機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 赤いガンダム バンプレスト
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX
機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 赤いガンダム バンプレスト

 2025年(令和7年)6月10日(火)からアミューズメント専用景品(PRIZE ONLY)として順次登場した、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 赤いガンダム」(バンプレスト)です。

 ガンダムシリーズの最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ジークアクス)に登場する「赤いガンダム」(gMS-α)が、バンプレストのプライズロボットフィギュアブランド「限械突破」から、全高約28cmの超ビッグサイズで立体化されたものです。

 バンプレストのプライズブランド「限械突破」は、彩色済、ノンスケールの超ビッグサイズのロボットフィギュアシリーズとなっています。

 「限界」に掛け合わせて「限械突破」と冠されるだけあって、非常にボリューム感のある大きさのロボットフィギュアで、プライズでこれだけのクオリティーのものを商品化できるなんて、バンプレストの企業力と熱意に驚きを感じるとともに、敬意を表したいレベルの出来栄えとなっています。

 そして、こんなに大きな立っている姿のロボットフィギュアであるにもかかわらず、このフィギュアは台座が無くても自立できるという点もすごいと思います。

 このフィギュアは台座は付属していませんので、最初から自立できることが前提で商品化されています。

 この「赤いガンダム」(gMS-α)のフィギュアは、頭部、胴体以下の部分、後部(背中)のランドセル兼コアファイターの3つのパーツに分かれてパッケージに梱包されていて、飾ったりする場合には、それら3つのパーツを自分で組み立てる必要があります。

 胸部にはジオン公国軍のマークが描かれていて、連邦軍らしい設計思想のスタイル・デザインのガンダムとなっていますが、一方で、「新世紀エヴァンゲリオン」のメカニックデザインと設定を担当された山下いくと氏によるメカニカルデザインのためか、外面はどことなくエヴァの要素を感じさせる気がします。

 このエヴァを感じさせる雰囲気は、もしかしたら「エヴァンゲリオンシリーズ」を手がけた「スタジオカラー」色を出すために、あえて意識してデザインされたものなのかもしれません。

 なお、このフィギュアは、可動部分は特に無いようです。

 今後は、同じくバンプレストのプライズロボットフィギュアブランド「限械突破」から、「GFreD(ジフレド)」が2025年7月17日(木)から、「白いガンダム」(RX-78-02)が2025年8月に登場予定となっています。


 (以下本編内容有り。ネタバレなどご注意ください。個人の感想ですので誤解釈もありえます。

 「赤いガンダム」(gMS-α)は、元は連邦軍が開発・製造した新型MS「RX-78-02」(白いガンダム)で、アニメ第2話「白いガンダム」にてジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐がサイド7に侵入し強奪したモビルスーツになります。

 連邦軍の「RX-78-02」ガンダムといっても、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ジークアクス)の物語における、ララァ・スンが願った「シャアの死なない」世界線で登場するガンダムであり、いわゆるファーストガンダムに登場する、アムロ・レイが乗ったガンダム「RX-78-2」とは異なるデザインのガンダムとなっています。

 ファーストガンダムにて使用された楽曲や効果音などが多く使われたアニメ第2話「白いガンダム」での強奪シーンでは、シャアは初めて乗る連邦軍のMSにも関わらず、「RX-78-02」(白いガンダム)を乗りこなし、頭部のバルカン砲を撃ち尽くしながらも、背部のランドセルに装備されたビーム・サーベルで連邦軍のMS「RX-77-02 ガンキャノン」を撃破します。

 そして、宇宙空間では、連邦軍から同じく強奪したペガサス(ホワイトベース級。シャアいわく「木馬」)のカタパルトデッキから、シャアは「白いガンダム」に搭乗して発進し、連邦軍のワッケインの命令で追撃してきたサラミス級から発進したMS「RX-78-01 01ガンダム(ゼロヒトガンダム)」と鹵獲された模擬戦用の「MS-06 ザク」の計2機を、それぞれビーム・サーベルと足蹴り、ビーム・ライフルで撃破しています。

