トミカ ルノー5 ターボ ラリー No.F36-2 1982年1月発売 日本製
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ルノー5 ターボ ラリー

 1982年1月に発売された「ルノー5 ターボ ラリー」(No.F36/外国車シリーズ・フランス車)のトミカ(日本製/No.F36-2)です。

 この「ルノー5 ターボ ラリー」のトミカは、かつてラリーに参戦した、「ルノー5 ターボ」をベースとした実車のラリーカーがモデルになっているようですが、具体的にどのマシンがモデルになっているかについては、私では現時点ではわかっていません。

フロントビュー

 フロント部に取り付けられた2灯の補助ライトが、ラリーカーとしての雰囲気を高めています。

 ナンバープレート部分には「3970」と刻印されています。


 (パッケージ表記)
 ルノー5 ターボラリー
 RENAULT 5 TURBO RALLY
 トミカ 外国車シリーズ フランス車
 日本製 T30
 TOMICA F36 FRANCE
 MADE IN JAPAN
 SCALE 1/58

 (車体底面)
 RENAULT 5 TURBO
 tomica NO.F25 S=1/58
 © TOMY
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥320円
 (※パッケージにギミックの記載無し
  サスペンション/左右ドア開閉)

 発売期間 1982年1月~1984年6月


 2024.06.19現在




 「ルノー5 ターボ」は、ルノーが1972年に発売しヨーロッパ中においてベストセラーになった大衆車の「ルノー5」(5はフランス語でcinq[サンク]と読む)のターボ車で、WRC(世界ラリー選手権)のグループ4のホモロゲーションモデル(レースに参戦するために開発・販売された規定に合った市販車)として、1978年10月のパリモーターショーで発表され、1980年に発売が開始されています。

 「ルノー5 ターボ」は、リアのオーバーフェンダーが大きく張り出しているのが外観上の特徴ともなっていて、全幅は、ベース車の「ルノー5」よりも225mm拡大されて1750mmとなったそうです。

 「ルノー5 ターボ」は、ベース車となった前輪駆動でフロントミッドシップの大衆車「ルノー5」とは異なり、エンジンがリアシート(後部座席)の場所に設置されて後輪駆動のリアミッドシップ車とされ、そのためにリアシートが無くなり乗車定員が2名となったそうです。

 また、軽量化のためにボディ外板は薄い鋼板に、ルーフやドア、リアハッチはアルミ製とされて車両重量は920kgとなっていて、エンジンは最高出力160馬力(PS)の1.4L(1,397cc)直列4気筒OHV 空冷式インタークーラー付きターボエンジンを搭載し、変速機は5速MT、0-100km/h加速は6.9秒、最高速度は200km/hとなっています。

 「ルノー5 ターボ」は、ルノー・スポールが開発し、アルピーヌが生産を行い、1982年までに1,690台が生産され、1983年には、ボディ外板をスチールとし、内装をコストダウンして約25%価格を下げた普及版の「ルノー5 ターボ2」が発売されて、1985年までに3,167台が生産されたそうです。

 「ルノー5 ターボ」をベースとしたレース用のラリーカーは、1980年のWRC(世界ラリー選手権)「ツール・ド・コルス」でデビューし、翌1981年のWRC開幕戦のラリー・モンテカルロにて、「曲芸師」の愛称をもつ「ジャン・ラニョッティ」(フランス出身)のドライブ(Renault Elf/カーナンバー9)により初の総合優勝を獲得したそうです。

 余談になりますが、ジャン・ラニョッティは、1998年に公開されたフランス映画「TAXi」(タクシー)で撮影ドライバーを努めているそうです。


上部ビュー

 トミカの車体のフロント部上面には、「RENAULT elf」と書かれ、「RALLYE MONTECARLO 22 1981」と書かれていると思われるエントリープレートが描かれています。

 ルーフ上面(屋根上)には、ルノーのマークが描かれ、「elf」、「PARIS」と書かれています。


左右サイドビュー

 車体側面ドア部分には、カーナンバー「22」、④、「CIBIE」、「europcar」、「de Carbon」、「TISSOT」などの数字やロゴマークが描かれたシールが貼られています。

 また、写真のトミカのホイールは、前輪が1Kホイール、後輪が直径の大きい2Gホイールとなっています。

 トミカの「2Gホイール」は、1981年12月に発売された、このトミカのベースとなっている「ルノー5 ターボ」(No.F25-2)や「マツダ サバンナRX-7 レーシング」(No.74-3)から装着されるようになったそうです。

 この「ルノー5 ターボ ラリー」のトミカは、カラーリングや車体に描かれたデザインなどが異なる、日本製の河口湖自動車博物館特注品、中国製のアイアイアド特注品などのバリエーションがいくつか存在します。



ドアを開けた状態


トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとフロアシフト、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。

 ハンドルは左ハンドルで、「ルノー5 ターボ」の実車の特徴的なデザインとなっている、Γ形の2本スポークタイプのハンドルが再現されています。

 このようなΓ形のハンドルをはじめ、インテリア(内装)のスタイリッシュなデザインは、当時のイタリアの著名な工業デザイナー「マリオ・ベリーニ」による「アバンギャルド」なデザインといわれています。

 また、写真には写っていませんが、ドアパーツの内側(車内側)には、左側が「F25-1」、右側が「F25-2」の刻印があります。






リアビュー

 リアのナンバープレート部分には、フロント同様に「3970」と刻印されています。



車体底面

 車体底面(裏板)には、「NO.F25」、「RENAULT 5 TURBO」などと刻印されています。

 このことから、このトミカは、このトミカが発売される前月の1981年12月に発売された「ルノー5 ターボ」(No.F25-2)のトミカがベースとなっていることがうかがえます。

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