飯田線(JR東海) 各駅探訪~温田駅(温田-田本) 鉄道関連趣味の部屋♪
このページでは特に飯田線の温田駅(温田-田本)周辺の様子を撮影したり撮り鉄した写真画像などを掲載しています♪
温田駅は、現在、特急「伊那路」の停車駅となっていて、駅周辺には家屋や公共施設が多くあって山間部にある町となっています。
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飯田線(JR東海) 温田駅 ぬくた Iida Line | ||
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温田駅 【豊橋起点:102.2km】 2016.08.14現在 ~☆なお、以下に掲載する写真は特筆が無い限り同じ日に撮影した写真になります。 長野県下伊那郡泰阜村(やすおかむら)温田にある飯田線の温田駅(ぬくたえき)です。 上の写真は、温田駅の駅舎の様子を、同駅の北側から撮影したもので、写真左方向(北東)が田本駅方面(天竜峡・飯田方面)、右奥方向(南西)が為栗駅方面(中部天竜・豊橋方面)になります。 温田駅は、1935年(昭和10年)11月15日に、三信鉄道が門島駅から延伸した際の終着駅として開業され、1936年(昭和11年)4月26日に三信鉄道が満島駅(現在の平岡駅)まで延伸された際に途中駅となり、戦時中の1943年(昭和18年)8月1日には三信鉄道線が飯田線の一部として国有化されて鉄道省の駅となりました。 戦後は、1949年(昭和24年)6月1日に発足した日本国有鉄道(国鉄)の駅となり、1984年(昭和59年)1月16日に貨物の取り扱いが廃止、翌年1985年(昭和60年)3月14日には荷物の取り扱いも廃止され、そして、1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化により、現在のJR東海(東海旅客鉄道)の飯田線の駅となっています。 その後は、1998年(平成10年)3月31日に無人駅化、2003年(平成15年)6月2日から駅舎の農協(JAみなみ信州)への貸与が開始されるなどの経緯を経て、2005年(平成17年)10月1日からは、それまで正月やお盆のみの臨時停車だった特急「伊那路」が通年停車となり、現在に至っています。 温田駅は、島式ホーム1面2線の地上駅で、側線も有り、飯田線の保線作業拠点となっているようです。 現在、温田駅の近くには温田郵便局や泰阜村南多目的集会センター、長野県阿南警察署があり、また、同駅の西側を流れる天竜川に架かる「南宮大橋」(なんぐうおおはし)を渡った先には長野県立阿南病院、長野県阿南高校、南宮温泉などがあり、温田駅の2018年度の1日平均の乗車人員(長野県統計書)は225人と、このあたりの飯田線の駅としては利用者が多くなっています。 |
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温田駅の駅舎を南側から見る 上の写真は、温田駅の駅舎の様子を、同駅の南側(為栗・豊橋方)から撮影したものです。 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 写真に見える温田駅前を通る道路は、長野県道244号温田停車場早稲田線と長野県道1号が重複している区間だと思われ、写真奥のほうや手前側のほうで本来の長野県道1号に合流していて、長野県道1号は、北は天竜峡方面へ通じています。 駅舎の手前側には、「マルト ハイヤー」さんのタクシーが駐車しています。 また、写真右側のほうには、阿南町南部公共バスの「温田駅前」バス停が見えています。 阿南町南部公共バスは、通学や通院のための交通手段として阿南町と飯田市を往復している路線バスで、温田駅前からは南は国道151号、国道418号を通って売木村役場近くの「こまどりの湯」まで、北は阿南町役場、国道151号を通って下條村、天竜峡を経由して飯田駅前まで運転されていますので、地域の交通手段として非常に重宝されていると思います。 余談ですが、俳優、タレントの「峰 竜太」(みね りゅうた)さんは下條村出身で、国道151号の沿線には、峰竜太さんの実家の「スーパーさかや」さんが発売元の「竜太ワイン」の広告看板が立っています。 なお、飯田線の前身である三信鉄道(天竜峡~三河川合)の建設時(鉄道敷設工事は1929年/昭和4年8月着手)に、測量技師として活躍したことで知られる川村カネト氏(三信鉄道から1928年/昭和3年3月17日に建設部技術係に任命)が初めてベース基地を設けたのが、この温田駅近くだったのだそうです。 川村カネト(カ子ト)氏は、1928年(昭和3年)4月には天竜峡に来ていたようで、同月には測量を開始、翌年の1929年(昭和4年)12月には無事に測量を終えたようです。 おそらく、当時の頃から、このあたりは町として栄えていて、食料など日用必需品を調達するのに向いていたと考えられます。 川村カネト氏は、無事に測量業務を終えた後も、天竜峡~唐笠間の工事現場監督として大林組に雇われ、活躍したそうです。 川村カネト氏の活躍は飯田線の歴史を語る上では決して欠かせないもので、多大な苦難を乗り越えての職務遂行だったことを忘れてはならないと思います。 伝え聞くところによると、もちろん、この地域の険しい地形が測量作業を困難にさせたことは容易に想像できますが、川村カネト氏率いる測量隊は、その他、イノシシやサル、マムシ、ハチなどの動物や昆虫の襲撃を受けることもあったそうですし、天竜川の水運が大雨などにより滞ると食料調達のため遠く水窪まで足を伸ばさないといけなかったり、この地域に農家がほとんどいなかったことにより、野菜不足による栄養失調にも悩まされたそうです。 2023.10.02現在 |