 アニメ第2話「白いガンダム」の本編中では、シャアは「白いガンダム」に搭乗しながら、「…ほう。5倍以上のエネルギーゲインがある。…やってみるか!」、「ザクとは違う面白い操縦法だが…。頭部がカメラセンサーだけでなく、銃座も兼ねているのか。」、「…名は、ガンダム。連邦らしい俗っぽい名前だ。」、「オートバランサーはザクと同じか。立ってくれよ!」、「(バルカン砲の)弾切れが早い!使えんな!」、「むやみに撃破すればコロニーに穴が開く。白兵戦用の武器はないか!?(ビービー)…これか!」、「歴史上初めてのモビルスーツ戦…。意外とあっけないものだな。」、「モビルスーツをカタパルトで射出とは、連邦も面白いことをする。」、「しかし、テスト用とはいえ、こうも白くては目立ちすぎる。この機体、最初から囮が目的なのかもしれんな…。」、「(連邦軍に鹵獲されたザクは)試射にはいい目標だ!…さて、連邦の新兵器、どれほどのものか!?」、「この距離でザクを一撃か!モビルスーツに戦艦並みのビーム砲とはな。」、「では、見せてもらおうか!このモビルスーツの性能とやらを!」、「機動性はヤツ(ゼロヒトガンダム)も同じか!…ならば!」、「…ガンダムか。このモビルスーツが今後の戦略のカギとなるのかもしれんな。」などと、奪取した「白いガンダム」(RX-78-02)のことを語っています。

 ファーストガンダムを視聴したことがある方ならば、どこかで聞いたようなセリフも含まれていると思います。

 そのほか、シャアは、サイド7でトレーラーに載せられた「白いガンダム」を奪取しようと近づいた時に「…しかし、あきれるな。コクピットを開放したままとはな。連邦の技術者は前線を知らんとみえる。」などと連邦軍の体制を批判しています。

 その後、シャアに奪取された連邦軍の「RX-78-02」(白いガンダム)は、シャア専用機の識別色として赤色に塗装変更、サイコミュ連動型無線誘導・無人攻撃器「ビット」の装備や「アルファ型サイコミュ」による運動性向上などの改修を施されて「赤いガンダム」(型式番号 gMS-α)となり、ジオン公国軍のMSとなってしまいます。

 その後、シャアの搭乗する「赤いガンダム」は、キシリアとシャリア・ブルをうならせるほどの活躍を見せますが、U.C.0079時の第2次ソロモン会戦の時に、「赤いガンダム」のサイコミュが暴走し「ゼクノヴァ」と呼ばれる壮大に輝く謎の超常現象事故を起こし、ソロモン要塞の1/3を消失させ、「赤いガンダム」はシャアとともに行方がわからなくなります。

 そして時は流れ、U.C.0085時には、ジオン公国軍のシャリア・ブルが、最新鋭試作MS「GQuuuuuuX(ジークアクス/型式番号 gMS-Ω)」を搭載した強襲揚陸艦ソドン(元・連邦軍 ペガサス/ホワイトベース級)に乗艦し、シャアと「赤いガンダム」を捜索することになります。

 その時には「赤いガンダム」は、サイド6界隈にてモビルスーツ(MS)同士による非合法の賞金バトル「クランバトル」(2対2のチーム戦)に参加するシュウジの搭乗機となっていて、その後は、マチュ、ニャアン、シュウジ、キシリア・ザビ、シャリア・ブルを中心に物語が進んでいきます。

 そして、第11話「アルファ殺したち」にて、イオマグヌッソの開発スタッフの一員「シロウズ」としてジオンに潜入していたことがキシリアに見破られたシャアは、「赤いガンダム」と再会することとなり、U.C.0079時の軍服姿となって再び「赤いガンダム」に搭乗し、最終話となる第12話「だから僕は…」にて、ファーストガンダムの最終話を彷彿とさせるがごとく、シャアは「赤いガンダム」のバズーカにて、チベ級重巡洋艦「パープルウィドウ」の艦橋に座乗するキシリアを討ちます。

 しかし、それを見届けた「MAN-03 キケロガ」(サイコミュ搭載型MA)に搭乗していたシャリア・ブルは、キシリアの次に人類にとって危険な存在になるのはシャアであるとの自身の考えに基づき、シャアの乗る「赤いガンダム」に攻撃を仕掛けます。

 最後はシャリア・ブルの攻撃により「赤いガンダム」は大破し、マチュが「向こう側の世界」からやってきたシュウジの乗る巨大化したガンダムを撃破し、シュウジを諭すことに成功したために、ララァは目覚め、「ありがとう、こちら側のニュータイプさん。」とお礼を告げて「向こう側の世界」へと帰って行き、シャアも現在の姿(シロウズの容姿)に戻ります。

 そして、シャアの乗る「赤いガンダム」との戦闘により「MAN-03 キケロガ」が大破しながらも生き延びたシャリア・ブルが、シャアに「大佐は、どうなさるおつもりですか?」と尋ねると、シャアは「…そうだな。貴様に殺されずにすむような人生を探してみるか。」と言い残し、大破した「赤いガンダム」からコアファイターで脱出し、大破して頭部を失い胴体以下だけ残り倒れた「赤いガンダム」をそのまま置いて、飛び去って行きます。

