トミカ スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS) No.40-3 1993年7月発売 日本製 R32型
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スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)

 1993年7月に発売された「スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)」(No.40)のトミカ(日本製/No.40-3)です。

 この「スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1993年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に投入した、日産スカイライン(R32型/BNR32)GT-Rのレーシングカーの「UNISIA JECS仕様」(ユニシアジェックス スカイライン)がモデルとなっています。

フロントビュー

 ナンバープレート部分には「TOMY」と書かれたシールが貼られています。


 (パッケージ表記)
 スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)
 SKYLINE RACING(UNISIA JECS)
 SCALE 1/59
 トミカ 日本製 TOMY
 40
 スーパースピード/サスペンション/
 ドアー開閉

 (車体底面)
 NISSAN SKYLINE GT-R
 TOMICA © 1989 TOMY
 NO.20 S=1/59
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥360円(税3%別)
 発売期間 1993年7月~1997年7月


 2024.05.01現在




 1990年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)でデビューした日産のスカイラインR32型GT-R(8代目スカイライン/1989年8月~1994年10月まで販売)は、1993年のJTCが終了となるまでに29戦29勝をあげるという華々しい成績を残しています。

 写真の「スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS仕様)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1993年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に投入した、スカイラインGT-R(R32型/BNR32)の「UNISIA JECS仕様」(ユニシアジェックス スカイライン)がモデルとなっていて、同年のJTC(全9戦)では、長谷見昌弘選手が3年連続のシリーズチャンピオンを獲得することはできませんでしたが、6月4日に鈴鹿サーキットで行われた第4戦で優勝しています。

 1993年のJTCでは、星野一義選手とコンビを組んで「チームインパル」から参戦した影山正彦選手が「カルソニック スカイライン」(BNR32 GTR)で4勝をあげ、ドライバーズタイトルを獲得(134ポイント)しています。(星野一義選手は第3戦を欠場し119ポイント)

 1993年のJTCに参戦して活躍した実車の「スカイライン GTR UNISIA JECS(ユニシアジェックス)」は、最高出力580~630PSの2568cc直列6気筒DOHCツインターボ「RB26DETT型」エンジンを搭載していて、現在は「ハセミモータースポーツ」に保管されているようです。

 なお、1993年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)には、長谷見昌弘選手は1992年に引き続いて、福山英朗(ふくやま ひでお)選手とパートナーを組んで「ハセミモータースポーツ」から参戦しています。

 日本国内や海外の自動車レースで数々の勝利をあげた日産スカイラインR32型は、現在でも人気があり、GT-Rで程度が良いものは高値で取引されているようです。


上部ビュー

 このトミカには、車体に自分で貼るシールが同梱されています。

 フロントバンパー部の「UNISIA JECS」、「DUNLOP」と書かれたオレンジ色系の帯形シール、車体前後のナンバープレート部分の「TOMY」と書かれたシール、エンジンフード上の「1 UNISIA JECS NISSAN」と書かれた大きめのシール、フロントガラス上部の帯形の「HASEMI MOTOR SPORT」と書かれたシール、屋根(ルーフ)上の「1 UNISIA JECS」と書かれた大きめのシール、リアウイング上面の「UNISIA JECS」、リアフェンダーの「SSR」、「HASEMI MOTOR SPORT」、「Castrol」、リアのオレンジ色系で「UNISIA JECS 1」と書かれた帯形のシール、同じくオレンジ色系で帯形の「UNISIA JECS」と書かれたリアバンパー部分に貼るシールが自分で車体に貼るシールとなっています。


左右サイドビュー

 写真のトミカのホイールは「2Gホイール」となっています。

 1992年のシーズンは、「JECS(ジェックス)スカイライン」として長谷見昌弘選手と福山英朗選手が参戦しましたが、1993年3月に自動車部品メーカーの「株式会社アツギユニシア」とカーエレクトロニクスのシステムメーカー「日本電子機器株式会社(JECS/ジェックス)」が合併して「株式会社ユニシアジェックス(UNISIA JECS)」となったことにより、1993年のシーズンに投入されたマシンのカラーリングは1992年から変更されて「ユニシアジェックス スカイライン」となった経緯があるようです。

「スカイライン GTR レーシング(JECS)」(No.40-2)のトミカのレビューはこちら♪

 株式会社ユニシアジェックス(UNISIA JECS)は、当時は日産直系の機能部品総合メーカーでしたが、株式会社日立製作所が同社を完全子会社化し、2002年10月1日に商号が「株式会社 日立ユニシアオートモティブ」に変更され、その後、2004年10月1日に株式会社日立製作所に吸収合併されて消滅(解散)しています。




 トミカのフロントフェンダー部分には、日本の国旗が描かれ、白い英字で「M.HASEMI H.FUKUYAMA」(長谷見昌弘/はせみ まさひろ、福山英朗/ふくやま ひでお)と書かれています。


ドアを開けた状態


トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとフロアシフト、座席シートなどが黒色系のプラパーツで再現されています。



リアビュー

 リア側には、上部に「UNISIA JECS 1」と書かれたオレンジ色系の帯形のシール、リアバンパー部分に「UNISIA JECS」と書かれたオレンジ色系の帯形のシール、ナンバープレート部分に「TOMY」と書かれたシールが貼られています。

 実車のリアのナンバープレート部分にも「TOMY」のロゴが記されていて、当時のトミーが「ハセミモータースポーツ」のスポンサーとなっていたようなので、1993年仕様の「UNISIA JECSスカイライン」が、1992年仕様の「JECSスカイライン」に引き続いてトミカとして発売されたのは、至って自然の流れなのかな、と思われます。

 Wikipediaによると、「長谷見昌弘とトミカ」は、「星野一義とカルソニック」、「中嶋悟とEPSON・PIAA」と同様に、長年のパートナーとして広く認識されているそうです。

 実際に、これまで長谷見選手がドライブしたレーシングカーやハセミモータースポーツのレーシングカーは、2007年8月20日(月)に「長谷見昌弘 レーシングスカイライン コレクション」(全6種)が発売されるなど、トミカとして多くの車種が商品化されています。



車体底面

 車体底面(裏板)には、「NO.20」と刻印されています。

 このことから、このトミカは、8代目「スカイライン」(R32型)がモデルで、1990年5月から1995年7月まで販売された「ニッサン スカイライン GTR」(No.20-6)のトミカがベースとなっていることがうかがえます。

☆1990年5月に発売された「ニッサン スカイライン GTR 20周年記念モデル 記念メタルバッチ付」(No.20-6-1/日本製)のトミカのレビューページはこちら♪








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