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温田駅付近から南西方向を見る 温田駅南側の阿南町南部公共バスの「温田駅前」バス停がある付近から、南西方向(為栗・豊橋方向)に見える風景を撮影したものです。 写真左側のほうに飯田線が通っています。 かつては、飯田線に沿うように、天竜川左岸(東側)に人や馬が通れる程度の竜東線(長野県道満島飯田線。龍東線や平岡線とも記述される)と呼ばれた街道が、平岡~為栗~我科~温田~田本~門島~唐笠~金野~千代を結んで通っていたそうですが、写真に見える温田駅前を通る道路が、かつての竜東線を転用したものであるかどうか、個人的には非常に興味があるところです。 また、かつては、温田駅~為栗駅間の温田駅から約1.3kmあたりのところに我科駅(がじなえき)がありましたが、開業からわずか約7年3ヵ月後の1943年(昭和18年)8月1日に廃止となっています。 詳細は当サイトの「飯田線 各駅探訪~為栗駅(為栗-温田)」のページの最下部のほうでご紹介しています。 2023.10.02現在 |
温田駅の駅舎を西側から見る 現在の駅舎は、昭和レトロ感があって非常に趣きがある駅舎となっていますが、温田駅開業当初からあるものではなく、1955年(昭和30年)12月頃に改築されている可能性があるようです。 なお、1956年(昭和31年)3月改築という情報もあるようです。 改築といっても、外壁を取り替える程度の簡単なものだったとしたら、姿形(すがたかたち)は開業当初の駅舎のままなのかもしれません。 2023.10.02現在 |
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温田駅の駅舎を北側から見る 写真奥方向が南方向で、為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 写真右下のほうに、天竜川方向の西方向の景色が見えるスペース(温田駅前広場)があります。 ここから西方向に見える風景は、このページの最下部のほうでご紹介しています。 |
温田駅の駅舎出入口付近の様子 駅舎出入口付近には郵便ポストが設置されています。 |
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駅舎内の待合室の様子① 写真右奥のほうにホームへの出入口が見えています。 待合室には、長椅子(ベンチ)、時刻表、普通運賃表などが設置されています。 温田駅の駅舎は、2003年(平成15年)6月2日から農協(JAみなみ信州)への貸与が開始されているようで、写真右側に見える旧窓口・改札口があった場所(部屋)には、現在は売店の「高島屋」さんが入居しています。 |
駅舎内の待合室の様子② 写真左奥側に、駅前を通る道路への出入口が見えています。 写真中央奥あたりに見える窓の向こう側あたりの場所(道路脇/温田駅前広場)からは、温田駅の西側を流れる天竜川の対岸(右岸側)に広がる風景を見ることができます。 |
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駅舎内に入居している売店「高島屋」さん 日曜日や祝日は基本的にお休みのようで、この日は開店していませんでした。 写真左側が駅舎のホームへの出入口、右側が駅前を通る道路への出入口になります。 |
構内踏切から駅舎方向を見る 駅舎とホームは構内踏切で連絡しています。 写真右側に見える、出入口が2つある白っぽい建物はトイレとなっています。 また、駅舎のホーム側出入口の手前右側には、切符回収箱が設置されているのが見えています。 写真右方向が田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 |
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構内踏切から見る温田駅のホームの様子 写真奥方向が南西方向で、為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 温田駅は、島式ホーム1面2線の地上駅で、側線も有り、当駅の南西側には「JR東海 飯田工務区 温田保線支区」があって、飯田線の保線作業拠点となっているようです。 写真に見える線路は駅舎側にある1番線で、下り「天竜峡・飯田方面」となっています。 |
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構内踏切の駅舎寄りから田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 飯田線の駅の中でもトップクラスの秘境駅として知られる田本駅は、この先約2kmあたり(キロ程)のところにあります。 |
構内踏切の駅舎寄りから為栗駅方面を見る 写真奥方向が南西方向で、為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 写真に見える線路は駅舎側にある1番線で、下り「天竜峡・飯田方面」となっています。 |
