トミカ サニー 1200 クーペ GX No.8-1 1971年1月発売 日本製
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サニー 1200 クーペ GX

 1971年1月に発売された「サニー 1200 クーペ GX」(No.8)のトミカ(日本製/No.8-1)です。

 このトミカの「サニー 1200 クーペ GX」は、1970年(昭和45年)1月から1975年(昭和50年)まで販売された2代目「日産 サニー」(B110型系)にあたり、1970年(昭和45年)4月に追加されたSU型ツインキャブを搭載したスポーティグレード「1200 クーペ GX」がモデルとなっています。

フロントビュー
 前照灯は丸型2灯となっていて、フロントグリル中央部には、実車に取り付けられていた「S」の文字がかたどられたオーナメント(装飾)が再現されています。
 なお、このトミカにはナンバープレート部分が造形されていません。

 (パッケージ表記)
 サニー 1200 クーペ GX
 Sunny 1200 COUPE GX
 S=1/56
 8 Japan T-21 (※T-22有り)
 OPENING DOORS/SUPER SPEED/
 SUSPENSION
 (ドアー開閉/スーパースピード/
 サスペンション)

 (車体底面)
 SUNNY 1200GX
 tomica
 NO.8 S=1/56
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥180円
 発売期間 1971年1月~1975年4月


 2023.05.09現在



ドアを開けた状態

 初代「日産 サニー」(B10型系/1966年4月~1970年1月)は1.0Lのエンジンを搭載してデビューし好調な販売だったそうですが、初代「トヨタ カローラ」が、あたかも初代「日産 サニー」を挑発するかのような「プラス100ccの余裕」をキャッチフレーズに掲げて1,100ccのエンジンを搭載して1966年11月に登場し、サニーよりも2.2万円ほど価格が高かったにもかかわらず、装備がよく高級感と割安感があったため、サニーを上回る人気車となったのだそうです。

 そこで、1,100ccエンジン搭載の初代「トヨタ カローラ」に対抗するため、このトミカのモデルとなった2代目「日産 サニー」(B110型系)は、「トヨタ カローラ」よりもさらに排気量を100cc増やして1,200ccエンジン搭載車として1970年1月に登場し、キャッチフレーズは「隣の車が小さく見えます」と、こちらもあたかも「トヨタ カローラ」を挑発するかのようなキャッチフレーズで登場したという、当時の大衆自動車の開発・販売競争の歴史を垣間見ることができるエピソードが残されています。


 トミカのモデルとなった実車の「サニー 1200 クーペ GX」は、駆動方式がFR(フロントエンジン・後輪駆動)、SUツインキャブを搭載した最高出力83PSの1,171cc直列4気筒OHV「A12型」エンジンを搭載し、変速機(トランスミッション)は4速MT、車両重量は軽量の705kg、最高速度は160km/hとなっています。

 当時の実車の販売価格は¥63万円だったようなので、消費者物価指数を用いて現在の貨幣価値に換算すると、現在では約¥208万円となります。


上部ビュー

 2代目「日産 サニー」(B110型系)は、国内のツーリングカーレース(TSクラス)のベース車としても大きな成功を収めていて、トミカでも2代目サニーをベースにしたレースカー仕様(フロントスポイラー、リアスポイラー、オーバーフェンダー装備)の「サニー クーペ 1200GX レーシング」(No.15-2)が1976年1月から1979年5月まで販売されています。


左右サイドビュー

 実車のフロントにはディスクブレーキが採用されています。

 写真のトミカのホイールは、タイヤのショルダー部分に溝(刻み)が彫られている「1Fホイール」となっています。

 この「サニー 1200 クーペ GX」のトミカは、同じ日本製でも車体色が金色系のものや、発売当初の希少かつ貴重な1Aホイール、1Eホイールのバリエーションがあります。


 なお、車名の「サニー(SUNNY)」は、「太陽光」や「晴れた天候」という意味の英単語「sunny」に由来しているそうです。





トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとフロアシフト、サイドブレーキ(ハンドブレーキ)、座席シートなどがプラパーツで再現されています。

 トミカのハンドルのスポークは、とても細くて、実車の3本スポークのハンドルをできるだけ忠実に再現しようとしていることがうかがえます。



リアビュー

 リアガーニッシュ中央部には、実車に取り付けられていた「S」の文字がかたどられたオーナメント(装飾)が再現されています。

 なお、このトミカにはナンバープレート部分が造形されていません。



車体底面

 写真のトミカの裏板(シャシー)は、カシメを使用していない「はめ込み」のタイプとなっています。

 また、裏板に「©1974 TOMY」の刻印があるバリエーションもありますが、写真のトミカでは、それらの刻印はありません。








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