(No.120)のトミカ(日本製/No.120-1)です。
このトミカは、ドイツの自動車メーカー「ポルシェ」が1986年から1989年までに283台を製造・販売した、いわゆるスーパーカーの「ポルシェ959」がモデルとなっています。
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フロントビュー |
写真のトミカは、ヘッドライト部分が黒い楕円形の線で描かれているだけの、発売初期のバリエーションとなっています。
後期に発売されたバリエーションでは、ヘッドライト部分が盛り上がった鋳造成型となっているようです。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「959」と刻印されています。(リア側も同様)
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(パッケージ表記)
ポルシェ 959
PORSCHE 959
SCALE 1/58
トミカ 120 日本製 TOMY
スーパースピード/サスペンション/
ドアー開閉
(車体底面)
PORSCHE 959
TOMICA ©1988 TOMY
NO.120 S=1/58
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥320円
発売期間 1988年7月~1992年1月
2024.08.21現在
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「ポルシェ 959」は、当時のポルシェが持っていた技術を結集して生産された、いわゆる「スーパーカー」で、当時のグループBのホモロゲーションを取得するために当初は200台の生産予定だったようですが、予想を上回る注文があったために増産されて最終的に283台が生産されたそうです。
「ポルシェ 959」の駆動方式はフルタイム4WDで、最高出力450馬力(PS)の2,848cc 水平対向6気筒DOHCツインターボエンジンをリアに縦置きに搭載し、変速機は6速MT、最高速度は300km/h以上となっています。
ボディは一体化されたリアフェンダー、下面全面のカバーリング、NACAダクトの採用などにより空気抵抗の低減が図られています。
四輪駆動システムは可変トルクスプリット式とよばれ、本車の最大の特徴とされていて、加減速、コーナリングなどにおける車体の状況に応じて前後の駆動力配分をコンピュータで自動制御し、ステアリングコラムに備えられたレバースイッチを操作することにより、天候や路面状況に応じた最適なモードを選択することができるそうです。
そのほか、ポルシェがボッシュ(BOSCH)と共同開発した、タイヤの空気圧低下警告システムが装備され、サスペンションは走行性能優先と乗り心地優先を選択可能で、また、地上高も120mm、150mm、180mmのいずれかを選択可能となっているそうです。 |
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上部ビュー |
写真のトミカは、車体後部上面など、ところどころ車体の金属が錆びて塗装表面にデコボコができる「塗装むくれ」の症状が見られます。
この症状は、押し入れに入れっぱなしの場合や、湿気の高い暗い場所などで保管されてきたトミカによく見られる症状なのだそうです。
なお、このトミカは、歴代のトミカの中でも車体サイズが大きいほうになるかと思います。
この「ポルシェ 959」(No.120-1)のトミカは、日本経済がいわゆる「バブル景気」とよばれる好景気の最中の1988年7月に発売されていますので、当時は車体の大きいトミカを製造・販売する余裕が日本国内にはあったのかもしれません。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは、「2Gホイール」となっています。
また、このトミカはサスペンション、左右ドア開閉の機能が備えられています。
この「ポルシェ 959」(No.120-1)のトミカは、同じ日本製でも車体色が赤色系やグリーンメタリック系の特注品、第7回三越本店こども大博覧会の特注品、1989年10月に発売された「未来緊急隊セット」(4台セット)に入っている金メッキ仕様のもの、ヘッドライト部分の造形が異なるもの、ハンドル、シートなどのインテリア(内装)が黒色系などのバリエーションが存在します。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
左ハンドルとシフトレバー、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。
ハンドルの形状は、実車のものに近い形状が再現されています。
実車は左ハンドル車のみが生産され、右ハンドル車は生産されなかったそうです。
また、実車は後席を備えていたそうで、トミカのインテリア(内装)でも後席は再現されています。
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リアビュー |
トミカのリアのナンバープレート部分には、フロント同様に「959」と刻印されています。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には、「PORSCHE 959」、「TOMICA ©1988 TOMY」、「NO.120 S=1/58」、「MADE IN
JAPAN」などと刻印されています。
この「ポルシェ 959」(No.120-1)のトミカは、ちょうど1988年にトミカの「外国車シリーズ」(1976年4月発売。通称「青箱」)が廃版とされていった時期に発売されていますので、もう少し早く発売されていたら「外国車シリーズ
西ドイツ車」として発売されていたのかもしれません。 |
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