トミカ トヨタ セリカ LB 2000GT No.33-3 1978年7月発売 日本製 2代目セリカ
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トヨタ セリカ LB 2000GT
(2代目 A40/50型)

 1978年7月に発売された「トヨタ セリカ LB 2000GT」(No.33)のトミカ(日本製/No.33-3)です。

 このトミカの「トヨタ セリカ LB 2000GT」は、1977年(昭和52年)8月22日から1981年(昭和56年)まで販売された、2代目「セリカ」(A40/50型)の前期型で、3ドアリフトバック(LB)のタイプで、日本車初のサンルーフ(手動)が付いたバージョンがモデルとなっています。

フロントビュー

 前照灯は丸型4灯となっていて、前期型がモデルとなっています。

 1979年8月のマイナーチェンジにより、後期型はヘッドライトが角型4灯となっています。

 トミカのフロントグリル中央部分には実車にあった「GT」エンブレムが再現され、ナンバープレート部分には「9625」と刻印されています。


 (パッケージ表記)
 トヨタ セリカ LB 2000GT
 TOYOTA CELICA LB 2000GT
 S=1/63
 トミー TOMY 33 Japan 国産 T-27
 スーパースピード/サスペンション/
 ドアー開閉
 SUPER SPEED/SUSPENSION/
 DOORS OPEN

 (車体底面)
 TOYOTA CELICA LB 2000GT
 tomica
 ©1978 TOMY
 NO.33 S=1/63
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥240円
 発売期間 1978年7月~1982年4月


 2023.04.11現在



ドアを開けた状態

 「セリカ」(Celica)は、トヨタが1970年(昭和45年)から2006年(平成18年)まで製造・販売していたハードトップおよびクーペ型の日本初となるスぺシャルティカ―で、モータースポーツにおけるベース車両としても活躍し、それぞれの時代の若者や若い心を持った人々を惹きつけてきた、歴史にその名を残す名車の1台となっています。

 1977年(昭和52年)8月に2代目にフルモデルチェンジされた「セリカ」は、先代の初代「セリカ」同様に「カリーナ」のシャシーを利用していて、2ドアクーペと3ドア・リフトバック(LB)が発売されています。


 2代目「セリカ LB 2000GT」(車両型式 C-RA40-BLMQG)は、ソレックス・ツインキャブレターを装備した最高出力130PSの2L(1,968cm3)水冷直列4気筒DOHC「18R-GU」エンジンを搭載し、変速機(トランスミッション)はフロア5速MT、燃料タンク容量は61L、車両重量は1,055kg、ブレーキは4輪ディスクブレーキとなっています。

 実車の「セリカ LB 2000GT」の当時の販売価格は¥167万3千円(東京地区/スペアタイヤ・標準工具一式付き)となっていて、堤工場で生産され、トヨタカローラ店にて販売されています。

 1977年当時の¥167万3千円は、消費者物価指数をもとに現在の貨幣価値に換算すると、約270万円となります。


 当時、セリカのライバル車が排出ガス規制をクリアすることができずにパワーダウンを強いられていた時期に、「セリカ LB 2000GT」は排出ガス規制をクリアした130PSの高出力DOHCエンジンを搭載していて、1979年8月のマイナーチェンジ時には、ライバル車を意識した「名ばかりのGT達は、道を開ける」という強気のキャッチフレーズを掲げ、通称「ダルマ」と呼ばれた初代「セリカ」の爆発的人気には及ばないものの、当時の人気車となったそうです。

 そして、「セリカ LB」(2代目)は、北米市場を意識して1978年(昭和53年)4月にセリカの上級車種として登場した、初代「セリカXX」(後の「スープラ」)のベースとなったそうです。


上部ビュー

 屋根上には、1978年(昭和53年)3月に実車(LB)に装備された、日本車初となるサンルーフ(手動)が、クリアパーツで再現されています。

 実車には、ウォッシャーの噴射口がワイパーブレードに組み込まれた、日本初となるウォッシャー・ノズル組込みワイパーが採用されています。

 また、リア・ワイパーが標準装備されていますが、リア側のウォッシャーノズルはボディ側に装備されています。


 なお、「セリカ」(CELICA)という車名は、スペイン語の形容詞で「天上の、聖なる、神々しい」という意味をあらわしていて、クラウン、コロナ、カローラに続いて「C」で始まるトヨタの伝統を踏襲した車名となっているそうです。

