トミカ フォルクスワーゲン ポリスカー ワーゲンフェア No.F70-1 日本製
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フォルクスワーゲン ポリスカー
(ワーゲンフェア)

 1979年3月に発売された「フォルクスワーゲン ポリスカー」(No.F70/外国車シリーズ・西ドイツ車)のバリエーションのひとつとなっているトミカで、「トミカ&ダンディ ワーゲンフェア」にて販売されたトミカ(日本製/No.F70-1-4)です。

 「トミカ&ダンディ ワーゲンフェア」は、1979年(昭和54年)限定で8月1日から9月30日まで国内のオモチャ屋さんやデパートなどにて開催され、期間中は当時発売されていた「フォルクスワーゲン 1200LSE」(No.F20-1/1977年6月発売)、「フォルクスワーゲン ポリスカー」(No.F70-1/1979年3月発売)、「フォルクスワーゲン 1303S コンバーチブル」(No.F23-2/1979年7月発売)のトミカをベースにした、通常品とは異なるオリジナルのカラーやデザインのトミカが販売されたようです。

フロントビュー

 トミカのナンバープレート部分には「1200」と刻印されています。

 このトミカは、サスペンションのギミック(仕掛け)が備えられています。



 (パッケージ表記)
 フォルクスワーゲン ポリスカー
 VOLKSWAGEN POLICE CAR
 トミカ 外国車シリーズ F70
 TOMICA
 SCALE 1/60
 西ドイツ車 日本製
 WEST GERMANY MADE IN JAPAN

 (車体底面)
 VOLKS WAGEN
 © 1977 TOMY
 tomica
 NO.F20 S=1/60
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥240円(No.F70-1-1)
 (サスペンション)

 No.F70-1の発売期間
 1979年3月~1988年


 2024.04.10現在




 このトミカは、トミカとしては、1977年6月に発売された「フォルクスワーゲン 1200LSE」(No.F20-1)のトミカがベースとなっていて、車体側面にドイツ語で「警察」を意味する「POLIZEI」と書かれたシールが貼られた、ドイツの警察のパトカー仕様のトミカとなっています。

 このトミカのベースとなっている実車は、ドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン」によって製造され「タイプ1(Type 1)」と呼ばれ、「ビートル(Beetle)」や「カブトムシ」の通称で世界中において愛された車となり、1938年の生産開始から2003年7月の生産終了までに、エンジン、電装、細部の形態変更などの改良が繰り返されながら、累計2152万9464台が生産されたそうです。

 2152万9464台という生産台数は、四輪乗用車の歴史において単一モデルの最多量産記録となっているそうです。

 ちなみに、その生産台数は輸送用機器全体においても2位となっていて、1位は累計1億台以上が生産されている「ホンダ スーパーカブ」(現在も生産継続中)なのだそうです。

 ネット上で調べてみたところ、このトミカのように車体色が緑色系(グリーン系)と白色のツートーンカラー基調で、車体側面に「POLIZEI」(ドイツ語で警察の意味)と書かれた、フォルクスワーゲン「ビートル」をベースとしたパトカー(警察用車両)が、かつて実際にドイツ国内の警察に導入されて活躍していたようです。

 フォルクスワーゲン「ビートル」をベースにした実車のパトカーの写真を見てみたところ、カラーリングはほぼ同じで、屋根上の警光灯も青色系の円筒形で、車体側面には「POLIZEI」と書かれていて、このトミカは、ほぼ実車がモデルになっているといえそうです。(※実車は個体によっては、屋根上が白色だったり、サイレンが装備されていたり、フロントのトランクリッド上面やリア側にも「POLIZEI」と書かれているなどの細かい相違点はあります。)

 ただ、当時のこのトミカを制作された方達が、ほんとうに当時のドイツの警察のフォルクスワーゲン「ビートル」のパトカーをモデルにしたのかどうかは、制作の経緯を知っているわけではありませんので、私では断定することはできないと思われます。


上部ビュー

 屋根上には、青色系のクリアパーツが使用された円筒形の警光灯が取り付けられています。


左右サイドビュー

 このトミカは、車体色が緑色系(グリーン系)と白色のツートーンカラー基調で、車体の左右両側面にドイツ語で「警察」を意味する「POLIZEI」と書かれたシールが貼られているのが特徴となっています。

 また、このトミカのホイールは「2Fホイール」となっています。

 「2Fホイール」は、この「フォルクスワーゲン ポリスカー」のトミカのベースとなっている、1977年6月に発売された「フォルクスワーゲン 1200LSE」(No.F20-1)のトミカから使用が開始された、扇形の穴が4個あるタイプのホイールとなっています。



リアビュー

 トミカのリア側のナンバープレート部分は、文字や数字などは何も刻印されていません。



車体底面

 車体底面(裏板)には、「NO.F20」と「© 1977」の刻印があります。

 このことは、このトミカが、1977年6月に発売された「フォルクスワーゲン 1200LSE」(No.F20-1)のトミカがベースとなっていることの表れとなっています。








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