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「日野 ポンチョ」は、ジェイ・バスが製造し、日野自動車が販売する小型ノンステップバスで、主としてコミュニティバスでの運用を想定した設計となっています。
「ポンチョ」という車名は、「ポンと乗ってチョこっと行く」という表現に由来しているそうです。
日野の公式サイトでは、キャッチフレーズで「PONと乗って、CHOこっと行く。」と書かれています。
「日野 ポンチョ」は、排出ガス後処理装置に尿素SCRが搭載されて平成28年排出ガス規制に適合されていて、エンジンは最高出力180PS(132kW)の5.123L「J05E〈J5-Ⅵ〉」エンジンを搭載しています。
トランスミッションは、低燃費とスムーズな加速の5速ATトランスミッションが全車に採用され、燃費に配慮したエコモード、力強い走りのパワーモードの2つの走行モードが選択できるようになっています。
安全性能としては、走行中に乗務員(運転手)に異常が発生した場合に、乗務員がドライバー席のスイッチを押すか、または乗客が車内に設置された客席スイッチを押すことで、車両が制動を開始し、徐々に速度を落として停車する「ドライバー異常時対応システム」(EDSS:Emergency
Driving Stop System)が搭載されています。
また、ネットワークでユーザーと日野が通信することで、安全装置作動時のメール連絡、燃費情報、車両異常時の現在位置確認などの各種サービス・コンテンツが提供される「HINO-CONNECT」が用意されています。 |
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上部ビュー |
屋根上にはパッケージオートクーラーが備えられています。
搭載するパッケージオートクーラーは、実績のあるデンソー製で、パワー十分な冷房能力で快適な客室空間を提供することができるそうです。
「日野 ポンチョ」のロングボディー2ドア都市型(乗車定員 36人)の、2017年12月5日時点の東京地区におけるメーカー希望小売価格(消費税別)は、¥16,753,000円となっています。 |
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左右サイドビュー |
ボディーは、フルディップカチオン電着塗装が施され、美しく艶やかな表面を実現し、優れた防錆力を持っています。
客室内は、フルフラットエリアの広いスペースが確保され、トミカのモデルとなったロングボディー2ドアタイプは、中扉と後扉のどちらからでも車椅子の乗降が可能で、客室内で車椅子の回転ができる通路幅も確保されています。
室内には、車椅子の素早い設置と固定を可能にする自動巻取り式の車椅子固定装置や、着脱式の車椅子用スロープ板も装備されています。
また、子供をベビーカーに乗せたままで折りたたまず乗車することができるようです。
乗降扉は、広く快適な客室内を実現するために戸袋の無いスライド扉が採用され、ドアが開くとステップ高が50mm下がる二―リング機構(車高調整装置)が装備され、スムーズな乗降の実現が図られています。
そのほか、客室内は、乗客の方達が座席、握棒、通路、注意箇所などが明確に識別しやすいように、天井、腰板、床などと明度差をつけた配色とされ、室内配色にきめ細かな心配りがなされているそうです。
室内灯はLED化されています。
なお、この「日野 ポンチョ」のトミカは、ドア開閉やサスペンションなどのギミック(仕掛けや機能)は備えられていませんが、車内の運転席部分や客席がプラパーツで再現されています。
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リアビュー
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リアガラス部分は、「日野 セレガ」にも見られるような、下部が半円の曲線を描いたようなデザインとなっていて、「日野 セレガ」の車名の由来ともなっている「セクシー&エレガント」さを感じさせるデザインとなっています。
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車体底面 |
車体底面には「J24」と記されています。 |
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パッケージ |
今回発売された「日野 ポンチョ」のトミカは、実車の「ロング 2ドア」がモデルになっていますが、そのほか実車は「ロング 1ドア」、「ショート
1ドア」が用意(ラインアップ)されています。
そのほか、ポンチョのバリエーションとして、非常に高価(約8,000万円といわれる)で台数が少ないですが、ポンチョ電気バスが存在します。
また、日野純正ではありませんが、改造車のCNG車(圧縮天然ガス自動車)も存在するようです。 |
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