トミカ ランボルギーニ カウンタック LP500S No.F50-1 1978年4月発売 日本製
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ランボルギーニ カウンタック LP500S
(日本製/No.F50-1)

 1978年4月に発売された「ランボルギーニ カウンタック LP500S」(No.F50/外国車シリーズ・イタリア車)のトミカ(日本製/No.F50-1)です。

 「ランボルギーニ カウンタック」は、1970年代に日本国内で沸き起こった「スーパーカーブーム」において、フェラーリ 512BB、ポルシェ 911ターボ、ロータス ヨーロッパなどと並んで人気車種のひとつとなっていました。

フロントビュー
 写真のトミカは、発売当初のモデルのNo.F50-1-1に相当するトミカで、車体色は黒色基調で、フロント部分には金色のランボルギーニの闘牛のエンブレムが、ボディには金色のラインが描かれているのが特徴です。
 実車の前照灯は、リトラクタブルヘッドライト(格納式)となっています。
 トミカのフロントのナンバープレート部分には「LP500S」と刻印されています。(リア側は「F037」)

 (パッケージ表記)
 ランボルギーニ カウンタック LP500S
 LAMBORGHINI COUNTACH LP500S
 トミカ 外国車シリーズ F50
 イタリア車 日本製
 TOMICA ITALY MADE IN JAPAN
 SCALE 1/61

 (車体底面)
 LAMBORGHINI COUNTACH LP500S
 tomica ©1978 TOMY
 NO.F50 S=1/61
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥240円

 ※パッケージに特にギミックの記載無し
 (エンジンフード開閉)

 発売期間 1978年4月~1987年1月
 →1987年1月にNo.F12-3へ移行


 2024.01.08現在




 「カウンタック」(Countach)は、イタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」(Lamborghini)が1974年から1990年にかけて生産・販売していたスーパーカーです。

 「カウンタック」の市販車は、当初は1974年に「LP400」が発売され、その後、1978年に「LP400S」、1982年に「LP500S」(5000S)、1985年に「5000QV」が追加されていったようです。

 なお、市販車の実車の「カウンタック LP500S」は、上述のとおり1982年から発売されていて、このトミカの「LP500S」は1978年4月に発売されているため、時系列が変ではないか、と思い調べてみたところ、「LP400」のスペシャルモデルとして「ウォルター・ウルフ・カウンタック」が3台作製されていて、スーパーカーブーム以来、その1号車(1975年製作・車体赤色)と2号車(1976年製作・車体青色)は「LP500S」とも呼称されているそうなので、そのあたりの事情により、このトミカは「LP500S」として発売されたものと思われます。

 ただし、写真のトミカは、リアウイングが装備されている点は「ウォルター・ウルフ・カウンタック」の1号車と2号車の実車同様なのですが、実車のオーバーフェンダーは再現されていません。

 この「No.F50-1 LP500S」のトミカが1987年1月に販売が終了した後に登場した「No.F12-3 LP500S」のトミカ(1987年1月~1988年)は、金型が変更されたようで、実車の市販車の「LP500S」同様に、オーバーフェンダーが再現されています。


上部ビュー

 実車の「カウンタック LP500S」の駆動方式はMR(縦置きエンジン)、エンジンは最高出力375hpの4,754ccV型12気筒DOHCエンジンを搭載し、変速機は5速MTとなっていて、1982年から1985年にかけて323台が生産されています。

 「スーパーカーブーム」においては、高い人気を誇ったカウンタックでしたが、登場当初の市販モデル「LP400」の実車のボディは、車体の下に気流が入り込んで揚力が発生してしまう、巨大なエアスクープが空気抵抗を発生させる、走行時の気流によって後輪のトラクションが低下してしまう、などの空力的問題を多く抱えていたようです。

 そのため、後に登場した「LP400S」以降のモデルは、リアウイングやフロントスポイラーが用意され、前後オーバーフェンダー付きで幅広のタイヤを装着するなどの改善が図られています。


左右サイドビュー

 実車のドアは、前方のヒンジを軸にして上方に開く「シザーズドア」(ランボルギーニではシザードアと呼ぶ)となっています。

 このトミカのホイールは、金色系の「2FGoホイール」となっています。



リアビュー

 リア側のナンバープレート部分には「F037」と刻印されています。(フロント側は「LP500S」)

 これは、「ランボルギーニ カウンタック」のトミカとして最初に発売された「ランボルギーニ カウンタック LP400」(1977年10月発売)のトミカのナンバーが「No.F37(-1)」だったので、その名残なのではないかと思われます。

 なお、LP400のトミカ(No.F37-1)のリア側ナンバープレートの刻印は「LP400」となっています。

 車体後部のエンジンフードは開閉仕様となっています。



車体底面

 「ランボルギーニ カウンタック」のトミカは、まず最初に「ランボルギーニ カウンタック LP400」(No.F37-1)が1977年10月に発売されています。(1980年1月に販売終了)

 その後、1978年4月に、このページでご紹介しています「ランボルギーニ カウンタック LP500S」(No.F50-1)のトミカが発売され、1987年1月に販売終了となって同時に「No.F12-3」へ移行して前後オーバーフェンダー付きのトミカとなり、その後さらに、1988年1月に「No.92-2」(1995年1月まで販売)へ移行するという経緯をたどっているようです。








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