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秋葉原 ホビー&カルチャー探訪記録

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トヨタ ダイナ 牧場トラック
1977年(昭和52年)3月に発売された「トヨタ ダイナ 牧場トラック」(No.50)のトミカ(日本製/No.50-2)です。
このトミカは、1969年(昭和44年)2月から1977年(昭和52年)まで販売された3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)がベースの、牧場で家畜などを運搬したりして活躍するトラックがモデルになっています。
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フロントビュー |
前照灯は丸型4灯で、フロントマスクは非常に特徴的なデザインとなっていて、ゴリラの顔を彷彿とさせることからか、3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)は「ゴリラダイナ」ともよばれています。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「DYNA」(ダイナ)と刻印されています。
また、フロント部には「TOYOTA」の刻印も有ります。
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(パッケージ表記)
トヨタ ダイナ 牧場トラック
TOYOTA DYNA FARM TRUCK
S=1/68 トミー
tomica 50 Japan TOMY
国産 T-25
スーパースピード/サスペンション
SUPER SPEED/SUSPENSION
(車体底面)
TOYOTA DYNA
tomica NO.39 S=1/68
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥240円
発売期間 1977年3月~1979年1月
2025.07.10現在
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「トヨタ ダイナ」の3代目から6代目までは、ダイハツ工業との共同開発となり、ダイハツブランドでも「デルタ」として販売されたそうです。
このトミカのモデルとなっている3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)は、ダイハツ工業との提携で当時もっとも成功した例となっているそうで、ダイハツが設計の一部と生産を担当したB型エンジンは、ディーゼルならではの経済性や低回転域の粘りに加え、高回転までスムーズに吹け上がるエンジンだったそうです。
また、3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)の時から、現在まで続くダイナのテーマカラーとして、トルコ石「ターコイズ」の青緑色のことをいうカラー「ターコイズ」が初めて設定されたそうです。
車名の「ダイナ」は、日本語で「活力ある、機動力ある」などの意味を持つ、英語の「Dynamic(ダイナミック)」を短縮した言葉に由来していて、当時のトヨタ自動車販売と関係ディーラーの社員の方達からの公募により決定されたのだそうです。 |
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上部ビュー |
このトミカの最大の特徴はなんといっても、荷台に積んだり下ろしたりして遊ぶことができる牛(ウシ)さんのミニチュアフィギュアが付属していることです。
このトミカは「牧場トラック」という商品名で、後部荷台には牛(ウシ)さんのミニチュアフィギュアが載せられていますが、本物の牧場にて使用されて活躍するトラックは、おそらく、牛をはじめ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、馬などのさまざま種類の家畜を運搬するために使用されると思いますし、牧場内の短距離だけなら、場合によっては家畜のエサの牧草や資器材、完成した乳製品などを運搬する際に使用されることもあるのではないかと思われます。
なお、私が入手したこの「トヨタ ダイナ 牧場トラック」のトミカは、牛さんのミニチュアフィギュアは欠品となっていたため、写真の牛さんは、おそらく共通のものとなっているであろうと思われる「トヨタ ハイエース 牧場トラック」(No.50-1/1972年3月発売)の牛さんを使用しています。
写真の牛さんのミニチュアフィギュアは、荷台に載せてあるだけで、荷台に固定するパーツ・装置などはありませんので、トミカの中古市場では牛さんのミニチュアが欠品しているものを見かけることが多々あります。
また、牛さんのミニチュアの体の黒い模様は、必ずしも一定ではなく、個体ごとに違いがあるようです。
下の写真は、牛さんのミニチュアを下ろした状態の荷台の様子です。
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左右サイドビュー |
このトミカはサスペンションの機能(アクション)が備えられていて、ホイールは「1Hホイール」となっています。
このトミカは、同じ日本製でも、その他に1977年(昭和52年)3月に発売された「トミカ ふるさとシリーズ」(4台セット/定価¥960円)に入っている「トヨタ
ダイナ ファームトラック」のバリエーションが存在します。
「トミカ ふるさとシリーズ」セットのパッケージに書かれた商品名は「NO.50 トヨタ ダイナ ファームトラック」となっていて、キャビン(キャブ/運転席のある箱部分)の部分が赤色系、後部荷台の柵が黄色系、牛のミニチュアが赤茶色系となっています。(その他異なるカラーリングがある可能性も有り)
この「トヨタ ダイナ 牧場トラック」(No.50-2)のトミカは、発売期間が1977年(昭和52年)3月から1979年(昭和54年)1月までの約1年10ヵ月と短く、当時販売された個数が多くないことが予想されます。
そのようなこともあってか、巷のトミカ中古市場では、この「トヨタ ダイナ 牧場トラック」のトミカは非常に人気があって、牛のミニチュアと黒箱(パッケージ)が付属して状態の良いものは、なかなか入手のしにくいレア度の高いトミカとなっています。
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リアビュー |
このトミカのリア側の右下には、ナンバープレート部分があって「10-31」と刻印されています。
これは、数字の語呂合わせで「トミイ」(10、3、1)と掛け合わせているものと思われます。
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牛さんのミニチュアを荷台から下ろした状態 |
牛さんのミニチュアは、荷台に載せてあるだけで固定することはできませんので、紛失して無くさないように気をつけたいところです。
そのほか、このトミカは、中古ホビーショップなどで後部荷台の柵が割れて破損しているものを見かけることがよくありますが、もし、床に置いてあるのを気付かずに踏んでしまったり、手で押しつぶしたりすると、おそらく荷台の柵は簡単に割れて破損してしまうだろうことが、このトミカを手に取ってみると想像できますので、安易に床などの低い場所に置かないほうがよいと思います。
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車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には、「TOYOTA DYNA」、「tomica MADE IN JAPAN」、「NO.39 S=1/68」などと刻印されています。
このことから、この「トヨタ ダイナ 牧場トラック」(No.50-2)のトミカの車体部分は、1976年(昭和51年)12月に発売された「トヨタ ダイナ JAFレッカー」(No.39-2)のトミカの金型が流用されていることがうかがえます。 |
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