 また、「セリカ」のシンボルマークは、天空を駆ける「龍」をイメージしたものとなっているそうです。

 龍をイメージしたセリカのシンボルマークは、実車の「セリカ LB 2000GT」ではマッド・ガードに施されています。


左右サイドビュー

 ボディデザインは、トヨタの北米デザインスタジオ「CALTY社」(キャルティデザインリサーチ)が手掛けたそうで、低いベルトライン(車体側面の窓の下端部分が前部から後部にかけて描くライン)、初代LBと比較して35%も増加した広いガラス面積、幅が広いBピラーなどが外観上の特徴となっていて、エアロダイナミクス(空気力学)重視のスタイリングとなっています。

 2代目「セリカ」が空力重視とされていたことは、当時のCMにおいて「風がフォルムを作る。トータル・エアロダイナミクスがセリカを変えた。答えは風の中にあった」というキャッチフレーズが使われていることにも、その姿勢がうかがえます。

 ドアは先代「セリカ」と同じサッシュレスタイプ(窓枠無し)で、センターピラー付き(Bピラー)のボディ構造となり剛性が高められていて、トミカのBピラー部分には、実車にあった「CELICA」と書かれたオーナメント(装飾)が再現されています。

 また、実車のセンターピラー(Bピラー)は通気口のある「エアロピラー・ルーバー」となっていて、後部座席の通風、換気効率の向上が図られています。

 2代目「セリカ」には、上下左右方向に丸みをもった日本初の三次曲面サイドガラスが採用されていて、当時としては新しい、タマゴ形のオーバルな空間が室内に生み出されています。

 初代「セリカ」の販売途中から上級グレード車に採用されていた衝撃吸収バンパーは、2代目「セリカ」ではウレタン製に変更され、従来の35kgから20kgも軽量化されたそうです。

 2代目「セリカ」は、「より個性的なスペシャルティーカー」を設計の狙いとし、大胆さと斬新さを盛り込み、ユーティリティー・スペースを拡大して多用途に適したスペシャルティ―カーを世に送り出すことが目標とされたそうです。


 写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっています。

 実車の「セリカ LB 2000GT」は、185/70HR13のスチール・ラジアルタイヤを標準装備していて、14インチ・アルミホイールがオプションで用意されていました。


 この「トヨタ セリカ LB 2000GT」(No.33-3)のトミカは、同じ日本製でもナンバープレートの補強の仕様にバリエーションが存在するようです。

 そのほか、同じ日本製でも輸出仕様(車体色が白色系で「SUPRA」の文字)のものや、車体色が異なるバリエーションが存在します。


トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとフロアシフト、座席シートなどがプラパーツで再現されています。

 ハンドル部分は、実車の3本スポーク式ステアリングがよく再現されていると思います。

 実車の「セリカ LB 2000GT」の3本スポークステアリングとシフトノブは革巻きとなっていて、そのほか、実車にはパワーウィンドウ、AM/FMマルチラジオ・カーステレオがオプションで用意されていました。



リアビュー

 テールランプは、大型のリアコンビネーションランプとなっています。

 実車は、リア・ウィンドウ・デフォッガーの熱線がそのままAM、FMラジオのアンテナになる新方式「リア・ウィンドウ・アンテナ」となっています。

 トミカでは、リア・ウィンドウのクリアパーツに横線が入れられることで、それらが再現されています。

 2代目「セリカ LB」は乗車定員が5名で、リアシートの背もたれ部分を左右分割式としてユーティリティスペースの拡大が図られ、ラゲッジ・スペースは先代LBと比較して約55%も増加しています。

 トミカのナンバープレート部分には、フロント同様に「9625」と刻印されています。



車体底面

 この「トヨタ セリカ LB 2000GT」(No.33-3)のトミカは、同じ日本製でもナンバープレートの補強の仕様にバリエーションが存在するようです。


パッケージ








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