トミカ ヤマハ ボート No.71-1 1973年7月発売 日本製
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ヤマハ・ボート

 1973年7月に発売された「ヤマハ・ボート」(No.71)のトミカ(日本製/No.71-1)です。

 このトミカは、これまで発売されてきたトミカの中でも異色の部類に入るものと思われ、トミカであることを知らないと、中古ホビーショップなどで見かけてもトミカと気付かないと思われます。

 そうはいっても、このトミカには他のトミカには無い最大の特徴があって、車体後部に牽引フックが付いた自動車のトミカに、このトミカのトレーラーの先端をつなぐことによって、自動車のトミカにボートの乗ったトレーラーを牽引させて遊ぶことができます。

 なお、同様にトミカでは異色の部類に入ると思われる、1973年4月に発売された「フランスベッド キャンピングカー」(No.65-1)のトミカも、同じように牽引フックにつなげることができる仕様となっています。

フロントビュー

 この「ヤマハ ボート」のトミカは、回遊、釣りなどの海洋レジャーに使用される、ヤマハ発動機の当時の一般的な小型のプレジャーボートがモデルになっているものと思われます。

 ボートを運搬するトレーラーには「ESCO」の刻印がありますので、株式会社エスコ(ESCO/本社 大阪府大阪市 1972年4月設立)さんのボートトレーラーがモデルになっているものと思われます。


 (パッケージ表記)
 ヤマハ・ボート
 YAMAHA BOAT
 S=1/76
 71 T-21 (または「T-23」)

 ニューローレル、ブルーバードUに接続できます
 (※異なる表記のものもあります)

 (船体)
 tomica
 JAPAN

 (トレーラー)
 tomica NO.71 1
 JAPAN

 発売時価格 ¥180円
 発売期間 1973年7月~1978年4月


 2023.03.17現在



上部ビュー
 船内には、運転席にハンドルが付いていて、座席も備えられています。

 海や湖が近い場所では、沿岸にマリーナなどがあって、実際にボートトレーラーに載せられたプレジャーボートを牽引している大きな車を見かけることがあります。


左右サイドビュー
 写真のヤマハ・ボートのトミカのボートトレーラーのホイールは、タイヤのショルダー部分の溝などがリアルに表現された「1Fホイール」となっています。

 このヤマハ・ボートのトミカはその他、ボートトレーラーのホイールが「1Hホイール」のバリエーションや、船体の色、ボートトレーラーの色が異なるバリエーションが何種類か存在します。


リアビュー
 ボートトレーラーのナンバープレート部分には「ESCO」と刻印されています。

 なお、ヤマハ・ボートのトミカの船体後部にあるエンジンについているプロペラ部分は、トミカの中古市場では稀(まれ)に折れて無くなってしまっているものを見かけますので、注意が必要です。


ボート本体とトレーラーは取り外しが可能
 このヤマハ・ボートのトミカは、ボート本体のトミカをボートトレーラーに載せたり、下ろしたりして遊ぶことができます。

 普通の自動車のトミカは、家の中の床や廊下、畳の上(わたし達は公園の砂場でも遊びました)などで手転がしして遊ぶのが通常なのですが、このヤマハ・ボートのトミカのボート本体はプラスチック製で軽いので、お風呂場で浮かせて遊ぶこともできます。

 下の写真のように実際に風呂桶(ふろおけ)に張った水に浮かせることができましたので、そういった意味でもこのトミカは、異色のトミカと言えると思います。

 なお、同じく船舶系のトミカとして知られる「三井造船 ホバークラフト MV-PP5」のトミカ(No.93-1)がありますが、そのトミカはスカート部(エアークッション部)がプラスチック製で水に浮きそうな気もしましたので、水に浮くかどうか同様に実際に試してみたのですが、船体上部が金属製で意外に重く、なおかつ船体底部に車輪が付いていて穴が開いていますので、おそらく水に沈んでしまうと思います。(紙製のシールがトミカ本体についていますので、実際に水に沈めることは避けました。)



ヤマハ・ボートの上部ビュー
 船内後部の床面部分には、「tomica」、「JAPAN」と刻印され、トミカの裏板でおなじみの、男の子と女の子が両手を挙げて手をつないでいるロゴマークも刻印されています。


ヤマハ・ボートのトミカの船体底面
 ヤマハ・ボートのトミカの船体底面に丸い穴が2箇所ありますが、この穴をボートトレーラーの2箇所の凸部にあわせてはめ込むと、ボート本体をボートトレーラーに載せることができます。


ボートトレーラーの本体上面
「tomica」、「NO.71」と刻印されています。


ボートトレーラーの本体底面
 ボートトレーラーの先端部底面に丸い穴がありますが、この部分を、同時期に発売されて車体後部に牽引フックが付いた自動車のトミカの牽引フックにはめ込む(引っ掛ける)ことで、自動車のトミカとヤマハ・ボートのトミカをつなげて遊ぶことができます。

 ボートトレーラーのホイールの車軸を固定しているカバーパーツ部分に「JAPAN」と刻印されています。

 その他、数字の「1」も刻印され、トミカの裏板でおなじみの、男の子と女の子が両手を挙げて手をつないでいるロゴマークも刻印されています。

 写真のボートトレーラーのホイールは、タイヤのショルダー部分の溝などがリアルに表現された「1Fホイール」となっています。



 このヤマハ・ボートのトミカの最大の特徴でもあり、醍醐味でもあるのは、なんといっても、同時期に発売された何台かのトミカの車体後部に付いている牽引フックにつなぐことで、自動車のトミカにこのヤマハ・ボートのトミカを牽引させて遊ぶことができることです。

 現在、この遊び方をするには少々コストがかかってしまいますが、当時は「おこづかい」を少し貯めてこれらのトミカを買えば、家の部屋の中や庭、公園でも遊べたでしょうし、前述のとおり、お風呂場でも遊べたことでしょう。

 なお、写真の自動車のトミカは「ニッサン ローレル 2000SGX」(No.74-1/日本製 1973年6月~1979年3月)です。


ニッサン ローレル 2000SGXの車体後部に付いている牽引フック
 その他、牽引フックが付いたバリエーションのあるトミカとしては、「ニッサン ブルーバードU 1800 SSS-E」(No.62-1/1973年2月~1977年3月)、「マツダ サバンナGT」(No.80-1/1973年8月~1978年1月)、「ニッサン スカイライン 2000GT-X」(No.82-1/1974年8月~1980年?)などがあります。









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