トミカ アピタ ピアゴオリジナル 〈トヨタ 2000GTワールド〉 第1弾 覆面パトカータイプ 2009年5月発売
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トヨタ 2000GT 覆面パトカー

 2009年5月23日(土)に発売された「アピタ ピアゴオリジナル <トヨタ 2000GTワールド> 第1弾 覆面パトカータイプ」のトミカ(中国製/No.5-1の新金型)です。

 「トヨタ 2000GT」がベースとなっている覆面パトカー仕様となっていますが、「トヨタ 2000GT」の実車の生産台数は少なく、当時とても高価な高級スポーツカーだったので、実車の覆面パトカー仕様は存在していないものと思われます。

 しかしながら、こんな覆面パトカーが実際にあったらカッコいい!ということに変わりはないと思われます。

フロントビュー
 実車の「トヨタ 2000GT」のヘッドライトは、当時としては最高級の高性能車としてのステータスを表していたリトラクタブル・ヘッドライト(格納式前照灯)となっています。
 なお、No.5-1「トヨタ 2000GT」のオリジナルのトミカ(1970年発売当初)のフロントグリルの形状は、1969年8月にマイナーチェンジによりフォグランプが小型化されてグリルと直線的に一体化された、実車の後期型となっていますが、このトミカのように新金型の「トヨタ 2000GT」のトミカのフロントグリルの形状は、フォグランプ部分が大きい、実車の前期型となっています。

 「トヨタ 2000GT」は、トヨタのスポーツカーとして、また、日本車としてスーパーカーに近い存在として語り継がれ、現在では、日本車の絶版車の人気車種のひとつとなっていて、1台1億円以上で取引された例もあるようです。

 「2000GT」は、トヨタとヤマハ発動機が共同開発し、ヤマハ発動機への生産委託の形で、1967年から1970年までトヨタブランドで、試作車も含めて合計337台が生産されたのだそうです。

上部ビュー
 屋根上には、赤色の警光灯のクリアパーツが左右両サイドに1個ずつ取り付けられています。

 1967年の発売当時の実車の「トヨタ 2000GT」の価格は¥238万円で、当時のトヨタ自動車の高級車「クラウン」が2台、大衆車「カローラ」が6台買える計算だったそうで、1967年(昭和42年)当時の日本における大卒者の初任給が約2万6000円前後とされていますので、月給の約90倍程度の価格であったことがわかります。

 現在の大卒者の初任給が約22万5千円(厚生労働省による2021年の調査)と仮定した場合、現在の感覚では1台約2000万円以上もする、とても高価な高級車であったことがわかります。

 それでも生産に手間がかかり過ぎてコスト面で採算がとれない価格設定となっていたそうで、常に赤字計上での販売となっていて、トヨタ自動車にとっては「高価な広告費」であった、ともいわれているようです。(Wikipedia参照)

左右サイドビュー
 車体色はシルバー(銀色)基調となっています。

 なお、「トヨタ 2000GT」のオリジナルのトミカ(No.5-1)は、トミカが初めて世に発売された1970年の7台のうちの1台として、1970年8月に発売が開始され、人気のあったトミカだったため約11年間の長きに渡り販売が継続されたそうですが、金型が損耗したために1981年9月に生産中止となったそうです。

 そのため、このトミカは、その後新たに造られた金型により生産されたものとなっているようです。

リアビュー
 リアのナンバープレート部分には、このトミカが発売された2009年を意味しているものと思われる「2009」の数字が書かれています。
 なお、リアまわりの造形も、No.5-1のオリジナルのトミカ(発売当初の日本製)と新金型のトミカでは異なっています。

車体底面

パッケージ

 (車体底面)
 TOYOTA 2000GT
 TOMICA © 2002 TOMY
 S=1/59
 MADE IN CHINA

 発売時価格 ¥500円(税5%別)
 (左右ドア開閉/サスペンション)


 2023.01.13現在










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