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秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録

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ニッサン スカイライン
(R31/前期金型 GTS)
1986年(昭和61年)12月に発売された「ニッサン スカイライン」(No.20/R31型)の前期金型(GTS仕様)のバリエーションのひとつとなっているトミカ(日本製/No.20-5)です。
このトミカは、1985年(昭和60年)8月に販売が開始された7代目「スカイライン」(R31型)において、翌年の1986年(昭和61年)5月に追加された2ドアクーペのグレード「GTS」がモデルとなっています。
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フロントビュー |
前照灯部分にはプラ製の別パーツが使用されています。
ナンバープレート部分には、前後ともに「SKYLINE」と刻印されています。
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(パッケージ表記)
ニッサン スカイライン
NISSAN SKYLINE
SCALE 1/62
トミカ 日本製 20 TOMY
スーパースピード/ドア開閉/
サスペンション
MADE IN JAPAN T-35
(車体底面)
NISSAN SKYLINE
TOMICA © TOMY
NO.20 S=1/62
MADE IN JAPAN
No.20-5の発売時価格 ¥320円
No.20-5の発売期間
1986年12月~1990年5月
2025.09.08現在
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1985年(昭和60年)8月に登場した7代目「日産 スカイライン」(R31型)は、通称「7th(セブンス)」と呼ばれ、上級グレードには世界初となる4輪独立操舵システム「HICAS」が搭載されています。
登場当初のR31型スカイラインは、4ドアピラーレスハードトップと4ドアセダンのみの設定で、ハイソカーを意識した「5連装カセットチェンジャー」といった豪華装備や「カードエントリーシステム」などが採用されていましたが、これまでのスポーツ志向とは異なる高級志向での登場は不評だったようで、翌年の1986年(昭和61年)5月には、走りを求めるスカイラインファンの声に応え、2ドアクーペの「GTS」シリーズが追加されています。
2ドアクーペの「GTS」シリーズのグレードは、装備が簡略化された「GTS」と上級の「GTS-X」の2つのタイプがあり、NA仕様(1998cc直6
自然吸気「RB20E型」エンジン SOHC/130PS、「RB20DE型」エンジン DOHCツインカム/165PS)と、ターボ仕様(1998cc直6DOHCターボ「RB20DET型」エンジン/180PS)が用意され、車速が70km/hを超えるとフロントエアダムから自動でせり下がる「GTオートスポイラー」や4WAS(現在のABS)がオプション設定されたそうです。
そして、1987年(昭和62年)8月のマイナーチェンジと同時に、当時の「グループA」レースのホモロゲーションを取得するために、フロントオートスポイラーの固定化、大型スポイラーの装備、大型ターボチャージャー、専用インタークーラー、等長ステンレス製エキマニなどのチューニングが施された「2ドアスポーツクーペ
GTS-R」が800台限定で販売されました。
「GTS-R」は、最高出力210PSの1,998cc直列6気筒DOHCターボ「RB20DET-R型」エンジンを搭載し、グループAツーリングカー選手権でも活躍を見せました。
R31型スカイラインの駆動方式は後輪駆動となっています。
この「ニッサン スカイライン」(No.20-5/R31型)のトミカは、発売当初は「GTS」仕様として発売され、のちに「GTS-R」仕様にリアウイングの形状が変更となっているようで、そのため、金型が前期金型(GTS仕様)のものと後期金型(GTS-R仕様)のものが存在するようです。
実車の「GTS」のリアウイングは、ウイング部分を2本の支柱で支える、ウイングと車体の間に隙間があるタイプとなっていて、写真の前期金型のトミカのリアウイング形状は、リアウイングを支える2本の支柱がモールド表現された凹凸のあるタイプで、この前期モデルのトミカは、比較的入手の難しい1台となっているそうです。
一方で、後期金型の「GTS-R」仕様となっているトミカのリアウイングの形状は、モールドの凹凸がほとんど無い、のっぺりした形状となっています。
実車の「GTS-R」のリアウイングも、ウイングと車体の間に隙間の無い、一体成型のスポイラーのような形状となっています。 |
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上部ビュー |
この「ニッサン スカイライン」(No.20-5/R31型)のトミカは、「GTS-R」の実車が当時の国内レースで活躍して人気があることもあってか、セット品や特注品など、非常に多くのバリエーションが存在します。
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「ニッサン スカイライン レーシング」(No.84-3/日本製)
1989年(平成元年)6月発売
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上の写真の「ニッサン スカイライン レーシング」(No.84-3)のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1988年(昭和63年)の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)の第2戦から投入した、日産スカイライン
HR31型GTS-Rのレーシングカーのリーボック仕様「リーボック スカイライン」がモデルとなっています。 |
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左右サイドビュー |
このトミカの車体色は赤色基調で、車体側面に黒色のラインが3本描かれているのが特徴です。
このトミカのホイールは「2Fホイール」となっています。
また、このトミカはサスペンション、左右ドア開閉の機能(アクション)が備えられています。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルやセンターコンソール、フロアシフト、座席シートなどが黒色系のプラパーツで再現されています。
なお、写真には写っていませんが、左側のドアパーツの内側には「20-2」と、右側のドアパーツの内側には「20-1」と刻印されています。
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リアビュー |
写真のトミカのリアウイングの形状は、上述のとおり、この「ニッサン スカイライン」(No.20-5/R31型)のトミカが発売された当初の前期金型の「GTS」仕様となっています。
「ニッサン スカイライン」(No.20-5/R31型)のトミカは、販売期間の途中から、リアウイングの形状が後期金型の「GTS-R」仕様となっています。
リア側のナンバープレート部分には、フロント同様に「SKYLINE」と刻印されています。
スカイラインの象徴ともいわれる丸目4灯のリアのテールランプが、見る者の目を惹きつけます。
かつては、路上でこの丸目4灯をよく見かけましたし、見かけたらすぐに「スカイラインだ♪」とわかるほどの特徴的かつ印象的なリアの丸目4灯テールランプです。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には、「NISSAN SKYLINE」、「TOMICA © TOMY NO.20 S=1/62」、「MADE IN JAPAN」と刻印されています。 |
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パッケージ
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パッケージ裏側には「ニッサン スカイライン」(R31型)の主要諸元が以下のとおり記載されています。
主要諸元
・全長 4660mm 全高 1365mm 全幅 1690mm
・エンジン 水冷直列6気筒DOHC24バルブ
・総排気量 1998cc
・最高出力 180PS/6400rpm
そのほか、このトミカのパッケージ裏側には「T-35」と謎めいた記号のようなものが書かれていますが、これはトミカに詳しい方によると、当時のトミー工業株式会社の決算期の、過去からの順番の数字を示しているのだそうです。
つまり、このトミカのパッケージ裏側に書かれた「T-35」とは、トミー工業株式会社の前身の会社の決算期も含めて第35期の決算期に製造されたトミカであることを示していて、すなわち写真のトミカは第35期決算期の1986年(昭和61年)3月から1987年(昭和62年)2月の間に製造されたトミカである、ということになるようです。
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