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マットビハイクル MAT-VEHICLE
(復刻版)
2004年3月に限定品として発売された「マットビハイクル MAT-VEHICLE」のトミカ(中国製/No.45-1)です。
「マットビハイクル MAT-VEHICLE」は、1971年4月から1972年3月までテレビ放送された円谷プロダクション制作の特撮ウルトラシリーズ「帰ってきたウルトラマン」に登場した、「怪獣攻撃隊
MAT」(Monster Attack Team/マット)の隊員が乗車する「マツダ コスモスポーツ」(L10B型/後期型)をベースとした特殊車両です。
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フロントビュー |
このトミカは、サスペンションおよび左右ドア開閉のギミック(仕掛け)が備えられています。
なお、実車の「マットビハイクル」の前後のナンバープレートには「MAT・1」と書かれています。 |
(パッケージ表記)
マットビハイクル MAT-VEHICLE
tomica TOMY
40th TSUBURAYA
©1971 円谷プロ
対象年令3才以上
(車体底面)
COSMO SPORT
tomica
NO.45 S-1/60
MADE IN CHINA
発売時価格 ¥500円(税5%別)
(サスペンション/左右ドア開閉)
2024.01.12現在
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このトミカは、「帰ってきたウルトラマン」劇中本編に登場する特殊車両「マットビハイクル」をモデルに1972年6月から1974年5月まで販売された「ウルトラマン
マットカー」(No.75-1/日本製)のトミカと、1973年に発売された「マスコミトミカ 03 ウルトラマン マットカー」(日本製)のトミカの復刻版(中国製)となっています。
当時のトミカは、トミカの車体に赤いラインや「MAT」マークのシールを自分で貼るようになっていましたが、この復刻版のトミカでは、それらはすべてあらかじめ塗装されている仕様となっています。
「ウルトラマン マットカー」の日本製のトミカは今でも人気があり、レア度が高く、非常に入手しにくいトミカのひとつとなっています。
ちなみに、発売当初の日本製のトミカは「ウルトラマン マットカー」という名前で発売されていますが、「帰ってきたウルトラマン」本編劇中での正式な車名は「マットビハイクル」となっています。
「帰ってきたウルトラマン」の本編に登場する実車の「マットビハイクル MAT-VEHICLE」は、初代「マツダ コスモスポーツ」の後期型の「L10B型」をベースとしています。
そのため、このトミカも同様に、マツダ(当時の正式社名は東洋工業株式会社)が1967年(昭和42年)5月から1972年まで販売した初代「マツダ
コスモ スポーツ」の、1968年7月にマイナーチェンジにより登場した後期型(L10B型)がモデルとなっています。
「コスモ スポーツ」は、国産車初のロータリーエンジン搭載車として発売された2シータークーペで、日本の自動車の歴史にその名を刻む名車の1台となっています。
「マツダ コスモスポーツ」のトミカは、一番最初に「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)として1971年6月に発売されて、1974年11月まで販売されています。
そして、「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)のトミカが発売された2ヵ月後の1971年8月に「マツダ コスモ パトロールカー」(No.45-1)のトミカが発売されて、1977年10月まで販売されています。
☆「トミカ マツダ NEW コスモ スポーツ No.16-1」のレビューページはこちら♪
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上部ビュー |
車体後部上面には、実車同様に「MAT」と書かれています。
この仕様はマットビハイクルの前期型で、第37話「ウルトラマン 夕陽に死す」からは、実車のリア側には高速走行用の「スタビライザー」(リアウイング)が装着されています。
なお、車名の「マットビハイクル」は、英語で「MAT-VEHICLE」となっていて、現在では通常「マットビークル」と読んだりするのが普通だと思われますが、どうやら当時の関係者の方が英語の「VEHICLE」を「ビハイクル」と読んだため、このような日本語での車名となったようです。
「帰ってきたウルトラマン」本編劇中では、マットビハイクルは主としてパトロールや事件現場への急行、地上戦闘などに使用され、車体上部に30連発式ロケットランチャーや緊急車両用のパトランプが付けられることもあったようです。 |
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左右サイドビュー |
車体側面のドア部分には、実車同様に「MAT」のマーク(エンブレム)が描かれています。
「怪獣攻撃隊 MAT」(Monster Attack Team/マット)は、国際連合機構の地球防衛庁に所属する特殊部隊で、本部はニューヨークにあり、世界各国に支部が置かれている、という設定になっています。
MAT日本支部の基地は東京湾の海底にあり、実動部隊と後方支援部隊(通信・整備)で構成されています。
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リアビュー |
リアバンパーを中心にテールランプが上下に分かれたデザインが特徴的です。
なお、実車のマットビハイクルは、第37話「ウルトラマン 夕陽に死す」から、坂田自動車修理工場の経営者で技術者でもある坂田 健(さかた けん)が考案した高速走行用の「スタビライザー」(リアウイング)が装着されています。
ちなみに、第32話「落日の決闘」における怪獣キングマイマイとの闘いでは、マットビハイクルは隠密行動をとるために迷彩塗装が施され、屋根上に30連装ロケットランチャーが装備されて登場したそうです。
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車体底面 |
このトミカの車体底面には、「NO.45」の刻印があります。 |
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パッケージ |
パッケージには、「40th TSUBURAYA」と書かれたロゴマークが描かれています。
パッケージにも描かれているように、実車の「マットビハイクル」の左リアには、大きく湾曲して取り付けられたアンテナが装備されています。
なお、2009年6月に公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」に登場する「NERV官用車」は、「マットビハイクル」同様に「マツダ コスモスポーツ」がベースとなっていて、ドア部分には「NERV(ネルフ)1971」のロゴマークが描かれています。
この「1971」という数字は、庵野秀明監督が1971年4月に放送が開始された「帰ってきたウルトラマン」がお気に入りだから、と言われているようです。
また、ネルフ官用車として「マツダ コスモスポーツ」が採用されたのは、庵野監督が好きな「帰ってきたウルトラマン」の劇中に登場する「マットビハイクル」が、「マツダ
コスモスポーツ」をベースとしていることが理由のひとつ、とも言われているようです。
☆「ドリームトミカ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 NERV官用車」のレビューページはこちら♪
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