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ホーム入口付近の様子 写真奥方向が南西方向で、為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 構内踏切からホームへ上がる通路はスロープ(斜路)となっていて、写真のように表面には大きく「上り 佐久間 豊橋方面」、「下り 天竜峡 飯田方面」と書かれていました。 写真右側が1番線、左側が2番線になります。 また、写真右奥のほうには、温田駅の南西約400mあたり(直線距離)のところの天竜川に架かる「南宮大橋」(なんぐうおおはし)の大きな主塔(高さ75m)が見えています。 |
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温田駅のホームへ上がる場所から田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 写真右奥のほうに2番線から側線が分岐していますが、側線の先には保線作業用の車両が置かれ、車庫あるいは倉庫のような施設があります。 なお、写真手前側に大きな置き石(岩)があって存在感がありますが、こちら側からは特に銘文などがあるようには見えず、きちんと調べてみれば、何か由来がわかるかもしれませんが、なぜここにこのような岩があるのか不明です。 【追記~2023年11月20日】 その後、ネット上で1970年(昭和45年)8月に温田駅構内を撮影した古い写真を見ることができました。 その写真を見ると、大きな置き石(岩)の左後ろぐらいのところに「県立公園 南宮峡」と大きく書かれた、高さ2m、幅30cmくらいで最頂部が三角形の大きな柱型の立て看板が設置されていました。 また、写真に見える石(岩)の下のほうには「大きな声で指差確認」と書かれた横長のものが置かれていました。 なお、写真右側に見える石積みの擁壁は、当時から変わらずあるようです。 |
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ホームに上がった場所から田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 実際に田本駅がある場所は、写真左端奥のほうへ直線距離約1.5kmあたりのところになります。(温田駅~田本駅間のキロ程は2km) 写真左側のほうに駅舎のホームへの出入口付近と、駅舎の北側にあるトイレの建物が見えています。 駅舎とホームを連絡する構内踏切の様子がよくわかるかと思います。 |
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ホーム北東端側から為栗駅方面を見る ホーム北東端側(田本・飯田方)から為栗駅方面(平岡・豊橋方面)を見た、ホーム上の様子です。 |
ホーム北東端側(田本方)から駅舎方向を見る 温田駅は、特急「伊那路」が通年停車(2005年/平成17年10月1日から)する駅だけあって、このあたりの飯田線の駅としてはしっかりした造りの駅舎が建っていますが、当駅は1998年(平成10年)3月31日に無人駅化されて現在に至っています。 |
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ホーム上の駅名標(田本方)がある場所あたりから為栗駅方面を見る 写真奥方向が南西方向で為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 写真右奥のほうには、電柱が写っていて見えにくいですが、温田駅の南西約400mあたり(直線距離)のところの天竜川に架かる「南宮大橋」(なんぐうおおはし)の大きな主塔(高さ75m)が見えています。 |
ホーム上にある待合所 屋根と側壁のあるタイプの待合所となっていますが、出入口にはドアや扉などは無いようです。 温田駅は、駅舎内にも待合室が設けられています。 |
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ホーム上にある待合所内部の様子 待合所内部には、長椅子(ベンチ)が設置されています。 |
ホーム上の駅名標(為栗方)がある場所あたりから田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 |
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ホーム上の駅名標(為栗方)がある場所あたりから田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 写真左奥のほうに温田駅の駅舎が見えています。 |
ホーム上の駅名標(為栗方)がある場所あたりから為栗駅方面を見る 写真奥方向が南西方向で為栗駅方面(平岡・豊橋方面)になります。 写真右奥のほうには、温田駅の南西約400mあたり(直線距離)のところの天竜川に架かる「南宮大橋」(なんぐうおおはし)の大きな主塔(高さ75m)が見えています。 |
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ホーム南西端側から為栗駅方面を見る 温田駅の為栗方(平岡・豊橋方)で、当駅の1番線と2番線が合流して、為栗駅方面(平岡・豊橋方面)に向けて単線となっていることがよくわかります。 また、1番線と2番線が合流・分岐している場所のさらに奥のほう(為栗方)で、写真右側のほうに見える側線が分岐していて、側線の脇(右側)にはレールなどの鉄道用の資器材が置かれているのが見えています。 そのほか、レールなどの資器材が置かれている敷地の奥のほうには、それらに関連する事務所のような建物も見えています。 ネット上で調べてみると、ちょうど写真右奥あたりの場所に「JR東海 飯田工務区 温田保線支区」があるようです。 |
