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ロータス ヨーロッパ スペシャル
1977年7月に発売された「ロータス ヨーロッパ スペシャル」(No.F25/外国車シリーズ・イギリス車)のトミカ(日本製/No.F25-1)です。
「ロータス ヨーロッパ」は、イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス・カーズ」が、1966年から1975年まで製造していた2ドアクーペのライトウエイトスポーツカーで、「ロータス」としては初のミッドシップにエンジンを搭載(MR)したロードカーとなっていて、最初期型の「シリーズ1」(タイプナンバー46)、レース仕様のタイプ47(ロータス47)、快適装備の充実が図られた「シリーズ2」(タイプナンバー54、65)、ツインカム(タイプナンバー74)、1972年に登場した最終型の「スペシャル」などを通じて合計9,230台が販売されたそうです。
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フロントビュー |
トミカのナンバープレート部分には「LOTUS」と刻印されています。
なお、このトミカは、サスペンションやエンジンフード開閉のギミック(仕掛けやからくりのこと)はありますが、左右ドア開閉のギミックはありません。 |
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(パッケージ表記)
ロータス ヨーロッパ スペシャル
LOTUS EUROPA SPECIAL
F25 SCALE 1/59
トミカ外国車シリーズ イギリス車
TOMICA ENGLAND
日本製 MADE IN JAPAN
(車体底面)
LOTUS EUROPA SPECIAL
tomica
© 1977 TOMY
NO.F25 S=1/59
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥240円
※パッケージに特にギミックの記載無し
(サスペンション/エンジンフード開閉)
発売期間 1977年7月~1981年12月
2023.04.04現在
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「ロータス ヨーロッパ」は、池沢さとし氏原作の漫画「サーキットの狼」(週刊少年ジャンプ/1975年~1979年)において主人公「風吹裕矢(ふぶき
ゆうや)」が乗る愛車として登場して人気を博し、その後に1970年代後半に日本国内で沸き起こった、いわゆる「スーパーカーブーム」でも脚光を浴びました。
ただ、軽量かつ可能な限り廉価であることを目標に開発された実車の「ロータス ヨーロッパ」の動力性能は、ランボルギーニ・カウンタックやフェラーリ・512BBのようなパワフルな「スーパーカー」と呼ぶにふさわしいほどではなかったようです。(実車の人気と魅力を「スーパーカー」と呼ぶのとは別次元の話になります)
このトミカのモデルとなった、1972年に登場した「ロータス ヨーロッパ」の最終型「スペシャル」は、ツインカムエンジンをよりチューンした通称「ビッグバルブ」と呼ばれるものに変更され、吸気向上のためにインテークバルブが大型化されて、圧縮比も高められ、最高出力は126馬力となったそうです。
最終型「スペシャル」は、最高出力126馬力の1.6L直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、ボディはFRP製、駆動方式はMR、変速機はルノー製4速MT、オプションでゴルディーニ製5速MTが用意され、車重は712kgとなっています。 |
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上部ビュー |
「ロータス ヨーロッパ」は、ロータス・カーズの創業者でもありエンジニアでもあったコーリン・チャップマン(1928年5月19日~1982年12月16日)らにより設計され、その特徴あるボディデザインとコンセプトは、その名を歴史に残す名車の1台となっています。
トミカのリアのエンジンフード部分は白色のプラスチックパーツで作られていて、開閉仕様となっています。 |
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左右サイドビュー |
実車の「ロータス ヨーロッパ」は、車高の低いフォルム、小型軽量かつ高剛性のボディにより、優れたコーナーリング性能を持っているそうです。
この「ロータス ヨーロッパ スペシャル」のトミカの車体側面後部には、イギリスの国旗(王室旗/ユニオンフラッグまたはユニオンジャックとも)が描かれたシールが貼られているのが特徴ですが、このシールは、このトミカが発売された時期によって大小異なるバリエーションが存在します。
写真のトミカのイギリス国旗のシールは、発売後期のモデルに見られた、シールのサイズが小さいほうのバリエーションとなっています。
発売当初のモデル(No.F25-1-1)の車体側面に貼られたイギリス国旗のシールは、写真のトミカのものと比べて、かなり大きいものとなっています。
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写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっています。 |
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リアビュー |
リアのエンジンフード部分には「LOTUS」の文字が造形されています。
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リアのエンジンフードは開閉仕様となっていて、内部にはエンジンのパーツが組み込まれています。
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車体底面 |
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このページでご紹介しています「ロータス ヨーロッパ スペシャル」(No.F25-1)のトミカが発売された5ヵ月後の1977年12月には、上の写真右側の「JPS ロータス ヨーロッパ」(No.F49-1)のトミカが発売されています。
「JPS ロータス ヨーロッパ」(No.F49-1)のトミカは、「ロータス ヨーロッパ スペシャル」(No.F25-1)のトミカがベースとなっていて、車体に「JPS」(John
Player Special/ジョン・プレイヤー・スペシャル)のロゴマークと金色のピン・ストライプが施されています。(車体側面はシール)
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