 エピローグでは、アルテイシア(セイラ・マス)がザビ家亡き後のジオンの指導者となり、シャアはララァの元へと行ったようで、シャアの姿を見たララァは満面の笑みを浮かべ涙を流して喜びます。

 マチュが最後に言った「いつか、また会えるって、ガンダムが言っている。」というフレーズには、この「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」という作品が描いたニュータイプの物語の核心が秘められていたような気がします。


 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ガンダム ジークアクス)は、「エヴァンゲリオンシリーズ」を手がける「スタジオカラー」と「サンライズ」の共同で初めて制作されたガンダムシリーズのアニメ作品で、テレビ放送に先駆けて2025年1月17日から、一部のエピソードを再編集した映画「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」(81分)が劇場先行上映され(6月20日から再上映)、2025年4月9日から6月25日までアニメ(全12話)が放送・配信されました。

 アニメ本編には、1979年(昭和54年)4月から放送された機動戦士ガンダムシリーズ第1作の、いわゆる「ファーストガンダム」に登場するキャラクター達が多く登場し、主としてララァ・スンが望んだ「シャアが死なない、シャアがガンダムに乗ればいい」という新しい「世界線」、「if(イフ)」の視点からのガンダムの物語が描かれています。

 本編中には、イオマグヌッソ、ゼクノヴァ、オメガ・サイコミュ、アルファ型サイコミュ、エンディミオン・ユニット、M.A.V.(マヴ)、シャロンの薔薇(エルメス)などの難しい新たな用語や、私にとっては解釈が難しいシーンもたくさんありましたが、最後はさまざまな謎などがつながっていって、ララァが願ったという世界線の物語は完結を迎えました。

 また、シュウジの「…と、ガンダムが言っている…」とうセリフが彼の謎を一層深めているようで、とても印象深いセリフとなりました。

 個人的にはとても楽しく視聴させて頂いた「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」ですが、今のところは全12話で終了のようで、少し寂しい気もしますが、新しいガンダムシリーズの作品の展開に期待したいところです。


 登場時期 2025年(令和7年)6月10日(火)

 全1種 サイズ 約28cm


 2025.07.02現在



























































機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 GQuuuuuuX(ジークアクス/写真左)と「赤いガンダム」(写真右) バンプレスト

 バンプレストのロボットフィギュアブランド「限械突破」から登場したジークアクスと「赤いガンダム」を並べて撮影してみました。

 2機を並べると、それぞれが大きいだけに存在感がすごいです。

 また、2機を並べると、機体の外観・デザインの違いを比較することができます。

 ジークアクスはジオン公国軍が開発・製造し、「赤いガンダム」(gMS-α)は、元は連邦軍が開発・製造した「RX-78-02」の「白いガンダム」ですので、それぞれの外観・デザインがかなり異なっていることがわかります。

 ジークアクスは非常に洗練されて先進的なデザインを感じさせるモビルスーツ(MS)となっていますが、「赤いガンダム」のほうは、角張った機体各部とランドセルに2本差しのビーム・サーベルがいかにもガンダムらしく、そこがまたカッコよさを感じさせるひとつのポイントになっている気がします。

 なお、「限械突破」のジークアクスは、2025年5月27日(火)から順次登場しています。

 ☆詳細は以下のリンクから↓

 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 GQuuuuuuX(ジークアクス) (バンプレスト)





機動戦士Gundam GQuuuuuuX 限械突破 赤いガンダム バンプレスト パッケージ

 パッケージの大きさは、W 約150mm×D 約150mm×H 約280mmとなっていて、フィギュア本体が結構重いため、重量感があります。

 また、写真は掲載していませんが、パッケージには「限械突破 -GENKAI TOPPA- 圧倒的ボリューム、圧倒的存在感 限界を超え全てを圧倒するロボットフィギュアシリーズ。」と書かれています。








パッケージ内の包装の様子

 この「赤いガンダム」(gMS-α)のフィギュアは、頭部、胴体以下の部分、後部(背中)のランドセル兼コアファイターの3つのパーツに分かれてパッケージに梱包されていて、飾ったりする場合には、それら3つのパーツを自分で組み立てる必要があります。

 「赤いガンダム」の背部のランドセル部分はコアファイターにもなっていて、最終話の第12話「だから僕は…」では、大破した「赤いガンダム」から、シャアが背部のランドセルを切り離し、コアファイターに変形して、飛び去って行きます。







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