トミカ 名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車 No.145 ロングタイプ 2021年6月発売
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名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車

 2021年(令和3年)6月19日(土)に発売された「名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車」(No.145)のロングタイプのトミカ(ベトナム製/No.145-3)です。

 このトミカは、スウェーデンのスカニア社のシャシをベースに、ドイツのマギルス社で艤装され、2019年(平成31年)4月から名古屋市消防局の中川消防署に配置された「はしご車」がモデルになっています。

フロントビュー

 5連はしごの先端に備えられたバスケットには「NAGOYA city fire bureau」と書かれています。

 はしご車のフロントグリル部分には「SCANIA」(スカニア)と書かれ、消防章が描かれています。


 (パッケージ表記)
 名古屋市消防局
 30m級先端屈折式はしご車
 NAGOYA CITY FIRE BUREAU
 LADDER TRUCK M32L-AT
 トミカ 145 SCALE 1/90
 TAKARA TOMY
 はしご伸縮・上下・旋回・屈折

 (車体底面)
 TOMICA ©TOMY
 NO.145 S=1/90 2020 A22
 MADE IN VIETNAM

 発売時価格 ¥900円(税10%別)
 発売期間 2021年6月19日~


 2024.12.28現在




 パッケージに記載された説明文(2021年6月現在)によると、このトミカのモデルとなった実車の「名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車」は、2019年(平成31年)4月から名古屋市消防局の中川消防署に配置された「はしご車」で、スウェーデンのスカニア社(SCANIA)のシャシをベースに、ドイツのマギルス社(Magirus)で艤装(ぎそう)された日本初で唯一の「はしご車」なのだそうです。

 30m級の5連はしごを備え、その先端は最大75度の屈折、かつ最大1.2mの伸縮ができ、そのような機能により建物などへの自在な着梯(ちゃくてい)を可能としています。

 伸縮式の水路管により、はしごの先端まで水を送ることができ、バスケットには電動放水銃が備えられていることも特徴となっています。

 そのほか、小回りが利くように足回りに4WS機構を備え、最小回転半径は9.2mと機動性も確保されています。


上部ビュー

 スウェーデンのスカニア社(Scania)は、トラック、バス、産業用ディーゼルエンジンを主力商品とする、フォルクスワーゲングループの一員となっている重工業会社で、大型トラックの分野では、ダイムラー、ボルボに次ぐ世界第3位の生産台数を誇り、また、生産車両の95%は輸出向けとなっている点も大きな特徴なのだそうです。

 また、ドイツのマギルス社(Magirus)は、ドイツ人のコンラッド・ディートリッヒ・マギルス(Conrad Dietrich Magirus)によって1864年(日本は江戸時代末期の元治元年。明治元年は1868年)に設立された消防用設備と貨物自動車(1866年に消防車の製造を開始)のメーカーで、消防用設備に関しては世界有数のメーカーで、はしご車の分野では世界一となっているそうです。

 日本には、1982年(昭和57年)に東京消防庁にマギルス社の初号車が導入され、以来100台以上が日本に導入され、現在は株式会社モリタテクノス(本社 兵庫県三田市)がマギルス製はしご車の販売・整備を行っているそうです。


左右サイドビュー

 キャビン(運転席のある箱部分)側面には、白い字で「名古屋市消防局」と書かれています。

 このトミカはロングトミカだけあって、通常のトミカと比べると大きく、存在感と重量感があって、大きさを定規で測ってみると、このトミカは全長が約13.4cm(はしご先端のバスケット部分を含む)、全幅が約2.8cm、全高が約3.8cm(はしごを伸ばさない通常時)となっています。(※パッケージの全長は約15.7cm)

 なお、このトミカは、ドア開閉やサスペンションの機能は備えられていません。



リアビュー

 車体後部には白い字で「名古屋市消防局」と書かれています。

 また、はしご装備の基部には、ドイツのマギルス社(MAGIRUS)のロゴマークが描かれています。

 マギルス社のロゴマークは、ドイツ国内のマギルス本社と同じバーデン=ヴュルテンベルク州にあって教会堂建築としては世界一の高さ(約162m)となっている「ウルム大聖堂」の尖塔を象った、「Magirus」(マギルス)の「M」を表しているのだそうです。




 この「名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車」(No.145)のトミカの最大の特徴は、写真のように、はしご伸縮、上下、旋回、バスケット部の屈折ができる仕様となっていることで、はしごを伸ばして各可動部を動かすと、迫力ある本車の活動シーンを再現することができます。(当然ながら火事などの災害は無いほうがいいです)

 トミカのキャビン(運転席のある箱部分)の屋根上には、白い大きい字で対空表示「川は」と書かれています。

 これは「中消防署」の「しご車」という意味なのでしょうか。






車体底面

 車体底面には、「TOMICA ©TOMY」、「NO.145 S=1/90 2020」、「MADE IN VIETNAM」などと刻印され、「A22」と記されています。

 トミカの車体底面には、「SCANIA」(スカニア)、「MAGIRUS」(マギルス)などの刻印や表記は無いようです。


パッケージ

 パッケージには、「名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車」に関する説明文が記載されています。

 なお、パッケージに書かれた英語表記の「M32L-AT」とは、間接式はしご車のことで、数字は梯子(はしご)全長を表すようです。









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