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★写真・レビュー・詳細♪ |
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秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録
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フィギュアレビュー・写真撮影館 |
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トヨタ ニュークラウン
(4代目クラウン/日本製)
1972年7月に発売された「トヨタ ニュークラウン」(No.32)のトミカ(日本製/No.32-1)です。
このトミカの「トヨタ ニュークラウン」は、1971年2月から1974年10月まで販売された、4代目「トヨタ クラウン」になります。
「スピンドル・シェイプ(紡錘形)」と呼ばれる、丸みを帯びたスタイルから「クジラ」の愛称を持ち、バンパーをボディーと同色としたビルトインタイプ(組込み式)のカラードバンパーの標準装備が特徴となっています。
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フロントビュー |
フロント部は、「スピンドル・シェイプ(紡錘形)」と呼ばれる、丸みを帯びた特徴的なボディデザインが目をひきます。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「CROWN」と刻印されています。(リア側も同じ)
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(パッケージ表記)
トヨタ ニュークラウン
TOYOTA NEW CROWN
S=1/65 トミー
tomica 32 Japan TOMY T-23
ドアー開閉/スーパースピード/
サスペンション
OPENING DOORS/SUPER SPEED/
SUSPENSION
(車体底面)
NEW CROWN
tomica NO.32
S=1/65
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥180円
日本製(No.32-1)の発売期間
1972年7月~1975年12月
2024.07.30現在
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1971年2月16日に登場した4代目「トヨタ クラウン」は、車名が「トヨペット クラウン」から「トヨタ クラウン」に変更され、ボディ形式は4ドアセダン、2ドアハードトップ、5ドアワゴンの3種となっていました。
トミカの車名は「ニュークラウン」となっていますが、これは、1971年(昭和46年)2月16日付けのトヨタ公式のニュースリリースにおいて「トヨタ・ニュークラウンを発売」と書かれていたり、当時のカタログに「NEWクラウン」と書かれているように、おそらく当時の公式発表における言い方に由来しているものと思われます。
また、当時のニュースリリースでは、「スピンドル・シェイプ(紡錘形)」は、時代をリードする先進的かつ個性的なスタイルと表現され、流動感あふれるダイナミックな形状、安全性が高く、高速になじむ形状(空力学的形状)で、これからのスタイリングをリードするものと思われる、と書かれています。
4代目「クラウン」は、装備面ではオプションとして、後輪ESC(現在のABS)、EAT(電子制御式自動変速機)、オートドライブ、電動リクライニング式リアセパレートシート、世界初となるアイドリングストップ機能などが用意されていたそうです。
このトミカは、どのグレードがモデルになっているのかは不明ですが、発売当時の最上級グレードのひとつだった「MS60-G スーパーサルーン・K」は、駆動方式がFR(フロントエンジン・後輪駆動)、エンジンは最高出力115馬力(PS)の2.0L(1,988cc)水冷直列6気筒OHC「M-D型」エンジンを搭載し、変速機は4速MT(フロアシフト)で、最高速度は160km/h、車両重量は1,370kg、燃料タンク容量は70L、などとなっています。
「トヨタ クラウン スーパーサルーン」(MS60-KG)の実車の登場時の価格は¥130万8千円(東京)で、消費者物価指数を参考に現在の価格に換算してみると、約¥420万円程度になります。
実車の4代目「クラウン」は、当時としては先進的で個性的なデザインで登場しましたが、フロント部を絞り込んだ形状としたことによりエンジンルームへの通風が不足して夏季にオーバーヒートが多く発生するなど、不評な面があったようで、また、同時期に登場した日産のセドリックおよびグロリアに販売台数で抜かれるなどしたため、1973年10月に不評だったスタイリングに手直しを施し、フェイスリフトが実施されたそうです。
なお、「クラウン」の車名は、英語の「王冠」(crown)に由来しています。 |
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上部ビュー |
この「ニュークラウン」(4代目クラウン)は、歴代クラウンでは唯一、ボディーカラー名に「墨花(ぼくか:ブラック)」、「白鳳(はくほう:ホワイト)」、「荒磯(あらいそ:ブルー)」などといった、「センチュリー」と同じように漢字の名称が使用されていたのだそうです。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは「1Eホイール」となっています。
なお、「トヨタ ニュークラウン」(No.32-1)の発売最当初のモデルのトミカ「No.32-1-1」のセンターピラーは細いのが特徴で、写真のトミカはセンターピラーが太いほうのバリエーションとなっています。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルとシフトレバー、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。
実車のシートは豪華なファブリック(高級織物)仕様となっていて、スーパーサルーンにはカーステレオ(オートアンテナ付きFM-AMラジオ連動)が標準装備されていたようです。
なお、トミカのハンドルは3本スポークタイプとなっています。(実車のスーパーサルーンは当時のカタログを見る限り2本スポークだったかもしれません。)
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リアビュー |
トミカのナンバープレート部分には、フロント同様に「CROWN」と刻印されています。
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車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には「NEW CROWN」と刻印されています。
なお、写真のトミカは、「トヨタ ニュークラウン」(No.32-1)のトミカが発売された当初のカラーリング(車体色)のバリエーションですが、写真のトミカのカシメ部分には、補強のためと思われる円形のリブがあるため、発売最当初のモデルのトミカ「No.32-1-1」ではないものと思われます。
発売最当初のモデルのトミカ「No.32-1-1」の車体底面(裏板)には、カシメ部分にリブが無く、また、センターピラーが細いのが特徴となっているようです。 |
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パッケージ |
パッケージの黒い背景に、濃い青色ボディのニュークラウンが描かれているため、少々クルマの絵が暗く目立ちにくいデザインとなっています。
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