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ホーム南西端側から田本駅方面を見る 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 写真左端奥の遠方に見える山上(山頂部分)には、少しわかりにくいですが、泰阜村立泰阜小学校の建物が見えていて、秘境駅として知られる田本駅は、ちょうどその小学校の真下のほうにあります。 なお、泰阜小学校のすぐ隣には、泰阜村立泰阜中学校もあります。 |
温田駅構内の田本方(北東側)にある保線作業用車両の留置場所 ←写真左 左の写真は、温田駅前を通る道路から撮影したもので、写真奥のほうの温田駅構内の田本方(北東側)には、保線作業用車両と思われる軌陸車(きりくしゃ)などが見えています。 青色基調のトラックがベースの軌陸車のドア部分には「JR」と書かれていました。 写真奥方向が北東方向で、田本駅方面(天竜峡・飯田方面)になります。 なお、温田駅の駅舎は、写真手前側にあります。 |
田本駅方面から温田駅に到着する213系5000番台 田本駅方面(天竜峡・飯田方面)から温田駅(2番線)に到着する、213系5000番台(H1編成・2両編成)の普通列車です。 温田駅の駅舎とホームを連絡する構内踏切の駅舎側にて撮影。 なお、下の2枚の写真は、温田駅に停車中の様子(左下)と、温田駅を出発して為栗駅方面(平岡・豊橋方面)へ行く様子(右下)を撮影したものです。 |
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温田駅周辺の様子 | |
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南宮大橋 上の写真は、温田駅の南西約400mあたり(直線距離)のところの天竜川に架かる「南宮大橋」(なんぐうおおはし)で、南宮大橋は長野県道1号が通っています。 写真奥方向が西方向で、南宮大橋を写真奥方向へ渡った先は阿南町になります。 写真右下に見える長野県道1号に直角に交差する道路を右方向(北東方向)へ約250mほど行くと、温田駅があります。 写真左奥の天竜川の対岸(右岸)には長野県立阿南病院が見え、写真右下の南宮大橋の北側(写真右側)には「南宮神社」が見えています。 「南宮大橋」の存在感は圧巻で、とにかく天竜川沿いを初めて訪れる時は、天竜川に架かる大きな橋であったり、トラス橋や吊り橋などそれぞれ個性のある橋が、この地を訪れる人々にその姿を強く記憶に印象付けるものがあると、ただただ驚くばかりです。 「南宮大橋」(なんぐうおおはし)は、天竜川の中州にある「中ノ島」に建てられた高さ75mの主塔を有し、主塔から48本のワイヤーが張られた斜張橋となっています。 斜張橋(しゃちょうきょう)とは、塔から斜めに張られたケーブルを橋桁に直接つないで支える構造の橋なのだそうです。 現在の南宮大橋は、1995年(平成7年)6月に、かつてあった南宮2号橋から架け替えられたそうで、南宮大橋の主塔がある中州の中ノ島は昔は「南宮島」とよばれ、南宮神社が祀られていたそうです。 この場所は、古くは南宮峡と呼ばれる景勝地で観光船が発着するほど賑わいをみせていたそうで、1897年(明治30年)に初めてこの場所に架けられた橋は、中州の中ノ島を境に架けられた木橋と吊り橋の2つの橋で、私設の有料橋となっていたそうです。 なお、1885年(明治18年)に作成された古い絵地図には、この南宮大橋が架かっている場所あたりの天竜川に「渡シ」と書かれていましたので、かつては渡し舟があったものと思われます。 2023.10.02現在 |
温田駅の西側に見える牧歌的・ファンタジー的な風景 上の写真は、温田駅の北西側にある、道路脇の少し開けた場所(温田駅前広場)から西方向に見える風景を撮影したものです。 写真は逆光気味になってしまっていますが、個人的にはとても美しい風景だと思っています。 これまでの大嵐~平岡~為栗地区のような天竜川近くに山々が迫る風景と異なり、山深い天竜川にいるはずなのに空は開け、大河の天竜川沿いにも関わらず急峻な渓谷ではなく、沿岸に見られる緑溢れる緩やかな傾斜地、そしてその傾斜地に程良く点在する家屋や樹々群が、ヨーロッパに見られる森林と牧草地が混在するボカージュのような風景を連想させ、また、穏やかに見える天竜川に存在する中洲など、まるでロールプレイングゲーム(RPG)の世界に見られるファンタジーかつ牧歌的、あるいは幻想的な風景に見えてしまいます。 大げさかもしれませんが、ここまで山深い渓谷的な風景を多く見てきた自分にとっては、それぐらいに少し驚かされる風景となっていました。 そうはいっても、我に返れば、温田駅は飯田線の起点駅の豊橋駅から数えてまだまだ45番目、飯田線の駅は94駅あるわけでして、秘境駅とよばれる田本駅、金野駅、千代駅もこの先にあり、飯田線の駅や沿線を巡る旅は、まだまだ終わりそうにありません。 以上、温田駅とその周辺の様子についてご紹介いたしました☆ 次の駅は、全国的にもトップクラスの秘境駅として知られる田本駅(たもとえき)になります。 現在の田本駅は、徒歩で同駅を目指す場合、2つのルートしか無い「秘境駅」となっていますが、かつての田本駅は… 詳細は次の田本駅のページを、ぜひご覧ください♪ 2016.08.14現在 |
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