トミカ UDコンドル クレーン付カーゴトラック No.95-2 1977年7月発売 日本製
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UDコンドル クレーン付カーゴトラック
(No.95-2/日本製)

 1977年7月に発売された「UDコンドル クレーン付カーゴトラック」(No.95)のトミカ(日本製/No.95-2)です。

 このトミカは、1975年5月に登場した、日産ディーゼル工業株式会社(当時/2010年2月1日からはUDトラックス株式会社)の初代「UDコンドル」がベースの、クレーン付きトラックがモデルとなっています。

フロントビュー

 前照灯は、丸型4灯タイプとなっています。

 トミカのフロントのナンバープレート部分には「UD」と刻印されています。


 (パッケージ表記)
 UDコンドル クレーン付カーゴトラック
 UD Condor CRANE CARGO TRUCK
 S=1/104 トミー 国産
 tomica 95 Japan TOMY T-26

 ブーム上・下可動、旋回/
 スーパースピード/サスペンション
 サスペンション

 CRANE BOOM MOVES UP AND DOWN/
 CRANE BASE SWIVELS/
 SUPER SPEED/SUSPENSION

 (車体底面)
 NISSAN DIESEL CONDOR
 tomica NO.56 S=1/104
 MADE IN JAPAN

 (荷台底面)
  95

 発売時価格 ¥240円

 発売期間 1977年7月~1980年2月
 →1980年2月にNo.80-3へ移行
 (※1988年7月まで販売の説有り)


 2024.08.30現在




 この「UDコンドル クレーン付カーゴトラック」(No.95-2)のトミカは、1980年2月まで販売された後、商品名はそのままで「No.80-3」へ移行しています。

 「No.80-3」へ移行後は、しばらくは商品名が「UDコンドル クレーン付カーゴトラック」(日本製)のままだったようですが、ある時点で商品名が「ニッサン ディーゼル コンドル クレーン付 カーゴトラック」(日本製)に変更されて、さらにその後に商品名が「日産 ディーゼル コンドル クレーン付 カーゴトラック」(日本製と中国製)へと変更されていったようです。

 移行後の「No.80-3」は、その後、2006年12月まで販売されたようで、実に約26年10ヵ月にわたり販売され続けたロングセラーモデルとなっています。(日本製と中国製有り)

 そのため、この「UDコンドル クレーン付カーゴトラック」(No.95-2)のトミカの発売期間とあわせると、初代「UDコンドル」がベースのクレーン付きトラックのトミカは、なんと約29年5ヵ月の長きにわたり販売され続けたモデルのトミカとなっています。

 そのようなこともあってか、子供がよく遊んで傷だらけであったり、クレーン部分が破損したりしているものも多いですが、このモデルのトミカは、中古ホビーショップなどで非常によく見かけるトミカのひとつとなっています。


上部ビュー

 なお、私が入手した写真のトミカは、クレーンのブームにフックが取り付けられている部分が何故か黒く塗られていました。

 これは、このトミカのかつての所有者さんが、個人的な好みで黒く塗ったものだと思われ、本来のトミカは、ブームは赤いプラパーツでできていて、黒く塗られている部分は無いはずです。


左右サイドビュー

 写真のトミカのホイールは「1Hホイール」となっています。

 なお、このトミカから移行して1980年2月に発売された「No.80-3」のトミカは、移行前のこの「No.95-2」のトミカとは異なり、荷台に積み降ろしして遊べるプラスチック製パーツの「土管付き」(3本)となっています。

 一見した外観上は、この「No.95-2」のトミカと移行後の「No.80-3」のトミカは、ほぼ同じと思われますが、車体の色(カラーリング)が異なっていたり、上述のように「土管」の付属の有無などの違いがあると思われるため、古いトミカをコレクションされる場合には、この「No.95-2」のトミカと移行後の「No.80-3」のトミカは「全くの別物」と認識しておかれたほうがよいのではないかと思われます。

 ネット上で見てみると、この「No.95-2」のトミカは、車体色が上の写真のように白色系のものや、オレンジ色系(橙色系)、1978年(昭和53年)に発売された「デラックス建設車セット」(8台セット/工事標識付)のメタリックブルー系またはメタリックグリーン系などのバリエーションがありそうです。(詳細は未確認)



可動仕様のクレーン

 クレーンは、基部旋回(回転)、ブーム上下可動、クレーンフック可動仕様となっています。



リアビュー

 このトミカのリア側には、ナンバープレート部分が再現されていません。

 なお、車名の「UDコンドル」の「UD」は、かつて日産ディーゼル工業株式会社が、GM式の単流掃気方式2サイクルの「Uniflow Scavenging Diesel Engine」(ユニフロー掃気ディーゼルエンジン/UDエンジン。当時の民生デイゼル工業株式会社が1955年1月発表)を製造していて、その頭文字である「UD」をエンジンの商標としていたことに由来しているそうです。

 「UD」の商標は、2サイクルエンジンの製造を終了した後も引き続き使用され、日産ディーゼル工業株式会社を前身とする現在のUDトラックス株式会社は、「UD」を「Ultimate Dependability」、日本語で「究極の信頼性」に由来するとしています。



車体底面

 トミカの車体底面(裏板)には、「NISSAN DIESEL CONDOR」、「NO.56」などと刻印されています。

 このことから、このトミカは、同じ1977年7月に発売された「UDコンドル リフトアームトラック」(No.56-2)のトミカと、金型が一部共用されていることがうかがえます。

 また、よく見てみると、荷台後部底面に「95」の刻印があることがわかります。


パッケージ

写真のパッケージは、傷みや汚れ、経年劣化が見られます。









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