トミカ コマツ 対人地雷除去機 D85MS No.14-5 2008年9月発売
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コマツ 対人地雷除去機 D85MS

 2008年9月20日(土)に発売された「コマツ 対人地雷除去機 D85MS」(No.14)のトミカ(中国製/No.14-5)です。

 「コマツ 対人地雷除去機 D85MS」は、株式会社小松製作所が日本政府の助成金によりアフガニスタンを対象国として研究開発を行い、完成させた対人地雷除去機で、人力で対人地雷を探査・処理する膨大な時間と労力、作業の危険性などを軽減し、地雷除去作業の迅速・確実・効率化の増大を図るために開発・製造されたそうです。

フロントビュー

 実車は、コマツのブルドーザ「D85EX-15」をベースに開発され、2003年12月に試作機が完成し、国内では防衛庁技術研究本部(当時)下北試験場にて対爆試験を実施し、2004年には山岳地帯の多いアフガニスタンで約30度の急傾斜面での現地実証テストを行い、2006年にはカンボジアで泥地や灌木(かんぼく/高さ3mくらいまでの低木)のある地域での現地実証テストが行われ、いずれも良好な結果を残して実用性を実証したそうです。

 完成した「コマツ 対人地雷除去機 D85MS」は、2007年9月からアフガニスタンにて、2008年5月からはカンボジアにて、2009年からはアフリカのアンゴラ共和国においても使用されて活躍したそうです。

左右サイドビュー

 「コマツ 対人地雷除去機 D85MS」は、防爆キャビンで操縦手の安全を確保し、車体前方に取り付けられた「ビット付きローラー」を高速回転させて、地中30cmあたりに埋設された対人地雷を強制的に爆破または破壊して、1時間あたり約400~500㎡の地雷原を安全化(人力の約25~50倍)させることができるそうです。

 また、本機は対人地雷を対象としているため、地中に爆発威力のより大きな対戦車地雷や不発弾がある恐れがある場合は、リモートコントロール(遠隔操作)により操作することができるそうです。

リアビュー

 そのほか、車両前部のアタッチメントを交換すればブルドーザーとして整地作業を行うこともでき、道路工事などにも活用できるそうです。

 車体前部の除去ローターフレームは可動仕様で、除去ローターは回転仕様となっています。

 なお、このトミカが発売された2008年9月から2009年3月末までは、コマツがトミカのライセンス料の一部(トミカ販売1個につき約5円)を、株式会社タカラトミーがトミカ売上金の一部(トミカ販売1個につき約5円)を、NPO法人「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」に寄付していたそうです。

 「JMAS」(Japan Mine Action Service)は、自衛隊OBを主体とした技術と実績を備えたNPO法人で、2002年から地雷処理、不発弾処理をはじめ、井戸掘りや各種啓蒙活動、支援が必要な各国政府機関と協同して技術・人材を援助するなどの活動を行っているそうです。


 KOMATSU ANTI-PERSONNEL LANDMINE
 DEMINING EQUIPMENT D85MS

 TOMICA ©TOMY
 2008 NO.14
 S=1/142
 MADE IN CHINA

 発売時価格 ¥360円(税5%別)
 除去ローターフレーム可動
 除去ローター回転
 発売期間 2008年9月20日~2014年8月


 2020.02.13現在










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