トミカ アピタ ピアゴオリジナル 〈トヨタ 2000GTワールド〉 第4弾 消防指令車タイプ 2009年11月発売
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トヨタ 2000GT 消防指令車

 2009年11月28日(土)に発売された「アピタ ピアゴオリジナル <トヨタ 2000GTワールド> 第4弾 消防指令車タイプ」のトミカ(ベトナム製/No.5-1の新金型)です。

 「トヨタ 2000GT」がベースとなっている消防指令車仕様となっていますが、「トヨタ 2000GT」の実車の生産台数は少なく、当時とても高価な高級スポーツカーだったので、実車の消防指令車仕様は存在していないものと思われます。

 ですので、こんな消防指令車があったらカッコいい!という架空の自動車のトミカとなっているものと思われます。

フロントビュー
 この「トヨタ 2000GT 消防指令車」のトミカは、フロントグリル部分の左右両端側に装備されていたフォグランプ部分が大きい、実車の前期型がモデルとなっている「No.5-1の新金型」のトミカとなっています。

 「トヨタ 2000GT」は、トヨタのスポーツカーとして、また、日本車としてスーパーカーに近い存在として語り継がれ、現在では、日本車の絶版車の人気車種のひとつとなっていて、1台1億円以上で取引された例もあるようです。

 「2000GT」は、トヨタとヤマハ発動機が共同開発し、ヤマハ発動機への生産委託の形で、1967年から1970年までトヨタブランドで、試作車も含めて合計337台が生産されたのだそうです。

上部ビュー
 屋根上には、赤色の警光灯のクリアパーツが取り付けられています。
 また、車体先端部上面には消防章が描かれ、屋根上には対空表示「特消1」と書かれ、車体後端部上面には「名古屋市消防局」と書かれています。

 実在の名古屋市消防局には、地下鉄や超高層建物における災害発生時や、核(Nuclear)、病原体や生物兵器(Biological)によるいわゆるバイオハザード、有毒物質や化学兵器(Chemical)によるテロなどのNBC災害や震災などの大規模災害発生時において救助活動に従事する特別消防隊(通称「特消」/とくしょう)が設置されています。

 名古屋市消防局特別消防隊は、第一方面隊から第五方面隊まで配備されていて、現在は愛称名が「ハイパーレスキューNAGOYA(ナゴヤ)」とされているそうです。

 そのようなことから、このトミカの屋根上の対空表示「特消1」の表示は、名古屋市中川区に配置されている名古屋市消防局特別消防隊の第一方面隊のことを意味しているのではないか、と推測されます。(あるいは特別消防隊に所属する消防指令車の1号車)

左右サイドビュー
 車体側面のドア部分には「名古屋市消防局」と書かれています。
 また、ホイール部分は赤色のメッキが施されたタイプとなっています。

 ちなみに、NBC災害は絶対にあってはならないものですが、NBC災害というと、個人的にはミラ・ジョヴォヴィッチさん主演の映画「バイオハザード」シリーズを想い出してしまいますが、あのような世界は現実社会では絶対に御免こうむりたいものです。

 このトミカの「トヨタ 2000GT 消防指令車」は、現時点ではおそらく架空の自動車となっていますが、「帰ってきたウルトラマン」(1971年)の劇中では防衛チームMATの専用車両「マットビハイクル」(トミカにもなっています)が、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の劇中ではNERV官用車(ドリームトミカ有り)が、実車の「マツダ コスモスポーツ」がモデルのクルマとして登場しているわけですから、このような「トヨタ 2000GT」をベースとした架空のクルマが、いつかはアニメや映画の劇中に登場するかもしれません。

 なお、「トヨタ 2000GT」の実車は、日本を舞台にした有名なアクションスパイ映画「007は二度死ぬ」(1967年公開)において、劇用車「ボンドカー」としてオープンカー仕様車が登場しているそうです。

 「トヨタ 2000GT」の実車は、本来はクーペボディのみだったのですが、イギリス情報機関「MI6」のエージェントの主役のジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーの身長が高く、そのままの「トヨタ 2000GT」には車内が狭すぎて乗れなかったためオープンカー仕様となった、という事情があったそうです。

リアビュー
 リアのナンバープレート部分には、このトミカが発売された2009年を意味しているものと思われる「2009」の数字が書かれています。

車体底面

パッケージ

 (パッケージ表記)
 アピタ ピアゴオリジナル
 <トヨタ 2000GTワールド>
 第4弾 消防指令車タイプ

 (車体底面)
 TOYOTA 2000GT
 TOMICA © 2002 TOMY
 S=1/59
 MADE IN VIETNAM

 発売時価格 ¥500円(税5%別)
 (左右ドア開閉/サスペンション)


 2023.01.16現在










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