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トヨタ ダイナ 保冷車
1977年3月に発売された「トヨタ ダイナ 保冷車」(No.38)のトミカ(日本製/No.38-2)です。
このトミカは、1969年2月から1977年まで販売された3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)がベースの、バンタイプの保冷車がモデルになっています。
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フロントビュー |
前照灯は丸型4灯で、フロントマスクは非常に特徴的なデザインとなっていて、ゴリラの顔を彷彿とさせることからか、3代目「トヨタ ダイナ」(U10系)は「ゴリラダイナ」ともよばれています。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「DYNA」(ダイナ)と刻印されています。
また、フロント部には「TOYOTA」の刻印も有ります。
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(パッケージ表記)
トヨタ ダイナ 保冷車
TOYOTA DYNA REEFER
S=1/68 トミー
tomica 38 Japan TOMY
国産 T-25
後部ドアー開閉/スーパースピード/
サスペンション
REAR DOORS OPEN/SUPER SPEED/
SUSPENSION
(車体底面)
TOYOTA DYNA
tomica NO.39 S=1/68
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥240円
発売期間 1977年3月~1978年7月
2024.09.06現在
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「トヨタ ダイナ」の3代目から6代目までは、ダイハツ工業との共同開発となり、ダイハツブランドでも「デルタ」として販売されたそうです。
このトミカのモデルとなっている3代目「トヨタ ダイナ」は、ダイハツ工業との提携で当時もっとも成功した例となっているそうで、ダイハツが設計の一部と生産を担当したB型エンジンは、ディーゼルならではの経済性や低回転域の粘りに加え、高回転までスムーズに吹け上がるエンジンだったそうです。
また、3代目「トヨタ ダイナ」の時から、現在まで続くダイナのテーマカラーとして、トルコ石「ターコイズ」の青緑色のことをいうカラー「ターコイズ」が初めて設定されたそうです。
車名の「ダイナ」は、日本語で「活力ある、機動力ある」などの意味を持つ、英語の「Dynamic(ダイナミック)」を短縮した言葉に由来していて、当時のトヨタ自動車販売と関係ディーラーの社員の方達からの公募により決定されたのだそうです。 |
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上部ビュー |
写真のトミカの荷物室(保冷庫)部分の白いプラスチックは、経年劣化などによる汚れやくすみが見られます。
なお、この「トヨタ ダイナ 保冷車」(No.38-2)の通常品のトミカは、発売期間が1977年3月から1978年7月までの約1年4ヵ月と短く、国内に出回っている状態の良い現存数もそれほど多くはないと思うのですが、かといって現時点では個人的には、それほどこのトミカのレア度が高く人気も高いというほどではないと感じてはいますが、比較的入手がしにくいトミカであるとは思っています。
これは、あくまで2024年9月時点の個人的な感想で、今後、日本製のトミカの中古市場がどのように推移していくのかは、私では予想しにくいです。 |
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左右サイドビュー |
車体後部の荷物室(保冷庫)の左右両側面には、海の岩場で釣りをする、七福神の一柱であり漁業の神様とされている「恵比寿様」(えびす)が描かれたシールが貼られています。
釣っているのは、赤い鯛の「マダイ」(真鯛)なのでしょうか。
鯛は赤と白の体色で寿命が長く、七福神の恵比寿様が鯛を持っているなど、日本では縁起物として重宝されています。
また、恵比寿様は現在では「商いの神」ともされているようです。
荷物室に貼られたシールの絵柄からすると、この「トヨタ ダイナ 保冷車」のトミカは、魚介類を輸送・運搬する保冷車をイメージしているものと思われます。
また、写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっています。
このトミカは、同じ日本製でも、その他に1977年3月に発売された「トミカ ふるさとシリーズ」(4台セット/定価¥960円)に入っている「ふるさと号」、1981年3月に発売された「トミカプレイセット
みんなのぼくじょう」(トミカ5台+各種パーツなど)に入っている「アルプス牛乳」、1982年6月に発売された「トミカ コマーシャルカーセット」(4台セット/定価¥1,280円)に入っている「不二家」、1983年6月に発売された「トミカ
コマーシャルカーセット2」(4台セット)に入っている「やわらか効果のピンキー」、米国輸出向けの「TOMY TRUCKING」などのいくつかのバリエーションが存在します。
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リアビュー |
このトミカのリア側には、ナンバープレート部分が造形されていません。
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後部パネルドアは開閉可能な仕様となっています。
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車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には、「TOYOTA DYNA」、「NO.39」などと刻印されています。
このことから、この「トヨタ ダイナ 保冷車」(No.38-2)のトミカの車体部分は、1976年12月に発売された「トヨタ ダイナ JAFレッカー」(No.39-2)のトミカの金型が流用されていることがうかがえます。 |
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