トミカ トヨタ コロナ 2000GT No.89-1 1975年1月発売 日本製
トミカレビュー展示室 トヨタ TOMICA TOY Gallery

★このトミカのジャンルのページはこちら♪
カムリ、カローラ、コムス、コロナ、シエンタ、スパシオ、スプリンター、ノア、パッソ、ハリアーなど



CONTENTS LINK ★写真・レビュー・詳細♪


トミカレビュー展示室TOPへ




ホットウィール展示室へ




HOMEへ



鉄道関連趣味の部屋♪
『鉄道関連趣味の部屋』TOPへ♪




秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録



フィギュアレビュー・写真撮影館



トヨタ コロナ 2000GT

 1975年1月に発売された「トヨタ コロナ 2000GT」(No.89)のトミカ(日本製/No.89-1)です。

 「コロナ」は、トヨタが1957年から2001年まで製造・販売していた乗用車で、このトミカの「コロナ 2000GT」は、1973年8月31日から1978年9月まで販売された5代目「コロナ」(T100/110/120型系。発売時の車名は「トヨペット コロナ」)の、「2000GT」2ドアハードトップ(車両型式 RT114-MQG)がモデルとなっています。

 「トヨタ コロナ(CORONA)」は、カローラ、マークⅡ、クラウンと並んでトヨタの代表的な乗用車の車種としての地位を築いてきた歴史があり、1960年代から1970年代にかけて当時の競合車種であった日産のブルーバードと繰り広げた熾烈な販売争いは「BC戦争」とも呼ばれるほどだったそうです。

フロントビュー
 ナンバープレート部分には「CORONA」と刻印され、前照灯は左右両端に丸形(4灯)となっています。
 前照灯は左右両端のものが四角形の枠の中に入ったデザインで、内側のものが丸型のデザインそのままとなっているのが本車のフロントマスクの大きな特徴となっています。

 「コロナ 2000GT」(2ドアクーペ)は、「セリカ」や「マークⅡ 2000GSS」に搭載されていた最高出力145PS(ハイオク)のパワフルな1968cc ソレックス製キャブレター2基付きの直列4気筒DOHC「18R-G型」エンジンを搭載し、駆動方式は後輪駆動(FR)、変速機はポルシェタイプの5速MT、車両重量は1095kg、燃料タンク容量は55L、最高速度は200km/hとなっています。

 車名の「コロナ(CORONA)」は、「真赤に燃える太陽、そのまわりの淡い真珠色の光。太陽の冠。」という意味で、明るく親しみのもてるファミリーカーにふさわしいように名づけられたのだそうです。

上部ビュー
 5代目「コロナ」は、車に真に要求される機能を、車の原点に立ち返って追求することをその設計思想とし、予防安全の思想を導入する一方、公害対策の面でも一層の充実が図られたそうです。
 万一の場合の乗員保護を図るため、キャビンはつぶれにくく、フロントとリアボディーはつぶれやすくして前後からのキャビンへの衝撃を吸収する構造とされ、側面からの衝撃に備えドアとシートの間を広くとり、ルーフをしぼって車幅を拡大した台型のボディ構造としたことにより横転時のルーフクラッシュ防止が図られているそうです。

 実車の「コロナ 2000GT」には、ブレーキパッド、各種のオイル、液量、ランプ類などの機能や部品の異常を知らせる11項目の警告灯が付いた「OKモニター」、フロントディスクブレーキ、衝撃吸収式ステアリング、燃料残量警告灯、シートベルト警告灯、半ドア警告灯、可倒式フェンダーミラー、防眩式ミラー、ヒーター、熱線入りリアウインドウ、ウォッシャー連動式ワイパー、AM/FMマルチラジオ+カーステレオなどが標準装備されています。

 そのほか、衝撃吸収式バンパー、カーエアコン、パワーウインドウ、サイドプロテクションモールなどがメーカーオプション(注文装備)として用意されていました。

左右サイドビュー
 実車の5代目「コロナ」のデザインは、強い水平軸を基調とし、広いトレッド、低い車高、ガラス部分の大幅拡大などにより重心が低く、安定感のあるボディスタイルとなっていて、ハードトップはセミファストバックスタイルとなっています。
 トミカでは、実車のリアフェンダー部分にあった「Corona GT」のエンブレムが造形されて再現されています。

 写真のトミカは、発売後期のモデルの「1Hホイール」(実車のタイヤは185/70 HR14)のバリエーションとなっていますが、発売当初のモデルは「1Eホイール」となっています。

 「1Hホイール」は、「1Eホイール」や「1Fホイール」に替わる新たなタイプのホイールとして1976年頃から使用開始となっていますので、このトミカの「1Eホイール」のバリエーションの販売期間はわずか1年余りと推測され、「1Eホイール」のバリエーションのトミカは希少価値があることがわかります。

 「1Hホイール」のバリエーションの販売期間は約4年間(あるいは約12年間?諸説あり)となります。

リアビュー
 ナンバープレート部分にはフロント同様に「CORONA」と刻印されています。
 実車のリアコンビネーションランプは機能別にランプが分離され、それぞれが色分けされて視認性が良くなっているそうです。

 5代目「コロナ」は、当時の堤工場、トヨタ車体株式会社、関東自動車工業株式会社で生産、主としてトヨペット店とトヨタオート店にて販売され、「コロナ 2000GT」の当時の販売価格(スペアタイヤ・標準工具一式付き)は¥114万円(東京地区)となっています。

車体底面

 (パッケージ表記)
 トヨタ コロナ 2000GT
 TOYOTA CORONA 2000GT
 S=1/61

 (車体底面)
 TOYOTA CORONA 2000GT
 tomica
 NO.89 S=1/61
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥220円
 OPENING DOORS/SUSPENSION
 ドアー開閉/サスペンション

 発売期間 1975年1月~1980年
(※No.89-2の「ポルシェ 356 スピードスター」が発売されるまでこのトミカが販売されたとすると、1988年2月まで約13年1ヵ月の長きにわたって販売され続けたことになります。)


 2023.02.28現在










★このトミカのジャンルのページはこちら♪
カムリ、カローラ、コムス、コロナ、シエンタ、スパシオ、スプリンター、ノア、パッソ、ハリアーなど


ホットウィール展示室へ トミカレビュー展示室TOPへ HOMEへ