トミカ シグマ MC74 マツダ No.105-1 1975年10月発売 日本製
トミカレビュー展示室 フォーミュラカー・レーシングカー TOMICA TOY Gallery

★このトミカのジャンルのページはこちら♪
 フォーミュラカー・レーシングカー



CONTENTS LINK ★写真・レビュー・詳細♪


トミカレビュー展示室TOPへ




ホットウィール展示室へ




HOMEへ



鉄道関連趣味の部屋♪
『鉄道関連趣味の部屋』TOPへ♪




秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録



フィギュアレビュー・写真撮影館

「トミカ ナンバー別一覧表」TOPへ






シグマ MC74 マツダ
('74年ル・マン出場マシン)

 1975年10月に発売された「シグマ MC74 マツダ」(No.105)のトミカ(日本製/No.105-1)です。

 このトミカは、1974年(昭和49年)に「シグマ・オートモーティブ」(現在の「サード」の母体)が設計・開発を行い、マツダの「12A」ロータリーエンジンを搭載した純国産マシンで、1974年6月に開催されたル・マン24時間レースで日本車として初めて24時間を走りきった「シグマ MC74 マツダ」がモデルのトミカとなっています。

フロントビュー

 ボディカラーは、日本の国旗をイメージしているかのような赤色と白色の2色のツートーンカラー基調となっていて、ヘッドライトは4灯型となっています。

 トミカの車体には、ゼッケンナンバー「25」のシールなどが車体各部に貼られています。


 (パッケージ表記)
 シグマ MC74 マツダ
 SIGMA MC74 MAZDA
 '74年ル・マン出場マシン
 S=1/64 トミー TOMY
 tomica 105 Japan 国産 T-23
 スーパースピード/サスペンション
 SUPER SPEED/SUSPENSION

 (車体底面)
 SIGMA MC74 MAZDA
 tomica NO.105
 S=1/64
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥220円

 発売期間 1975年10月~1989年2月
 (※1980年まで、または
  1988年まで販売の説有り)


 2024.07.31現在




 「シグマ MC74 マツダ」は、先代車の「シグマ MC73」よりも、ル・マンでの直線スピードをあげることと、MC73で発生したクラッチトラブルとサスペンショントラブルを対策することを目的に設計・製造されたそうです。

 先代車の「シグマ MC73」は、「シグマ MC74」と同様に「シグマ・オートモーティブ」(現在の「サード」の母体)が設計・開発を行い、日本車として初めてル・マン24時間(1973年6月)に参戦し(26号車)、予選14位、決勝では約10時間30分後にクラッチトラブルでリタイヤとなっています。

 「シグマ MC74 マツダ」のシャーシにはツインチューブアルミモノコックが、モノコックには現在の航空機で主として使用されている強度が高いアルミ合金「ジュラルミン」(17S)が採用され、ボディカウルは空気抵抗を低下させたサイドラジエターのセミロングテールとなっています。

 エンジンは、自然吸気(NA)の公称出力260PSのマツダ「12A」ロータリーエンジン(換算排気:573×2×2=2,292cc)をミッドシップに搭載し、変速機(トランスミッション)はヒューランドFG400 5速+リバース MT、タイヤはダンロップ、ホイールは神戸製鋼のマグネシウムホイールとなっています。

 実車の「シグマ MC74 マツダ」は、1974年6月15日から16日にかけて開催されたル・マン24時間レースに、ドライバーは、高橋晴邦、寺田陽次郎、岡本安弘の3名(敬称略)で「シグマ・オートモーティブ」を主体として「マツダオート東京」の混成チームとして参戦し、日本車として初めて24時間を走りきりましたが、レース中に発生したクラッチトラブル、電気系トラブル、タイヤのパンクによるカウル修理、エンジンが小石を吸い込んだことによるエンジンオーバーホールなど、多くのトラブル対応のためにピットストップ時間が約10時間と長くなってしまったために、規定周回数を達成することができず、公式記録では完走扱いとはなっていないそうです。

 また、実車の「シグマ MC74 マツダ」は、1975年に「マツダオート東京」から富士グランチャンピオンレース(GC)の全5戦中の2戦に参戦していますが、いずれも結果を残せずに終わったようです。

 なお、「シグマ MC74」の車名の「MC」は「メイクスチャンピオン」の略となっているそうで、後継車として「シグマ MC75」が存在しています。


上部ビュー

 フロント部上面に貼られた四角形型の大き目のゼッケンナンバー「25」のシールは、発売時にもともと車体に貼られていたシールとなっているようです。

 それ以外の、4つの円形のゼッケンナンバー「25」のシール、「Canon」、「Mobil SHC」、「MAZDA」、「DUNLOP」、「STP」の各2枚ずつのシールは、パッケージに同梱されていて、自分で車体に貼るようになっています。

 なお、この「シグマ MC74 マツダ」のトミカの発売最当初のモデル「No.105-1-1」は、フロント部上面のゼッケンナンバー「25」のシールが円形となっているのが特徴です。

 1974年6月に開催されたル・マン24時間レースに参戦した実車のフロント部上面のゼッケンナンバー「25」は円形となっています。


左右サイドビュー

 実車の「シグマ MC74 マツダ」は、全長 4650mm、全幅 1900mm、全高 900mm、ホイールベース 2380mmとなっています。



リアビュー

 車体後端部には、方向安定性を高めるために、航空機のような垂直尾翼が備えられています。



車体底面

 トミカの車体底面(裏板)には、「SIGMA MC74 MAZDA」、「tomica NO.105 S=1/64」、「MADE IN JAPAN」と刻印されています。


パッケージ

パッケージには「'74年ル・マン出場マシン」と書かれています。









★このトミカのジャンルのページはこちら♪
 フォーミュラカー・レーシングカー


ホットウィール展示室へ トミカレビュー展示室TOPへ HOMEへ