トミカプレミアム No.16 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 2019年7月発売
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陸上自衛隊 16式機動戦闘車

 2019年7月20日に発売された「トミカプレミアム No.16」の「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」です。

 「16式機動戦闘車」(略称:16MCV またはキドセン)は、平成28年度(2016年)から調達が開始され、平成29年度末(2018年)に配備が開始された、三菱重工業が生産する陸上自衛隊の装輪装甲車(8輪)です。

 16式機動戦闘車の最大の特徴は、空輸性と陸上機動性に優れていることです。

 重量約26トンの16式機動戦闘車は、2016年6月に航空自衛隊に配備が開始された最新鋭輸送機「川崎 C-2輸送機」による空輸が可能で、車輪による不整地走行性能は履帯(キャタピラ)の戦車には劣るものの、舗装路面上を長距離にわたって高速で移動することが可能なため、島嶼部・本土に対する侵攻やゲリラ・特殊部隊による攻撃など、有事における迅速な戦力展開・火力支援が期待されています。

フロントビュー
 実車の砲塔には、4連装発煙弾発射機、車長用の全周視察装置付きハッチ、砲手用サイト、全周旋回サイト、GPSなどが備えられているほか、砲塔前面の左右にはレーザー検知器が装備されています。
 また、前照灯は小糸製作所製のLED式となっているそうです。

 16式機動戦闘車の乗員は4名、全長=8.45m、全高=2.87m、全幅=2.98mで、舗装路面上での最高速度は100km/h以上とされています。

左サイドビュー
 車体は、防弾鋼板が溶接によって組み合わされ、要部には中空式の増加装甲が取り付けられています。

 16式機動戦闘車は、主力武装として砲塔に新規開発された国産の52口径105mmライフル砲を装備し、90式戦車や10式戦車のような自動装填装置は搭載しておらず、人力装填のための砲手が搭乗していますが、10式戦車の射撃統制装置や反動抑制機構を応用した射撃管制システムを搭載していて、走行中の行進間射撃においても高い能力を発揮できるようです。

 また、副武装として、砲塔上部に12.7mm重機関銃M2を、105mm主砲の同軸に74式車載7.62mm機関銃を装備しています。

上部ビュー
 車体前部の左側に、出力570馬力(ps)の直列4気筒水冷ターボチャージド・ディーゼルエンジン、補器類、オートマチック変速機が一体化されたパワーパックが搭載されています。

リアビュー
 車体後部は、弾薬庫兼多目的スペースとなっていて、車体後面には乗員の乗降も可能な弾薬搭載用のドアが設置されています。

 トミカプレミアムの16式機動戦闘車は、砲塔旋回、砲身上下可動仕様となっています。

 平成28年度(2016年)から調達(初年度は36両)が開始された16式機動戦闘車は、令和2年度(2020年)までに合計142両が調達されていて、現時点の計画では約200~300両を調達し、全国的に配備される方針となっているようです。

パッケージ
 新品購入時には、砲身は自分で取り付ける別パーツとして、砲塔および車体とは分けて小袋に入っています。

 2017年5月に開催された「第56回 静岡ホビーショー」の会場にて展示されていた「陸上自衛隊 16式機動戦闘車(試作車)」の実車です。
 写真の試作車は、トミカプレミアムのモデルとなっている実車の量産車とは、砲塔形状が大幅に異なります。

 JGSDF TYPE 16
 MANEUVER COMBAT VEHICLE
 (※パッケージ表記)

 JGSDF 16MCV
 TOMICA ©TOMY
 2018
 S=1/119
 MADE IN VIETNAM

 メーカー希望小売価格 ¥900円(税別)
 砲塔旋回/砲身上下


 2020.03.31現在










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