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ニッサン スカイライン レーシング
(リーボック スカイライン/R31)
1989年6月に発売された「ニッサン スカイライン レーシング」(No.84)のトミカ(日本製/No.84-3)です。
この「ニッサン スカイライン レーシング」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1988年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)の第2戦から投入した、日産スカイライン
HR31型GTS-Rのレーシングカーのリーボック仕様「リーボック スカイライン」がモデルとなっています。
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フロントビュー |
ナンバープレート部分には「SKYLINE」と刻印されています。
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(パッケージ表記)
ニッサン スカイライン レーシング
NISSAN SKYLINE RACING
SCALE 1/62
トミカ 日本製 TOMY
84
スーパースピード/サスペンション/
ドアー開閉
(車体底面)
NISSAN SKYLINE
TOMICA © TOMY
NO.20 S=1/62
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥320円(税3%別)
発売期間 1989年6月~1990年6月
2024.05.08現在
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1985年8月31日から1990年まで製造・販売された、日産のスカイラインR31型(7代目スカイライン/通称 7th セブンス)は、レースには1987年のツーリングカーレース「インターTEC」からGTS-Rがデビューし、全日本ツーリングカー選手権(JTC)には1988年からGTS-Rが参戦しています。
R31型GTS-Rは、1987年にグループAのホモロゲーションを獲得するために800台限定で生産され、同年8月に発売されたそうです。
写真の「ニッサン スカイライン レーシング」(No.84-3)のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1988年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)の第2戦から投入した、日産スカイライン
HR31型GTS-Rのレーシングカーのリーボックカラー「リーボック スカイライン」(車番50)がモデルとなっていて、同年のJTC(全6戦)では、長谷見昌弘選手は高橋健二選手とパートナーを組んで参戦し、同車では第5戦のスポーツランドSUGOで5位を獲得したのが最高位となっています。
1988年のJTC(グループA)のシーズンは、「ニスモワークス」の鈴木亜久里/アンデルス・オロフソン選手がドライブする日産スカイラインR31型GTS-R「リコー スカイライン」(車番23)が開幕2連勝を果たして好調なスタートとなりますが、残り4戦は地力に勝る「フォード シエラRS500」に勝つことができず、横島久選手がシリーズチャンピオンを獲得しています。
1988年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)では振るわなかった「ハセミモータースポーツ」のHR31型GTS-R「リーボック
スカイライン」ですが、長谷見昌弘選手は、翌1989年にはアンデルス・オロフソン選手とパートナーを組んで同じくHR31型GTS-R「リーボック
スカイライン」(車番50)で「ハセミモータースポーツ」から参戦し、全6戦中、第3戦から第5戦まで3連勝(優勝計3回)を挙げて、栄光のシリーズチャンピオンを獲得(161ポイント)しています。
なお、長谷見昌弘選手は、1990年からはR32型GT-Rの「リーボック スカイライン」(BNR32)で全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に参戦し、1990年のシーズンは総合3位に終わりましたが、1991年のシーズンは「リーボック
スカイライン」(BNR32)で、1992年のシーズンは「ジェックス スカイライン」(BNR32)で、2年連続となるシリーズチャンピオンを見事に獲得しています。
1990年仕様の「リーボック スカイライン」(BNR32)は「長谷見昌弘 レーシングスカイライン コレクション」(全6種)としてトミカとなって2007年8月に発売され、また、1992年の「ジェックス
スカイライン」(BNR32)は通常品のトミカ「スカイライン GTR レーシング(JECS)」(No.40-2)として1992年6月に発売されています。
なお、HR31型GTS-R「リーボック スカイライン」とR32型GT-R「リーボック スカイライン」のトミカは、そのほかリーボックの特注品が存在するようです。
☆「スカイライン GTR レーシング(JECS)」(No.40-2)のトミカのレビューはこちら♪
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上部ビュー |
このトミカには、車体に自分で貼るシールがパッケージに同梱されています。
エンジンフード上面のユニオンジャック(イギリス国旗)が大きく描かれ「50 Reebok」と書かれたシール、フロントガラス上部の帯形の「Reebok
