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マツダ コスモ パトロールカー
(日本製)
1971年8月に発売された「マツダ コスモ パトロールカー」(No.45)のトミカ(日本製/No.45-1)です。
このトミカは、マツダの自動車のパトカーの記念すべきトミカ第1号のモデルとなっています。
パトカーのトミカとしては、「クラウン パトロールカー」(No.4-1/1970年8月発売)、「ニッサン フェアレディ パトロールカー」(No.44-1/1971年7月発売)に次いで3番目に商品化されたパトカーのトミカとなっています。
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フロントビュー |
このトミカは、左右ドア開閉とサスペンションのギミック(仕掛け)が備えられています。
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(パッケージ表記)
マツダ コスモ パトロールカー
MAZDA COSMO PATROL CAR
tomica 45 Japan
S=1/60
OPENING DOORS/SUPER SPEED/
SUSPENSION
ドアー開閉/スーパースピード
/サスペンション
(車体底面)
COSMO SPORT
tomica
NO.16 S=1/60
MADE IN JAPAN
発売時価格 ¥180円
発売期間 1971年8月~1977年10月
2024.03.22現在
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このトミカは、マツダ(当時の正式社名は東洋工業株式会社)が1967年(昭和42年)5月から1972年まで販売した初代「マツダ コスモスポーツ」の、1968年7月にマイナーチェンジにより登場した後期型(L10B型)がベースのパトカー仕様のトミカとなっています。
「マツダ コスモスポーツ」の実車の生産台数は多くはありませんが、ネット上で調べてみると、実車のパトカーが警視庁や広島県警に実際に導入されて、高速道路での取り締まりなどに使用されて活躍したようです。
「マツダ コスモスポーツ」は、国産車初のロータリーエンジン搭載車として発売された2シータークーペで、日本の自動車の歴史にその名を刻む名車の1台となっています。
駆動方式はFR、エンジンは最高出力110馬力(PS/後期型は128PS)の「10A型」ロータリーエンジン(491cc×2)を搭載し、変速機は4速MT(後期型は5速MT)、最高速度は185km/h(後期型は200km/h)となっていたようです。
「マツダ コスモスポーツ」のトミカは、一番最初に「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)として1971年6月に発売されて、1974年11月まで販売されています。
この「マツダ コスモ パトロールカー」(No.45-1)のトミカは、「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)のトミカが発売された2ヵ月後の1971年8月に発売されて、1977年10月まで販売されています。 |
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上部ビュー |
屋根上には、赤色系のクリアパーツが使用された円筒形の警光灯が取り付けられています。
フロント先端部上面に貼られた警察章のシールと、車体各部に貼られた「警視庁」と書かれたシールは、パッケージに同梱されていて、自分でトミカ本体に貼り付けるようになっています。 |
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左右サイドビュー |
写真のトミカのホイールは、1971年の後半期から使用されるようになった「1Eホイール」となっています。
このトミカの発売当初のモデルは、とても希少価値の高い「1Aホイール」のバリエーションとなっています。
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ドアを開けた状態 |
「マツダ コスモスポーツ」の実車は、当時としては未来的なデザインがカッコよくて人気があったようで、1971年4月から1972年3月までテレビ放送された円谷プロダクション制作の特撮ウルトラシリーズ「帰ってきたウルトラマン」に登場した、「怪獣攻撃隊
MAT」(Monster Attack Team/マット)の隊員が乗車する特殊車両「マットビハイクル MAT-VEHICLE」は、「マツダ コスモスポーツ」(L10B型/後期型)をベースとしています。
また、2009年6月に公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」に登場する「NERV官用車」は、「マットビハイクル」同様に「マツダ コスモスポーツ」がベースとなっていて、ドア部分には「NERV(ネルフ)1971」のロゴマークが描かれています。
この「1971」という数字は、庵野秀明監督が1971年4月に放送が開始された「帰ってきたウルトラマン」がお気に入りだから、と言われているようで、ネルフ官用車として「マツダ
コスモスポーツ」が採用されたのは、庵野監督が好きな「帰ってきたウルトラマン」の劇中に登場する「マットビハイクル」が、「マツダ コスモスポーツ」をベースとしていることが理由のひとつ、とも言われているようです。
上記の2つの車両はいずれもトミカとして発売されています。
☆「マットビハイクル MAT-VEHICLE」(復刻版)のレビューページはこちら♪
☆「ドリームトミカ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 NERV官用車」のレビューページはこちら♪
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ドアを開けた内部の様子 |
インテリア(内装)は、ハンドルやフロアシフト、シート(座席)などが赤色のプラパーツで再現されています。
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リアビュー |
リアバンパーを中心にテールランプが上下に分かれたデザインが特徴的です。
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車体底面 |
車体底面(裏板)には「NO.16」の刻印があります。
このことは、このトミカが、1971年6月から1974年11月まで発売・販売された「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)のトミカがベースとなっていることの表れとなっています。
☆「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)のレビューページはこちら♪
なお、「マツダ NEW コスモ スポーツ」(No.16-1)のトミカが1974年11月に販売を終了して絶版となってからは、このトミカの車体底面(裏板)の「NO.16」の刻印は「NO.45」へと変更されているそうです。
また、写真のトミカは、裏板が「はめ込み」式となっていますが、このトミカの発売終盤のモデルは裏板が「カシメ」式に変更されているそうです。 |
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