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ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E
(4代目ブルーバード)
1973年2月に発売された「ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E」(No.62)のトミカ(日本製/No.62-1)です。
このトミカは、1971年(昭和46年)8月から販売が開始された、4代目「ブルーバード」(610型系)である「ブルーバードU」の、1.8L、2ドアハードトップの最上級グレード「1800
SSS-E」がモデルとなっています。
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フロントビュー |
実車のフロント部は、前照灯周りが際立つデザインとなっていて、力強さを感じる、ある意味カッコいいスタイリングとなっています。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「BLUEBIRD」と刻印されています。(リア側も同じ)
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(パッケージ表記)
ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E
NISSAN BLUEBIRD U 1800 SSS-E
S=1/60 トミー
tomica 62 Japan TOMY
国産 (※ネット上でT-21表記を拝見)
スピード・スリル・サスペンション/
ドア開閉
OPENING DOORS/SUPER SPEED/
SUSPENSION
(車体底面)
NISSAN BLUEBIRD U
tomica NO62 S=1/60
©1974 TOMY
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥180円
写真のトミカは車体後部に牽引フック付き
発売期間 1973年2月~1977年3月
2024.12.05現在
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1971年(昭和46年)8月から販売が開始された4代目「ブルーバード」(610型系)は、車格が上級移行し車体が大型化され、車名も「U」のサブネームが付いた「ブルーバードU」となり、ブルーバード初となる2ドアハードトップがラインナップに加わったそうです。
サブネームの「U」は、「ユーザー・オリエンテッド」(USER ORIENTED)の略となっていて、グレード名の「E」は「EGI」(電子制御のガソリン噴射装置)装備のエンジンを搭載した車を意味しているそうです。
サブネームの「U」は、4代目「ブルーバード」が登場、販売が開始された時に継続販売(併売)されていた先代の3代目「ブルーバード」(510型系)の一部モデルと区別するために付けられたそうで、1976年(昭和51年)7月に登場した5代目「ブルーバード」(810型系)からは無くなっていて、車名は単に「ブルーバード」に戻っています。
4代目「ブルーバード」(610型系)登場時の2ドアハードトップの最上級グレードだった「1800 SSS-E」は、駆動方式がFR(フロントエンジン・後輪駆動)、最高出力125PSの1.8L(1,770cc)水冷直列4気筒SOHC「L18型」エンジン(ボッシュ製電子制御燃料噴射装置付き)を搭載し、トランスミッション(変速機)は4速MTまたは3速ATとなっています。
なお、4代目「ブルーバード」(610型系/1971年8月~1976年7月)は、当時、上級志向のユーザーを獲得し販売台数を伸ばしていたトヨタの「トヨペット
コロナ・マークⅡ」に対向するために高級車路線へと舵をきったことが一般に受けが悪かったようで、先代の3代目ブルーバード(510型系/1967年~1973年)よりも人気が低下し、クラス別の販売台数首位の座も「トヨペット
コロナ」(当時の車名。トヨタ車)に奪われてしまったそうです。
当時の「日産 ブルーバード」の最大の競合車種は「トヨペット コロナ」(6代目から車名は「トヨタ コロナ」)で、1960年代から1970年代にかけてブルーバードとコロナが繰り広げた熾烈な販売競争は「BC戦争」といわれたそうです。
ちなみに、「ブルーバード」という車名は、当時の日産自動車の社長だった川又克二氏が、モーリス・メーテルリンク(ベルギー)の童話「青い鳥」(1908年発表)にちなんで名付けたそうです。 |
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上部ビュー |
車体後端部には、このトミカの特徴ともなっている赤いプラパーツの牽引フックが取り付けられています。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは「1Eホイール」となっています。
実車のセダンとハードトップは、サイドウインドウの横から下部にかけての周囲に施された「Jライン」と呼ばれるガーニッシュが特徴となっていたのだそうです。
当時の日産は、そのような「Jライン」を備えた流れるようなボディラインを「メロディアス・フォルム」とよんでいたそうです。
また、リアフェンダー後部には、実車にもあった「Bluebird-U」のエンブレム(オーナメント)が再現されています。
このトミカは、同じ日本製の通常品でも、車体色が異なるもの、牽引フックが無いもの、ホイールが異なるもの(1Gホイール)など細かい仕様の違いも含めると、少なくとも約15種類以上のバリエーションが存在するようです。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルとシフトレバー(フロア)、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。
トミカでは実車のハンドルの3本スポークタイプが再現されています。
当時のグレード「SSS」系は、インパネにスポーティな6連式の円形メーターが備えられていたそうです。
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リアビュー |
テールランプは、実車の角型6灯タイプが再現されています。
リアのナンバープレート部分には、フロント同様に「BLUEBIRD」と刻印されています。
写真のトミカは、車体後部に牽引フックが付いているバリエーションになります。
その他、牽引フックが付いたバリエーションのあるトミカとしては、「ニッサン ローレル 2000SGX」(No.74-1/1973年6月~1979年3月)、「マツダ
サバンナ GT」(No.80-1/1973年8月~1978年1月)、「ニッサン スカイライン 2000GT-X」(No.82-1/1974年8月~1980年?)などがあります。
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車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には、「NISSAN BLUEBIRD U」、「NO62」、「S=1/60」、「MADE IN JAPAN」などの刻印が見られます。 |
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この牽引フック付きの「ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E」のトミカの最大の特徴でもあり、醍醐味でもあるのは、なんといっても、同時期に発売された「フランスベッド
キャンピングカー」(No.65-1)、「ヤマハ・ボート」(No.71-1)などの牽引フックに接続可能な仕様となっているトミカを、車体後部に付いている牽引フックにつないで引っ張って遊ぶことができることです。
現在、この遊び方をするには少々コストがかかってしまいますが、当時は「おこづかい」を少し貯めてこれらのトミカを買えば、家の部屋の中や庭、公園でも遊べたでしょうし、「ヤマハ・ボート」は、お風呂場でも遊べたことでしょう。
なお、写真の右側のトミカは「ヤマハ・ボート」(No.71-1/1973年7月~1978年4月)になります。
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「フランスベッド キャンピングカー」(No.65-1)のトミカを連結、牽引した状態です。
「フランスベッド キャンピングカー」のトミカと連結する場合は、連結部を「ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E」の牽引フックに載せるだけの「ヤマハ・ボート」のトミカの場合と異なり、「ニッサン
ブルーバードU 1800 SSS-E」の牽引フックを「フランスベッド キャンピングカー」の上下の連結パーツで挟み込むような形となります。
ですので、両車の連結部を外す際には、無理な力を加えないように注意しないと、牽引フックが折れたりするなど破損してしまう可能性があります。
なお、「フランスベッド キャンピングカー」(No.65-1)のトミカの販売期間は、1973年4月から1976年12月までとなっています。
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