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UDコンドル ブルドーザキャリア
1984年10月に発売された「UDコンドル ブルドーザキャリア」(No.56)のトミカ(日本製/No.56-3)です。
このトミカは、当時の日産ディーゼル工業株式会社(UD/2010年2月1日からはUDトラックス株式会社)の、中型及び小型トラックである初代「UDコンドル」(1975年5月~1983年5月)がベースの、ブルドーザキャリア(重機運搬車)がモデルとなっています。
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フロントビュー |
丸目4灯型の前照灯の外観が、初代「コンドル」のフロントマスクの引き締まった精悍なカッコよさを感じさせます。
トミカのフロントのナンバープレート部分には「UD」と刻印されています。
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(パッケージ表記)
UDコンドル ブルドーザキャリア
UD CONDOR BULLDOZER CARRIER
SCALE 1/104
トミカ 日本製 56 TOMY
MADE IN JAPAN T-33
スーパースピード/サスペンション
(車体底面)
NISSAN DIESEL CONDOR
tomica NO.56 S=1/104
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥320円
発売期間 1984年10月~1989年4月
2024.12.04現在
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この「UDコンドル ブルドーザキャリア」(No.56-3)のトミカは、車体後部荷台に載せたり降ろしたりして遊ぶことができるプラスチック製のブルドーザーと登坂板(積載用ブリッジ)が付属しているのが最大の特徴です。
ただ、このトミカに付属しているブルドーザーと登坂板は、単にトミカ本体の後部荷台に載せられているだけで、特に固定パーツは無いため、ブルドーザーや登坂板は紛失しやすく、中古品で売られているものを見ると、たまに、ブルドーザーや登坂板が無かったりするものを見かけます。
また、ブルドーザーはあっても登坂板が欠落しているものを見かけることもありますので、注意が必要と思われます。
このトミカは、ブルドーザーと登坂板の付属により遊びの幅が広いトミカとなっていることや、また、上述のようにブルドーザーや登坂板が欠品になっていることも多いためか、パッケージ(箱)と付属品がすべて揃った状態の良いものは、巷のトミカの中古市場では人気が高く、現時点では比較的入手が難しいトミカの1台となっています。 |
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上部ビュー |
キャビン(運転席のある箱部分)の側面(ドア部分)には、赤色の丸い下地に、白い字で「UD」と書かれたシールが貼られています。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは「1HGoホイール(金色系)」となっています。
この「UDコンドル ブルドーザキャリア」(No.56-3)のトミカは、同じ日本製でも車体色が赤色系、白色系のものや、ブルドーザの色がオレンジ色系、緑色系のバリエーションが数種類ほど存在するようです。
写真のトミカは、車体色がメタリックグリーン系で、ブルドーザの色は黄色系となっています。
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リアビュー |
このトミカのリア側には、ナンバープレート部分が再現されていません。
なお、車名の「UDコンドル」の「UD」は、かつて日産ディーゼル工業株式会社が、GM式の単流掃気方式2サイクルの「Uniflow Scavenging
Diesel Engine」(ユニフロー掃気ディーゼルエンジン/UDエンジン。当時の民生デイゼル工業株式会社が1955年1月発表)を製造していて、その頭文字である「UD」をエンジンの商標としていたことに由来しているそうです。
「UD」の商標は、2サイクルエンジンの製造を終了した後も引き続き使用され、日産ディーゼル工業株式会社を前身とする現在のUDトラックス株式会社は、「UD」を「Ultimate
Dependability」、日本語で「究極の信頼性」に由来するとしています。
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この「UDコンドル ブルドーザキャリア」(No.56-3)のトミカは、上述のとおり、車体後部荷台に載せたり降ろしたりして遊ぶことができるプラスチック製のブルドーザーと登坂板が付属しているのが最大の特徴です。
小さい子供にとっては、これ1台で建設現場やブルドーザーの運搬、積み降ろしシーンの再現など、様々な遊びを楽しむことができたでしょうから、当時の子どもにとっては買ってもらってとても嬉しいトミカとなっていたのではないでしょうか。
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付属しているプラスチック製のブルドーザー |
このブルドーザーは、一体成型となっていて、可動部分はありません。
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UDコンドルの車体底面 |
トミカの車体底面(裏板)には、「NISSAN DIESEL CONDOR」、「NO.56」などと刻印されています。
このことから、このトミカは、1977年7月に発売された「UDコンドル リフトアームトラック」(No.56-2)のトミカと、金型が一部共用されていることがうかがえます。
また、よく見てみると、荷台底面に「56」の刻印があることがわかります。 |
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付属しているプラスチック製のブルドーザーと登坂板の底面 |
ブルドーザーの底面や内部には「©TOMY JAPAN」、「56」と刻印されています。
また、登坂板の底面にも同様に「©TOMY JAPAN」、「56」と刻印されています。
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パッケージ |
パッケージは、いわゆる「赤箱」のタイプとなっています。
また、パッケージには、以下のとおり「UDコンドル」の主要諸元が記載されています。
・全長:7455mm ・全幅:2130mm ・全高:2405mm
・エンジン:4サイクル・ディーゼル ・総排気量:5654cc
・最高出力:150PS/3200rpm ・最大トルク:40kgm/1600rpm
そのほか、トミカの一部の赤箱のパッケージには、このトミカのパッケージに書かれた「T-33」のように謎めいた記号のようなものが書かれていますが、これはトミカに詳しい方によると、当時のトミー工業株式会社の決算期の、過去からの順番の数字を示しているのだそうです。
つまり、このトミカのパッケージに書かれた「T-33」とは、トミー工業株式会社の前身の会社の決算期も含めて第33期の決算期に製造されたトミカであることを示していて、すなわち写真のトミカは第33期決算期の1984年(昭和59年)3月から1985年(昭和60年)2月の間に製造されたトミカである、ということになるようです。
そうすると、写真のパッケージに「T-33」と書かれたトミカは、このトミカが新発売された1984年10月から翌年の1985年2月までの間に製造されたトミカであろうことが推測されます。
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