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秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録

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スバル R-2
1971年(昭和46年)10月に発売された「スバル R-2」(No.9)のトミカ(日本製/No.9-1)です。
このトミカは、富士重工業(現・SUBARU)が1969年(昭和44年)8月から1973年(昭和48年)2月まで販売していた軽自動車「スバル
R-2(アールツー)」がモデルになっています。
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フロントビュー |
このトミカは、フロントフードが開閉仕様となっていることが特徴です。
実車のフロント部はトランクルームとなっていて、エンジンはリア側に搭載されています。
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(パッケージ表記)
スバル R-2
SUBARU R-2
tomica 9 Japan
S=1/54 TOMY T-22
OPENING BONNET/SUPER SPEED/
SUSPENSION
(ボンネット開閉/スーパースピード/
サスペンション)
(車体底面)
SUBARU R-2
tomica NO.9 S=1/54
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥180円
発売期間 1971年10月~1974年4月
2025.06.03現在
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「スバル R-2(アールツー)」は、富士重工業(現・SUBARU)が1969年(昭和44年)8月15日から1973年(昭和48年)2月まで販売していた軽自動車で、「てんとう虫」の愛称で親しまれた同社の「スバル360」の後継車種として発売され、キャッチコピーは「ハードミニ」となっていたそうです。
1958年(昭和33年)に発売されて軽自動車として成功した「スバル360」も、1967年(昭和42年)に発売された「ホンダ N360」や、「スズキ
フロンテ」、「ダイハツ フェロー」の登場により次第に商品としての競争力を失っていき、そのような状況に対応すべく、この「スバル R-2」は「スバル
360」の基本メカニズムを踏襲しつつ、熟成・発展させたモデルとして発売されたのだそうです。
登場時の「スバル R-2」は、駆動方式がRR(リアエンジン・リアドライブ)で、エンジンは最高出力30馬力(PS)の356cc空冷2気筒「EK33型」エンジンを搭載し、変速機は前進4速+後退1速(オートクラッチも用意)、燃料タンク容量は25Lとなっています。
登場時のラインナップは、スタンダード、デラックス、スーパーDXの3グレードとなっていて、発売当初は順調な販売だったそうですが、競合車種も好調で、発売後1年程度で販売台数が落ち込んでしまったのだそうです。
そのような現状を打破すべく、1970年(昭和45年)4月に最高出力32PSの「スポーティーデラックス」と36PSの「SS」が追加され、同年10月には豪華版の「GL」が追加、そして1971年(昭和46年)2月のマイナーチェンジで標準エンジンの出力が32PSへパワーアップされ、同年10月には最高出力32PSの「EK34型」水冷エンジンを搭載したモデルの「L」シリーズ(スーパーL、カスタムL)と、豪華高性能版の「GSS」が追加されるなど、次々と新しいモデルが投入されていきますが、販売台数の増加にはつながらなかったそうで、「スバル
R-2」は登場から約3年6ヵ月という短い期間で販売終了となっています。
そのようなこともあってか、この「スバル R-2」(No.9-1)の通常版のトミカの発売期間も1971年(昭和46年)10月から1974年(昭和49年)4月までの約2年6ヵ月間と短く、状態の良いトミカは人気があって比較的入手が難しいトミカとなっています。 |
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上部ビュー |
「R-2」という車名は、リアエンジン車の2世代目という意味が込められているそうです。 |
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左右サイドビュー |
このトミカは、サスペンションの機能(アクション)はありますが、ドア開閉の機能は備えられていません。
なお、このトミカのパッケージ側面には、アクションに関する記載が英語表記で「OPENING BONNET/SUPER SPEED/SUSPENSION」と書かれていますが、ネットで私が見た限りでは、今のところアクションに関する日本語表記を見たことがありません。(あくまで現時点での個人的見解です)
写真のトミカのホイールは「1Eホイール」で、車体色はメタリックグリーン系となっています。
この「スバル R-2」(No.9-1)のトミカは、発売当初は赤色ボディの1Eホイール(No.9-1-1)で発売され、その後、早い時期に、このページでご紹介していますメタリックグリーン系の車体色のバリエーションに切り替えられたそうです。
そのため、発売当初の赤色ボディのバリエーション(No.9-1-1)は、状態のいいモノの現存数が少ないようで、現在では人気があってレア度が高く、入手の難しいトミカとなっているようです。
そのほか、このトミカは同じ日本製でも、通常品ではない特注品やセット品などのバリエーションが、少なくとも10種類以上存在するようです。
また、このトミカは、通常品ではない中国製のバリエーションも何種類か存在します。
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドル(ステアリング)、フロアシフト、座席シートなどが赤いプラパーツで再現されています。 |
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開閉可能な仕様となっているフロントフード |
この「スバル R-2」(No.9-1)のトミカは、フロントフードが開閉仕様となっているのが特徴です。
実車のフロント部分には、容量210Lのトランクルームが確保されていて、エンジンはリア側に搭載されています。
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フロントフードの内側の面には「009-03-2」と刻印されています。(下の写真)
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リアビュー |
リア側のナンバープレート部分には「R-2」と刻印されています。
また、リアの左上部分には、実車にあった「Subaru R-2」のエンブレムが再現されています。
リア右上部分の凸部の刻印で文字のようなものが造形された部分は、実車では「GL」などのグレード名のエンブレムが取り付けられていた部分になります。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には、「SUBARU R-2」、「tomica NO.9 S=1/54」、「MADE IN JAPAN」などと刻印されています。 |
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