SKYLINE」と書かれたシール、屋根(ルーフ)上のユニオンジャック(イギリス国旗)が描かれ「50 Reebok」と書かれたシール、車体左右両側面の「50」、「DUNLOP」と書かれたシール、車体後部上面の赤色のラインに「50」と書かれたシール、リアウイング上面の青色帯形のシール、リアの「TOMY」と書かれたシールが自分で車体に貼るシールとなっています。
「Reebok」(リーボック)は、1900年にイギリスで設立された「J.W. フォスター社」に起源を有する、アメリカのフットウェア・衣料品製造・販売会社となっています。
1958年に社名が「Reebok」(リーボック)に変更され、2005年にはアディダス社(ドイツ)の傘下に入りますが、2022年3月にアメリカのニューヨーク市に本社を置くブランド管理会社「オーセンティック・ブランズ・グループ」(ABG)が「リーボック」を買収しています。
「Reebok」(リーボック)というブランド名は、南アフリカに生息する脚の速いガゼルの現地名に由来しているそうです。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは「2Gホイール」となっています。
長谷見昌弘選手の「ハセミモータースポーツ」は、1990年からはR32型GT-Rの「リーボック スカイライン」(BNR32)で全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に参戦しているため、HR31型GTS-R「リーボック
スカイライン」がモデルとなっている、この「ニッサン スカイライン レーシング」(No.84-3)のトミカの発売期間は、1989年6月から1990年6月までの約1年間と短くなっています。
また、車体に描かれたリーボックのロゴやユニオンジャック(イギリス国旗)が目を惹き、白色基調に青色と赤色のラインが施された車体デザインも美しく、長谷見昌弘選手がHR31型GTS-R「リーボック スカイライン」で1989年に全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)のシリーズチャンピオンを獲得したということもあって、このトミカは巷のトミカファンには非常に人気が高くなっています。
そのようなことから、この「リーボック スカイライン」の日本製のトミカは、現時点ではなかなか入手が難しいトミカのひとつとなっています。
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ドアを開けた状態 |
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トミカ内部(車内インテリア)の様子 |
ハンドルとフロアシフト、座席シートなどが赤色系のプラパーツで再現されています。
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リアビュー |
リア側には、「TOMY」と書かれた自分で車体に貼るシールが貼られています。
実車では、ナンバープレート部分に「TOMY」のロゴマークが配されているようです。
テールライトとリアガーニッシュ部分は、赤色系のクリアパーツが使用されていて、ナンバープレート部分には「SKYLINE」と刻印されています。
当時のトミーは「ハセミモータースポーツ」のスポンサーとなっていたようなので、この「ニッサン スカイライン レーシング」(リーボック スカイライン)がトミカとして発売されたのは至って自然の流れなのかな、と思われます。
Wikipediaによると、「長谷見昌弘とトミカ」は、「星野一義とカルソニック」、「中嶋悟とEPSON・PIAA」と同様に、長年のパートナーとして広く認識されているそうです。
実際に、これまで長谷見選手がドライブしたレーシングカーやハセミモータースポーツのレーシングカーは、2007年8月20日(月)に「長谷見昌弘
レーシングスカイライン コレクション」(全6種)が発売されるなど、トミカとして多くの車種が商品化されています。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には、「NISSAN SKYLINE」、「NO.20」と刻印されています。
このことから、このトミカは、7代目「スカイライン」(R31型)がモデルで、1986年12月から1990年5月まで販売された「ニッサン スカイライン」(No.20-5/後期金型
GTS-R仕様)のトミカがベースとなっていることがうかがえます。 |
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パッケージ |
パッケージの側面には、「リーボック スカイライン」の主要諸元が以下のとおり記載されています。
全長:4660mm 全幅:1690mm 全高:1325mm
ホイールベース:2615mm
エンジン形式:水冷直列6気筒DOHC 24バルブ
排気量:2029cc
最高出力:400PS/7200rpm
日産の公式サイトによると、1989年にJTCでシリーズチャンピオンを獲得したR31型GTS-R「リーボック スカイライン」の実車は、最高出力400PSの2027cc直列6気筒DOHCターボ「RB20DET-R型」エンジンを搭載し、車両重量は1,160kgとなっています。
なお、ノーマル仕様の「RB20DET-R型」エンジンの最高出力は210PSとなっていたようです。
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